詩人:黒夢 | [投票][編集] |
僕は言う。
「永遠」なんてもの所詮はその場限りの鎖だ、と。
僕は言う。
きっと「永遠」なんてありえない、と。
繰り返す日々に思い始める、「矛盾」。
ありえもしないものを追い続ける、「虚しさ」。
誰かを想う事で安定する、「心」。
誰かを憎むことで成り立つ、「精神」。
全ての感情をもつ僕等が望むのは、「永遠」。
ただ、それだけを望む。
僕は思う。
「永遠」があるかないかなんて誰も知らない、と。
僕は思う。
「永遠」を「永遠」と思うかは個人の思いの違いだ、と。
それを承知で僕はまだ言う。
「永遠」なんてものは
人の思いを一時的に満たす薬でしかない、と。
「本当の永遠」なんてきっと
僕等の手には届かない、と。
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君は一体、何を望んでいる。
そんな血にまみれた
強い想いを抱えて。
僕は一体、何処にいるのだろう。
こんな叶うはずのない
儚い願いを抱えて。
互いに
今にも壊れてしまいそうな
小さな十字架を握り締めて。
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目を閉じても差し込んでくる太陽が
僕の思考を邪魔する。
眩しいなあ。
だったら、日の当たらない所に移動したらいい。
暑いなあ。
さっさと日陰に行けばいい。
でもね、
この体が動いてくれないんだよ。
まるで僕の体じゃないみたいだ。
汗が流れて、鬱陶しい。
早く拭けばいい。
頭ではそう考えてるのにね。
倒れそうだ。
頭がくらくらする。
早く、早く。
そう考えるほどに僕の体は重くなる。
疲れた。
めんどくさい。
そう考えることすら
労力を要するなんて。
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思いついた言葉達。
全てまとめて手紙を書いた。
「好き」「嫌い」「ありがとう」「こっち向いて」
「側にいて」「ごめん」「愛してる」
それでもまだ、伝えきれない想いが
僕の中に溢れている。
言葉に出来ない想いだってある。
書き表せない想いもある。
そんな想いは
時間をかけてゆっくり
言葉に変えるから。
そうして
一番に君に伝えるから。
今は
伝えたい想いと気持ちを
書き綴って
君に送ろう。
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初恋というものを迎えてから
随分と、長い年月が過ぎた。
消えない想いを抱えたまま
今尚、流れる涙はあの時の温かさのまま。
生温く、半端に優しい。
涙を流して流して。
それでもやはり、忘れることは出来ず。
再び出会った気まずさの中で
僕等は曖昧に笑った。
あの日言えなかった想いと
今、伝えてしまいたい想い。
きっと
その左手の薬指に何もなかったら
何の躊躇いもなく伝えていただろうに。
流れていった涙が
今度は冷たくて。
上気した僕の顔を
冷やしていった。
長い長い初恋が
ようやく終わってくれた。
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堕ちていく。
翼をちぎられ
その四肢には自由を奪う為の鉄の枷。
もう二度と
はえない翼の代わりに
狂った愛をあげる。
俺の為にそこにいて?
俺ただ1人を愛したらいい。
その瞳に俺だけが映ればいい。
狂った愛と独占欲。
例えば。
俺達の周りが全て壊れてしまえば。
眼下に広がる崩れた街。
そこに俺と君。
素敵じゃないか。
それだけでいい。
世界なんか壊れてしまえ。
アイシテイルヨ。
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意味のない、繰り返すばかりの日常で。
違えても違えても
まだ、この世界は
壊れることを許さない。
崩れていく世界の中で
消えていくのは
力のない偽善者達。
心を獣に変え
人の生き血をすすり
親の屍を越え
限界間近の精神で
僕等はどんな唄を歌おう。
きっときっと
これまでにない
素敵な唄が
この耳に届くよ。
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失って初めて気付いたよ。
僕を包んでた温もりの大切さ。
そうやって後悔しても
僕が失ったものは戻ってこない。
ただ時間だけが
異常なまでに早く過ぎていく。
心だけが
時間の流れについていかない。
このまま時間が止まれば。
あの日以上に
僕はそう願うよ。
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『会いたい』
そう思うことさえも
貴方にとっては鬱陶しいことなのですか?
私だって1人の人間なんです。
貴方の都合の良い人形じゃないんです。
『聞かせて欲しい』
そう伝える瞬間でさえ
貴方にとって煩わしいことなのですか?
言ってくれないと不安になるんです。
伝えてくれないと怖くなるんです。
『伝えさせて欲しい』
別れを言わせてもらう時でさえ
貴方は私を見てはくれないんですか?
私が男の人に理想を持ちすぎてるのかもしれません。
解らない、貴方の心。
一度だけでいいんです。
私の目を見て、私の言葉を聞いてください。
そう願うことさえ
貴方にとっては面倒なことなのですか?
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僕に神様なんていない。
それでも
かけてくれたその言葉が
支えてくれたその腕が
抱きしめてくれたその温度が
何よりも温かいと知っている。
だから
貴女だけが僕の世界。
貴女だけが、僕の光。