詩人:里雨夜 | [投票][編集] |
夜が明けた
今まで真っ暗だった外界の景色が
左から順に姿を現していく
小鳥のさえずりが別れの時を刻んでいく
山々に囲まれたここからは朝日は見れない
だけど
着実に風景の明るさは増し
人々の生活音も増えていく
最期の夜は明けたのだ
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君を求める心を否定して
君への想いを抑えて
辿り着いたのは空っぽな僕だった
辛い気持ちを溜め込んで
溢れそうになる涙を堪えて
行き着いたのは空虚な心だった
失っていた
素直な僕
と
純粋な僕
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別れし人よ
幻の貴方は
僕が知る最期の姿でした
でも
同じ世界で生きていました
そのことに
とても安堵していました
現に戻っても
まだ何処かにいるように思えてしまいます
全て他人事に思えて
嘘なんじゃないかと
錯覚してしまいます
でも
僕は元気で
毎日を過ごしています
別れし人よ
貴方は、もう新たな旅路に着くことが出来ましたか
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僕は
どちらかといえば
冷めた人間だと思う
テンションは上がっても
自分を見失うことはないし
行動より思考が先に立つ事珍しくはない
周囲からも
真面目だと言われる
そんな僕だって
雨に濡れたい時がある
雨に
心洗われたい
心満たされたい
時がある
だから
雨よ
もっと降れ
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もし
時空も
場所も
世界のありとあらゆる制限さえも
超えていけるなら
君の夢にいきたい
君の欲する言葉や行いは
できないだろうけど
君に聞いてほしい
君の素敵なところ
君がかっこいいこと
君を好きだと想うこと
そんな穏やかな告白を
聞いてほしい
もし
すべての束縛を超えられたら
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過ごしてきた日々が
過ごしていく日々が
胸張って誇れるように
過ごしてきた日々が
過ごしていく日々が
かけがえのないものになるように
過ごしている現在(いま)を
諦めないで
人は変われるから