詩人:里雨夜 | [投票][編集] |
久しぶりに見た君は
どこかへ駆けていった
僕の傍を
目も振らずに
笑顔で駆けていった
清々しく
どこか吹っ切れた笑顔で
駆けていった君
僕はもう
目で追わない
もう振り返らない
涙は流れない
目が覚めたら
空を仰ぎ笑おう
駆けていった君と同じ気持ちで
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今日も君は光を拒む
闇が少しでも和らぐように
道に迷った小鳥の
道しるべであるかのように
あたたかさを失った地球に
もう熱のなきを知りつつも
君は光を反射し続ける
心までもが凍えないように
そう願って…
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君と出会って
桜散る美しさを
知ったよ
君と岐れて
桜散る悲しみを
知ったんだ
満開の桜
涙に隠した事を後悔した
だから
君に会いに行きます
そして
澄んだ青空の下
満開の桜を
君と一緒に眺めよう
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強くなりたくて
強くなければいけないような気がして
自分を抑えて
追い詰めて
弱音を文字に押しつけて
誰も触れないように
増長して支配されないように
忌避してきた
気付けば
僕の中には
僕の他に住人がいて
僕は分担されていて
本当の僕が迷子になっていた
そして
今もまだ
何処かを彷徨っている
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早いもので
君と岐れて1年が経ちます
部活帰りの車中
ラジオから流れる春よ来い
ふとそんな事を思い
携帯を執っています
月日の流れとともに
僕は少し変わりました
君も変わったのでしょう
より人らしく
より君らしく
それが幸せに繋がっているのなら喜び申し上げます
ただ一つ
変わらないで
いつまでも不変であって
ほしい事あります
こんな事僕が言うのは変かもしれないけど
感情や自分に
素直でいてください
難しい事だけど
時には我慢しなければいけないけど
感じたこと
想ったこと
大切にしてください
そして
泣いたり怒ったり悩んだりした後は
君の太陽を
青空に戻してください
それではお元気で
さようなら
追伸:
同窓会でお会いするのを楽しみにしています
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気温の降下と伴に
のどは砂漠と化し
風は止むことを知らない
どうやら…
風邪をひいたらしい
幾日か過ぎて
顔は太陽となり
世界はぐるぐる廻る
どうやら…
風邪が悪化したらしい
だけど
平熱止まりテスト前
休めるわけがない
あぁ北風よ
僕に熱を運んでください
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君の目は
真直ぐものを言う
僕は
逃げられない
君は
真直ぐものを言う
僕は
何も言えない
嬉しいんだ君の言葉
自信がないんだ僕自身に
ねぇ
離れたくないよ
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寒さを忘れ
星空を眺める少女
瞳をアイに染めて
彗星を待っている
紅く冷えた頬に
夜風の贈り物
白い小さな粒は
カタチを変えて頬つたう
夜空に
流れない星の代わりに と
静かに
ゆっくり
頬をすべる…
彗星はまだ来ない
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ねぇ知ってる?
僕はいろんな事に気付くんだ
いろんな事見えるんだ
だから
動けないこと
一歩が踏み出せないこと
日常茶飯事で
苦しくなるんだ
ねぇそんな時
電話してもいいかな
僕を救ってはくれないか
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眩しいほどの想い出を
胸に刻み
また会おうと
約束を結んで
分かれを告げた
未来という名の大空に
期待の翼で飛び立とう
この先不安で空陰っても
君と過ごした想い出が
僕らの力になる
忘れないで
君はひとりじゃない
道は違うけど
ともに飛ぶ仲間がいること
もし迷子になったら
思いだして
雪に誓った約束
僕らの道標を
また会おう
今度は桜舞うときに