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[197547] ヒューマ
詩人:EASY [投票][編集]

情報の爆撃は
僕たちに突き刺さり

僕たちの優しさは
花を咲かせる


白と黒とが混ざりあい
命の支配の雨が降る


優しいジョークの能力は
IQよりも高く

僕たちの手を
雲まで届かせる


お腹を空かせた子猫の
抱きしめ方を

教えてもらうなんて
僕たちは、必要としないよ


抱きしめ方ぐらい初めから
知ってるから

2022/03/06 09:56



[197546] さんがつよっか。
詩人:与末居 [投票][編集]

__と紡ぐはずだった軌跡。
■■は囚われ始めていた。
溺れに溺れた後には、__の幸せを求めて。
__のやることなすこと全てを、赦した。
結果的に、__は幸せを掴んだ。
■■はそれで幸せなのだから、と。

■■は、本当にそれで幸せなのかい?

2022/03/04 21:01



[197544] 胸ポッケ
詩人:EASY [投票][編集]

人々は知らない振りをする様に
どこか冷たい表情で

優しさを隠してる


深呼吸をしてみてよ
無料だから

胸のポケットにある
温かいものに、手をかざして


何もいらないよ
花を渡せるなら

本当の感謝に
理由なんてないんだ


深呼吸してみてよ
空気は無料だから

太陽が僕たちの胸を、温めているから

2022/03/04 05:53



[197543] きめ細かな長寿
詩人:万田 海斗 [投票][編集]

あらゆる食べ物を集めた
人間は地球と同等な関係
生活は儀式
旅するとエネルギーが、捌ける

念入りにエチケットを敷き
丁寧な節度をもって

安らかな睡眠を抱こう

2022/03/01 20:24



[197540] 矢愛ガエル
詩人:EASY [投票][編集]

君の矢を
この空に向けて放つんだ

輝きの意味を
説明する時

それが一番分かりやすい


君の笑い方は君のもので
君の泣き方は君のもので

それが花開く空の下には
太陽が降り注ぐ


どうしてみたらいいのか
君といつも相談してる

星たちは輝く準備を
怠ることがないし

風は君に耳を澄ませ
花を咲かせることにした


夜は昼より暗くって
冬は夏より寒くって
君は誰より君っぽい


冬の終わりには
春への訪れと同時に

冬との別れがある


僕たちは
その歩みと哀愁を

何となく噛み締めて


白黒無音の映画の様な
微笑みを持ちながら

抱き締める様に生きている


愛は説明を嫌うから



君の矢を
この空に放つんだ

自由の意味を輝きの様に
表現する為に

2022/02/27 00:54

[197536] 記念日
詩人:EASY [投票][編集]

無意識の大きな波が
地球にはやって来る

それを求めるサーファー達の
格好の場所だ


議論が好きな気難しい
愛すべき人間は

自由の意味は議論しない


命を作る工場の
ライン作業は

完璧な人選の
完璧な機械によって

行われている


感情は巧妙に
禁止され

愛と呼ばれる紙幣には
香りを消された味がする


命の意味は
1足す1より疑問にされず

100万回ほど地球を周り
今日この日を迎えてる


今日僕は、君に言う
今日は君を愛してる


今日にしか居ない僕たちの
たったひとつの誓いのように



2022/02/22 17:25



[197535] 動力
詩人:EASY [投票][編集]

世界を動かしたいなら
政治家になるより

自分らしくいるべきだ


5万光年離れた星の
道徳の授業での

在り来たりな一節だ


地球の青さは透き通り
太陽を光らせて

僕たちの振り上げた
拳はそれより赤い色


動物の無垢な目は
瞳と呼ぶに相応しく

沈む夕日の下にある
人情を際立たせ

初恋をする若者の
微笑ましさを守ってる

2022/02/20 23:35



[197533] 下げ目尻
詩人:EASY [投票][編集]

幸せの形を求めるように
数学を解く子供たち

命の支配下では
光りは色を反射しない


1億年生きてみて
分かったことは

何となくそう思うことが
一番肌に合うことだ


風に聞いてごらんよ
風の吹く理由を

君が生まれた理由と
おんなじだから

2022/02/20 02:05



[197532] 平等な勇者
詩人:EASY [投票][編集]

類い希な存在の僕たちのことを
メディアは知らない

類い希な存在の僕たちのことを
政治家は知らない

類い希な存在の僕たちのことを
社会は知らない


類い希な存在の僕たちのことを
知っているのは

僕たちだけだ


僕たちが
忘れないでいるのなら



2022/02/20 01:43



[197531] スカイ
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

どこを
どう見渡しても
地表の見えない
青い空を飛んでいる
飛行機のような形のものが
いや、両手を左右にしっかりと
ひろげた人か、十字架にも見える
形、その全体を
包帯のような白い布が
ぐるぐる巻きに巻き付けられいる
ところどころ、ほどけた包帯は
ヒラヒラとたなびいている

コップに水を入れて
卵を入れて
電子レンジで数分
茹で卵が出来上がると
考えて
コップを出して覗くと
爆発したみたいに
沸騰した湯と卵が
顔に吹きかかり
火傷した顔面を包帯で
ぐるぐる巻にした事がある
転校して
出席もまだ
していなかった
「誰にも見つけられたくない」
知られる必要を
探してもらうよに現れて
おきながら

公立の大学に合格した
息子の受験番号が
掲載された
合否判定が
ネットで
公開され

このさきの
ゆく先々書くために
机に近づいていく光景と
感情がある
つっぱねられそうな
風を感じながら

あれはまだ
まだ、青い空を
飛んでいる

2022/02/20 00:27
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