詩人:雪 刀寿 | [投票][編集] |
詩韻を集めて 流れのくすぐりをつかまえた
メイドオブ・君の吐息、で、くらくら来る
おのろけ話のスイング・エキスが、
ゆらいで目の前を ただよう
あったかいシーツ
甘い匂いのする枕
夜空にふたっつ 並べて浮かばせて
上を見つめて アレコレはなそう
うつぶせで浮いてる感じ
枕そろえてかしこまる新婚ちょい手前
おまかせ夢街道
たよりは星間から やってくる
首根っこが紺銀の空に ふわり飛んで、
手のひらが 月のひとすじと握手するとき
さようなら、憎しみ・もどかしさ
生きてて野暮用
ほのかにふるえる両胸の置き場所が、
どこか、遠くからの時間から さかのぼる感じ
そそと くちびる すぼめる、よ
おしとやかにタックル
そっと 惑星の喜び光に 抱きつきたい
いつか 宇宙で居酒屋ひらこう
星たちも酒ずきさ きっと にぎやかずき
いにしえからの洞窟エコー
眠り姫の蒸気かがせる宵・かおりのヤムチャ一杯、”ありがとう”円。
こぼれびの波調で酔わせる
君の友の笑みに取り囲まれたら、果ててもいい
これは、本を作る本さ
なぞりがき
プロセスが輝き、長く続くから
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ざわめく風のない日に
そっと走らせるハンドル
ずっと待つさ
ふる氷しずくのまにまに
ころげてゆける
ちからいっぱいの思い
君とくっつき生き延びたい
クリスタルな冬デイズ
寒さ熱、ほのかでビューティー
叫びも こごえ、
氷の吹き出しドラマが、寝顔の僕らをはかなく光らせ、
抱きつく白い息で化粧の
忘れぬ姿
おびえた すがりつき
どうにも かなえられぬ、完全なピラミッドラブ
百人家族であったまりたい
だんろ・・・
0から友人と二人でスタートするんだ
さあ、走ろう
走ってゆこう!
あの海むこうのシャンデリアムーンまで、、
待ち合わせに 十度でも
連続写真シーンで生まれ変わって駆けつけるつもりなほど、
狂おしい
あつかましさまみれのヒートスパークで
君のセーターを あっため 続けたい
そして今
春のぞむ ひだまりで
逆光線にじっと気を寄り添わせて、
ランダム語りにのぞく さみしさ
がらんどうの心 うめる ステップ 行き惑い からめ、
ハンドルをかぐわしく撫でてみる
なぜか春の光がふと笑い
遠い夜のおくからの便りが来そうで、
こぶしをゆるめ、ウインクまぶたを すっきり届かせたい道
悲しみ出して そこへにぎわい 詰め込もう
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いつかあの世に生まれるのか?
あぁ、 そう言えば、 生きてたな ぼくらは
休み ときどき 遊び
起こしてくれて サンキュ
生涯 寝ぼける所だった
ぼくらは誰かな?
人間の形らしき物
そうだっけ?
あ、思い出したよ
そんな感じ
けど、心をうつして 何にでもなれる
いろいろ そこいら見てみなよ
世は夜 見えないものがあり過ぎる
恋する君を気取るなよ
ぼくは なにげなく寄り添う人でありたい
ん? ぼくより駄目な人、いなかったの?
恋は おどろき いつも
でっかくて、じゃまっけだな
恋までいかない
こぃ = 子 = 小
身がまえたくないだろ?
手を洗っても うがいしても、前と同じ
会話でもない
立派な話でも 別に ない
ただの空気
たのしい たゆたい
はざまのむだ
ひまつぶし クッション
きがねなくリラックス
夫婦でもない 存在してるだけ
あ、そう。
ほっ
一皮むける夏を遠目に追いやって、
妄想も現実さ
べったり あかっぱじどうしのライフ・ロード
架空の世界も、
自然と戯れれば、
カンとコツが身に付く
変身ごっこも、かなり体験した
詩で化ける 風に舞うほこりや鳥月
引っ込みじあん でも、 気は まろやかに駆け巡る
心は、全身すっぽり の こと だよね!
