ホーム > 詩人の部屋 > 新着順表示

新着順表示  〜 新着順に10件ずつを表示しています 〜


[197582] 春の風として
詩人:EASY [投票][編集]

君に吹く風は
君を包み
君に寄り添い

君の笑顔が大好きだ


君に注ぐ陽は
君を温め
君を抱きしめ

君の愛が大好きだ


カーテンはゆっくりと
風に吹かれて
春の静かな太陽の
陽を浴びて

この部屋の流れを
ゆっくりにさせている


それが確かなら
僕の記憶には

僕らの記憶には


それと似た香りの想い出が
優しさみたいに漂って

優しい記憶の霧の中に
愛が破片の様に反射している


幼かった頃の
夏の想い出の様な

優しい風が
僕たちに吹くんだ


それは僕たちを包んで
そして確実に

春の意味を風として
伝えようとしていて


それははっきりと
届けられている


それを言葉に
しようとしなければ

2022/04/06 14:44



[197580] 確信犯
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

書いているものに
人となりなんてものは
でてきやしない

いや、きっと
読み手の理想が
上書きされて
しまうんだよ

ユーチューブとかで
リゾートの動画とかをみるのが
好きで
せまっこい自宅や会社
うすのろな生活と
かけ離れた避暑地に
うっとりとしてしまう

美味しいものは
腹八分ぐらいが
丁度いい
満腹では
なんにもやりたく
なくなる

本当になさけない

嘘をつきたい衝動は
間抜けな性根が濃いほど
慎ましく折り目正しく
憧れへと登りつめようとする
その事にしか
慰めは見いだせないから

ようする私自身は
類まれな嘘つきを目指している

読み手の理想は
さておいての話し

2022/04/03 17:21



[197579] プロパガンダ
詩人:EASY [投票][編集]

努力の先にあるものが優越感なら
そんなものいらないだろ?

君が君である為に
必要なものは何もない


そうしなければ、そうならないみたいな
弱肉強食に属した

脳が発する恐怖を煽る
プロパガンダに耳を貸すべきじゃない


君が君でいる事に
君に勝てる者はいない

何かをしなければ
自分が自分に慣れないと言っているのは

今、流行りの
プロパガンダとおんなじだ


戦争よりもずっと根深い
プロパガンダが

あるって事を忘れちゃいけない


自分らしくいる為の努力なんて
何もない

それは本当の愛と
自由の意味を語る為の

基本的な知識だ


人類はまだ子供だ

物理的な戦争の
プロパガンダに明け暮れる

それを知らない子供だ


か弱き、だが愛すべき
子供だ

2022/04/03 01:47



[197577] 色のない花
詩人:ふくざわゆいと [投票][編集]

言いたいことは



山ほどあるのに



それを口にすることさえ



次第に 面倒くさいと



思うようになって



こうして 今日も


誰かが どこかで


モノ言わぬ大人になっていく…

2022/03/31 00:36



[197575] ノンキクション
詩人:EASY [投票][編集]

自由は風と仲が良くて
毎日寄り添っているよ

まるで猫の香箱座りのように
可愛く手を畳み

お腹を空かしているんだ


僕は撫で方だけは
教わりたくない

どんな風に撫でるかは
僕が決めるんだ


頭の上と、顎の下を撫でるのは
本能よりずっと素直な

笑顔の理由なんだ


それは、野原が好きな理由と
ものすごくリンクしている


将来の夢なんて
語らせないでおくれよ


今日、笑う理由さえも
僕は持っていないんだから

2022/03/30 13:12

[197574] これは詩ではない、詞である。62
詩人:理恵 [投票][編集]

から風に晒されたる木の枝先は
幾度巡れば満足せん
寒かる河の畔には
褪せぬる青の蕾ありける

徒然にあなたに逢ひたる春の日は
とうの昔になりぬのに
美しからぬ我が珠の
色の一つになりにける

三日ほどの前の河の畔には
まだ咲かぬかと急かせども
今日になればわずかなる
花の変化にも驚きぬ

それも時の流れやらん
あたたけくなりぬ風のごとく
花は鮮やかになるにつれ
内のあなたもさやかになりぬ

私には冬を越える理も
持ち合わせぬと言ひたれども
幾度も回るは折節のゆえ
天つ空にも移りゆく

睦まじく寄るも花弁のごとし
儚く別るるも花弁のごとし

あはれなるあなたの心の内にこそ
穏やかなる春の風吹けば
いかに嬉しからんと思う夜ぞ
我が振袖が濡れるとも

花が咲くたび思い耽け
花が散るまで思い耽く

そうして珠の色づくからは
幾度もあなたに思い帰らん






2022.3.29.

2022/03/29 23:24



[197573] 情報脳
詩人:EASY [投票][編集]

真実を情報から得ようとしてはいけない
真実は情報にはないからだ


根本的な話しをしよう


貴方が愛するとき
情報に頼るだろうか?


愛は情報ではない


愛するとき、愛するから、愛するのだ


愛は学ぶ必要さえなく
漂っているんだ

2022/03/29 18:10



[197571] アース
詩人:EASY [投票][編集]

全てが思い通りにいく事が
不満のない状態なら

全てに不満がないことは
思い通りにいく事だ


気づきとは
そういうものだ


自由とは
愛されることではなく

愛することなのだ


それは響きからして
そうなのだ


咲かない花への不満より
枯れた花への感謝を

この星は酸素よりも
ずっと必要としている

2022/03/28 14:43



[197570] 神秘
詩人:EASY [投票][編集]

幸せの為に
何かをしようとするけれど

何もしないことが
幸せだったりするから


僕たちは
争ったり平和だったり

喜怒哀楽してみたり

言ってしまえば生まれてきたり
死んでみたりもしてるんだ

2022/03/27 02:30



[197569] 桜の蕾が綻ぶ頃に
詩人:小さな貝がら [投票][編集]

時々くれる優しい言葉
少し意識しだした
思ってくれていたならば
私は幸せだよ

あなたと話せた時の声は
トーンが違っていて
あなたに私の思いが
バレそうでドキドキしてた

あなたの支えの中
生きて行きたい
いつしかそう思うようになった
自然に心が動いた事
誰のせいでもない

桜の蕾が綻ぶ頃に
私の思いも叶うといいな

でも本当の気持ち
言えないまま
小さな春を今日見つけた

2022/03/26 19:59
4955件中 (341-350) [ << 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 >> ... 496
- 詩人の部屋 -