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[197664] 詩とは
詩人:EASY [投票][編集]

初対面の人に
部屋のカーテンの色を聞く

恐らくは、その様なもの


鳥を1年見かけないのに
鳥の羽を毎日みかける

或いは、その様なものだ


星を欲しがってるのに
干すのは洗濯物

迷いなく、その様なものだ





2022/07/01 21:04



[197662] 箱の外
詩人:EASY [投票][編集]

金、名誉、命、幸せ
何の支配下にいるんだ?

自由はあるんじゃなくて
ないからあるんだ


売れそうな映画は

金、名誉、命、幸せ
その題材にあるんだ


僕たちの人生みたく
コントラストを輝かせ


愛はあるんじゃなくて
ないからあるんだ


僕たちが本気を出しても
壊れないたったひとつのもの

命がなくなって、何がなくなるの?


愛はなくなるんじゃなくて
あったものだ

それは自由と呼ばれるけど
僕たちが呼ぶには

あまりに自由すぎて、届かないだけなんだ

2022/06/29 22:35



[197659] 虚無
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

おいていくよ

どこを探しても

見つからないはずさ

朽ち果てる事から
逃れられないように
ただ、ただ
分からない
と、言う事しか
分からない事からは
誰も逃れられは
しない

だから
こうして、そっと、ここに
おいていくよ

最初から
なにも
なかったように

すっきりと

2022/06/27 06:44



[197658] そんな感じ
詩人:EASY [投票][編集]

何てこともない重要なこと
人生を語るなら、そんな感じ

調味料はあるけど食材はない
鶏が先か卵が先か

学者たちの議論を
僕はスーパーの買い物で行う



一人で乗るシーソーの釣り合いは
物理より詩で語るのが好きだ

僕はプロフィールにそう書く


ソーセージは旨いけど、体に悪い
ウインナーもそんな感じだ

でも懐かしいのは、それみたいな
響きと味がするから

言葉にして笑ったり
してみたりするんだよ


馬鹿でも幸せなら、いいみたいにして
僕が笑うのはそんな感じ

2022/06/24 20:51



[197657] 風の吹かれ方
詩人:EASY [投票][編集]

責任って言葉に騙されちゃいけない
幸せは放っておいてもやって来るんだ


風に吹かれたことがない人を
僕は見たことがない

風に吹かれたことがある人は
みんな合格だ


君が君であることが
すべてなんだ

それは宇宙よりも広いし
神様よりも偉いし


風に吹かれるくらい
当たり前のことだ

2022/06/24 20:24

[197655] キジトラ
詩人:EASY [投票][編集]

天国と地獄の境界で
祈りを捧げた

僕は斜めに構えて
君を真っ直ぐに見る


地球の天気予報には
君の気分が加味される

別に雨でも悪くないんだ


善悪の基準は
科学者たちの好物で

アメリカの大統領選みたいな
迫力を帯びている


それとは関係のない場所
例えば梅雨時の海とか

退屈な平日の
午前中の憂鬱とか

そこで僕たちは安らぐ


幼い頃に僕たちが
嬉しかった気持ちは

猫に姿を変えて
お腹を見せているんだ


撫でてみなよ逃げないから

本当の僕たちみたいに
無垢な瞳で

それを受け入れるから


君が君色の柄で
梅雨時の晴れ間に

太陽にお腹を向けて
寝転ぶことを


宇宙の隅々が
望んでいるんだから

2022/06/23 20:35



[197653] オレンジ
詩人:EASY [投票][編集]

やり方はいくらでもある

星の数に砂の数を
かけ算したくらいに


幸せの理由を黒板に描く

それは落書きくらいの
意気込みだ


土手沿いの古そうな神社に、隣接してる
すべり台とブランコは

恋人たちの楽園だ


僕はそんな風に、想いながら
土手沿いを歩くから

詩を描くんだと思う


君と猫を好きなことは
僕にとってというよりは

宇宙にとって、幸せなことなんだ

2022/06/20 20:48



[197651] ダークサイド
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

夢をみたんだね
とても、とても
長い夢を

大きな青虫が

気持ちが
悪くならないように
細かな説明は
省いておくよ

とにかく
蛹になった

とても、とても
長い夢の中
青虫は
いつかは蛹の殻を破り
蝶へと姿を変える
はずなのだから

もしも、もしも
生まれてからずっと
なにもかもが眩しくて
目を閉じても瞼をすかして
眩しい光にさいなまれた眼が
初めて
漆黒の闇につつまれて
とろけるような
深い眠りに
おちてゆけたとしたならば
それはきっと
やすらがだ

そうしたら
びっしょりと濡れた
汗だくのシャツが
どうでもいいように

しっかりと
目覚められる

2022/06/19 05:23



[197650] 
詩人:梅宮 [投票][編集]

書きたいことも尽きたのに
書くことを辞められないでいる
これは何かの呪いだろうか

2022/06/18 18:16



[197648] 愛。
詩人:ロニ− [投票][編集]

身体から心が離れても
鱗のような腕から
あたしが裂けて叫び出ようとも

普通以上に普通を生きて、
愛するがままに愛されて
誰よりも前を向くあたしに
気づく人はいない。

それがあたしの望みであり、
絶望でもあり、
鎖でもある。

気づいてほしいなんて
一欠片も思っていないから、
察してなんて
たとえ死があたしを選んでも
欲していないから、

ただ、独り、あたしというあたしを迎えたい。

あたしだけが私を愛してる。

2022/06/17 23:04
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