そうさ、そう、成ろうとする時、輝く
たとえ ぼくら、最後は火葬場で焼かれたって、
宇宙じゅうの 港ミナトに降り立って、
つぶつぶで こなごなに散ったって、
生きていようぞ
身体が計画する
ぞくぞくする期待感と希望が見える
裸でむき出し自由な自然
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ふぶく夜に、ドアの ことことと 話し続けるのさ
ゆうれいのつぶやきもキコエル
ふところの布団のぬくもり・・君に届け、
枯葉を集めて 熱く燃やしたいね〜
親鹿がひと声で 森のこりすを呼ぶように、
自分が頼もしく 君を呼び寄せたい
この冬に去る夏の暖かい火を持ってきて、
ふつふつ くべ、
肌の中にしまった フィーバーを振り回して、
やんちゃ魂で 聖歌リレーなみに回す
大きく自然家族をにぎりこむような友人
思い込みはずす 自然の自由の発見
そっと飲む茶の しずくに、たらす
薬笑い
寒いので コチコチをほぐそう
少しは 遊ばないとな
ゆるく ふざけ、
きまじめなばかりじゃ、まろみがない
こわばって、おぞけにふるえてた ぎくしゃく青春だったわけだ
しめすぎて、 きつい諸事情も、 今夜限りでおさらば
明日からは、ぜいたくな 吐く息を荒くする けもの道をゆく
木の実しゃぶって 川の冷水で とける とろける
シロップ シャワー あびんのさ
ああ、・・・あまったるく ユウウツ・・・
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そっと しといて
そのまま
あなた
なにもしないでいて
じっとただ まっすぐしていて
私のあなた・・・
ゆっくり じっくり
つまさきを交差しあって
でも、
見ないでいて
見つめたら、
すべてが消えるかも
うぶげのくすぐり ほど、びみょうなナイーブさ
寒さのお祝い
ほどよく冷えた空気と この水たちに 生かされてる ぼくら
ジンライムの香りを贈るよ
春待ち あこがれ瞳に向かって
シルバーに凍えさせよう 目の冬眠 とどめろ
とれたての愛光を 今このときにプッシュ!
気を込められるのは、ジャングル・スカイだ
太陽ばれが うつる うみべ
ぼくらだけの心地よさがあって、
ここから見たナチュラルさを どんどん ゆっていこう
〔 〕
隣にいた君が、今しも 指先全部で 抱いてくれようとしてる!
そんな雰囲気を残して、後ろ向いて 遠ざかっていった
おいすがるように ぼくがゆく
もう 誰にも言わない
言葉じゃ出来ない
今世紀の はじっこに、うずくまって まぶたを閉じよ
なん億もの年月を ひっくるめて、
時間の気持ちに近いはずだから、
たくさんあったのが、フェイドアウトしてゆき、
いつしか これっぽっちも なくなってしまう
君は春で待ってる
ぼくも芽生えるさ、きっと いつかまた
春で会おう
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しろい冬
あわい春
こっから見えないところで
かさなり、
まざり、
とけあう
確かに 感じるね
それを追いかけて
ほのぼの
ピンク空気を見出すのが
たのしみ
「ああ、 なにか飲みたい」
って、
気をひらくとき
うららか
そよ風 うふふ、 ささやく
地球の声
森のしげみから
てもとでころがす
冒険エキス
昼ごはん後の 息抜き
おいしかった くちの のこりあじ
ほのかな うっとり感に 包まれ、
「ちょっと その辺を 歩こうよ」
三月は ひざしアップ・フェスタ
日増しに迫る 大空と 握手すんの
うすみず色に 着替えて すましてるから
クールげ こにくらしい
うれしいし、
悲しい
ささやかな人生だ
肩の髪を そよがせる
ラブ・セリフ いくつか 浮かんだ?
また、初夏に、でしゃばりたいだろ
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春の海は なだらか
ちゃぷちゃぷ 小声で
さあ、話そう って身構えて 誘ってる
はるか 世界と 話をするつもり?
