詩人:里雨夜 | [投票][編集] |
春風にのせて詩を詠おう
花の香が
人々の心に届くように
僕の詩が
誰かの心に響くように
春風にのせて詩を詠おう
春の暖かさを
鳥に伝えるみたいに
詩の温かさを
人に伝えてほしい
さぁ
哀しみや不安を
楽しみや期待を
春風に…
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新しい季節を迎え
君に似ている人と
同じクラスになったよ
肌の色も輪郭も
その笑顔も
君にそっくりでも
心はときめかないし
君ではない
ただ
笑っているとこを見ると
想ってしまうんだ
君は彼みたいに笑顔だろうか
遠く広がる空見上げ
流れる雲に尋ねてしまう
君は今幸せですか
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遥か彼方にある
銀河のもと
新緑の気配感じる春風に
導かれる者もいれば
漂う者もいる
そんな彼らを
美しむ者
あと追う者
がいる
心に残し
来年を待つ者も
いる
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なれた制服に身を隠し
くたびれたローファーを引きずる
鏡の前の僕は眠そうで
足重く今日を歩いていく
今日は戻ってこないとか
今を大事にイキルとか
綺麗事にしか聞こえない
若いとか
大人とか
関係ない
みんな
疲れてる
大人も子供も
ボロボロで
短冊にくつ下に願い事
休みをください
と
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爽やかな風に包まれて
目を閉じていた
そしたら
誰かのこもり歌
優しい音色が心地よくて
そのまま静かに時を過ごす
僕と歌姫
二人きりの世界
時折感じる哀しみを
その度に
押し寄せる愛しさを
爽やかな風だけが知っていた
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俺は冒険ヤロー(自称)
青空が俺のパートナー
あぁ今日も
あいつが俺を呼んでいる
俺は冒険ヤロー(略)
山を走る道は憎いヤツ
獣道だろうが舗道だろうが関係なく
未知なる場所へ誘うヤツで
俺の頭はいっぱいだ
俺は冒険ヤロー
今日も今日とて俺は行く
たとえ
荒波がたとうとも
たとえ
向風がふこうとも
この冒険を
ロマンだと語れる日まで
俺は冒険を止めたりしない
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陽の光を浴びて
木々の葉が
優しい雰囲気から
強い雰囲気に変わる
君がいない2度目の夏が
もうそこまで来ている
そう思うほど
僕は
もう君を想ってはいない
もう
寂しさにかこつけて
仮想恋愛に
重ねたりしない
それが
僕の小さな進歩
空は青く晴れ
どこまでも広がっている
僕は
長いこと
その光景を見つめていた
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電柱のすそ
小さく揺れる黄色の花
風に吹かれ
何かに踏まれそうになり
日々短くなる時間に
怯えながら
それでも懸命に
だからこそ懸命に
咲き続けている
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1日経ってもなれない
ユリの鼻につく匂い
鮮やかに咲き誇っている
たくさんのユリ
以前は心落ち着いた
線香の変わらない香り
今は心空虚にする
一本の線香
見上げれば
雲など見当たらない蒼空
蒼く蒼く澄んでいる
無限の蒼空
そんな
人々の心いたむ
ユリと線香と蒼空の日