ホーム > 詩人の部屋 > 里雨夜の部屋 > 投稿順表示

里雨夜の部屋  〜 投稿順表示 〜


[61] 花詩-ハナウタ-
詩人:里雨夜 [投票][編集]

春風にのせて詩を詠おう

花の香が
人々の心に届くように

僕の詩が
誰かの心に響くように



春風にのせて詩を詠おう

春の暖かさを
鳥に伝えるみたいに

詩の温かさを
人に伝えてほしい



さぁ

哀しみや不安を

楽しみや期待を


春風に…

2007/04/07 (Sat)

[62] 遠い…
詩人:里雨夜 [投票][編集]

新しい季節を迎え

君に似ている人と

同じクラスになったよ




肌の色も輪郭も

その笑顔も

君にそっくりでも


心はときめかないし

君ではない



ただ

笑っているとこを見ると

想ってしまうんだ



君は彼みたいに笑顔だろうか



遠く広がる空見上げ

流れる雲に尋ねてしまう





君は今幸せですか

2007/04/10 (Tue)

[63] サクラマウ
詩人:里雨夜 [投票][編集]

遥か彼方にある

銀河のもと

新緑の気配感じる春風に



導かれる者もいれば

漂う者もいる




そんな彼らを

美しむ者

あと追う者

がいる





心に残し

来年を待つ者も







いる

2007/04/14 (Sat)

[64] 初めての折り紙
詩人:里雨夜 [投票][編集]

なれた制服に身を隠し

くたびれたローファーを引きずる



鏡の前の僕は眠そうで

足重く今日を歩いていく



今日は戻ってこないとか

今を大事にイキルとか

綺麗事にしか聞こえない



若いとか

大人とか

関係ない



みんな

疲れてる


大人も子供も


ボロボロで

短冊にくつ下に願い事



休みをください


2007/04/16 (Mon)

[65] 秘密の世界
詩人:里雨夜 [投票][編集]

爽やかな風に包まれて

目を閉じていた


そしたら

誰かのこもり歌


優しい音色が心地よくて

そのまま静かに時を過ごす


僕と歌姫
二人きりの世界





時折感じる哀しみを

その度に
押し寄せる愛しさを



爽やかな風だけが知っていた

2007/04/23 (Mon)

[66] 冒険ヤロー
詩人:里雨夜 [投票][編集]

俺は冒険ヤロー(自称)

青空が俺のパートナー

あぁ今日も
あいつが俺を呼んでいる



俺は冒険ヤロー(略)

山を走る道は憎いヤツ

獣道だろうが舗道だろうが関係なく

未知なる場所へ誘うヤツで

俺の頭はいっぱいだ



俺は冒険ヤロー

今日も今日とて俺は行く

たとえ
荒波がたとうとも

たとえ
向風がふこうとも


この冒険を
ロマンだと語れる日まで




俺は冒険を止めたりしない

2007/04/30 (Mon)

[67] 花の名-祖母からの贈り物
詩人:里雨夜 [投票][編集]




小さい時に

覚えたたくさんの花の名前







果たして

今ではいくつ憶えているのだろう

2007/05/06 (Sun)

[68] 空-2年目の進歩(改)
詩人:里雨夜 [投票][編集]

陽の光を浴びて

木々の葉が

優しい雰囲気から

強い雰囲気に変わる



君がいない2度目の夏が

もうそこまで来ている




そう思うほど

僕は

もう君を想ってはいない

もう

寂しさにかこつけて

仮想恋愛に

重ねたりしない





それが

僕の小さな進歩






空は青く晴れ

どこまでも広がっている


僕は


長いこと

その光景を見つめていた




2007/05/19 (Sat)

[69] 灯火
詩人:里雨夜 [投票][編集]

電柱のすそ

小さく揺れる黄色の花



風に吹かれ

何かに踏まれそうになり

日々短くなる時間に

怯えながら



それでも懸命に

だからこそ懸命に

咲き続けている

2007/05/21 (Mon)

[70] ユリと線香と蒼空
詩人:里雨夜 [投票][編集]



1日経ってもなれない
ユリの鼻につく匂い
鮮やかに咲き誇っている
たくさんのユリ



以前は心落ち着いた
線香の変わらない香り
今は心空虚にする
一本の線香



見上げれば
雲など見当たらない蒼空
蒼く蒼く澄んでいる
無限の蒼空





そんな
人々の心いたむ
ユリと線香と蒼空の日




2007/05/29 (Tue)
428件中 (61-70) [ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 >> ... 43
- 詩人の部屋 -