耳すませる鳥たちは、新しい友人
ともに 冬を越えてきた
この夏へのホイッスル、恋人飾り
森から
ゆっくり歩いてきた 空気の流れが
うれしげな はしゃぎっぷりで 青い
ごはんのおかずを 何にするか見つくろってる
家族のざわめきに混ざって 晴れがましさ
おやおや
ゆるやかな坂道を見やれば、
じてんしゃに
とれたて魚料理のっけて
のびやかに くちぶえふかす人も
・・・・こうした 話の流れ
みんな ゆるやかな 散歩 さんざめき
さんさんごご に
一息つく いなか だべり
こっちから あいさつしようか
むずがゆい ほほえみ 胸のうち
さざ波に 広く 太陽は きらめき
宝石スケールの まばゆさを
てのひらで つかむ ぼくは、
あなたへ届けたくて
思いをこうして
こすって 飛ばす
長くなる
のどけさ
ゆったり
ハートに浮かびますか?
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人を好きになるって、・・・・
はかなげで、
冷たい悲しみが、深く、
胸がキューンと締め付けられる
ほっとする夜に、魂がざわめく
し、・・・・・静かに・・・
こわいのに、暗い深海にもぐっていって、ちっとも息せずに、暮らせちゃえそうなほど、
いた・ぐるしくって
自分自身の、秘めたふところの影のスクリーンに、じっとうずくまる仕草に 似てる
こういう、恥ずかしげなパワフルさがみなぎる体験を、
分かった話で、
目と目があった
ぼくらの炎の燃え上がり が、はずむような談話
この春夏の、青空フェスタ・分かち合い・お洒落さ、
で、飾ろう
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指をつないで下さい
一緒にくちびるをゆがめようよ
文句を元気よく言い合う仲でいよう
同じセリフをたどろうぜ
この淡い胸は、いつでも忘れない
詩で飛べる癖が とても好き
夏の蒸し暑さも、吹き飛んじゃう
こういう喜びは 捨てれない
ソーダ水みたいに夏空に浮くの
ぼくらの吐息は、好きとか嫌いとかをも超えてゆき、
あやうい部屋の箱の中で、光り輝くガラスケースのきらめきと同じ
一瞬でいい
飛びつければ
刹那の夢・・・・・あぶくに、からだじゅうを ひたす こころよさ
お互いに許し合おう
浮気も、邪推も、思い違いさえも
ここにあるすべてを、あげる
親兄弟が追いすがる 足の引っ張り合いも、 もはや、 めらめら燃え上がる炎の 向こう側に かくれてしまって、 見えない
浮きあしだつ
はじける全身
これほど激しいので、はずみで 消えかかり、
小さくなって、けっこうしつっこく 何度も繰り返される
これが恋なの?
果てなく甘い
アマちゃんと呼ばれ、甘やかされ
恋の味は格別だね
無敵!
宇宙圏外まで逃げられそう
誰にあげてもいいくらい 破れかぶれ
危うくて、つたない
たわむれ 火遊び おゆうぎの延長
夏の終わりに もう 思いを馳せ、
薄く伸びる影・・・
涙を流し、 心をふんわり刺す 「これは夢か?」の疑い
くすぶるピンク・スチーム
大人は まゆをひそめ
詩の文字を全部で紙飛行機にして、翔べるかい?
自分らだけが分かる地図で 里の国を作り続け、 世界じゅうと 世界の外までをも 旅しよう
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春にあこがれた人々は、勢い余って 夏を病的にこじらせた
ちゃんと の つもりで 抱きしめてたのに
離れてしまったあなたの心
残され、穴のあいた この胸は、
夜露で しとしと 濡れそぼる
社会で 大人の誰かが 言った
「きれいな 花たちは 腐った泥土のしたのほうから にょきにょき出て ございまするのだよ」 あぁ
響く静寂
うっすら ちっぽけな歓喜
透明に、すき通った時間のなかで、
遥かに遠く このあたりの空気を包む、新しい期待感
ぞくぞく
思う春
考える夏
夜も、熱波で駆け巡り、
悲しい楽しみ が、
にぶく 電撃に 性器と肛門のあいだを 走り抜く
夏に出す熱
地球の風邪と知恵熱