詩人:里雨夜 | [投票][編集] |
君のくれたもの
ちゃんと憶えてるよ
君がしてくれたこと
朧げでも憶えてる
ただ
君の顔が思い出せないのは
君を嫌いになったからじゃなく
君の顔を見るのが怖いから
心の奥で眠っている想いが起きてしまいそうで
今も少し怖い
それでも
時々
逢いたいと思うんだ
逢うことに脅えてもいるけれど
逢いたい
そう思うよ
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汗に濡れた君の姿は
かっこいいよ
輝いているよ
雨に濡れた君の姿は
美しいよ
痛々しいほど純粋だよ
だから
下を向くことないよ
゛綺麗゛は
何にも濡れない人のためにあるんじゃない
濡れながらも精一杯頑張る人のためにあるんだよ
だから
笑って
ほら
綺麗だ
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時々
理由もなく
泣きたくなることがある
悲しみがこみあげてきて
淋しさに
蝕まれていく感じ
素直だった子供の頃に
周りが見えなかった幼い頃に
戻って泣き喚きたいよ
…何故だろう
大人に近づく程に
周りが見えてきて
何故だろう
日を負う毎に
自分を押し殺すことに慣れきて
なのに
欲情は酷強くなっていて
ただ
誰かと幸せになりたいだけなのに
素直さは虚勢へと姿を変えていて
気がつけば
泣くことすら出来なくなってしまったよ
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心配してくれる人がいる
だから
無理をしてでも頑張れる
気にかけてくれる人がいる
だから
痛みに耐えながら頑張れる
共に戦う人がいる
だから
僕は強くなれる
詩人:里雨夜 | [投票][編集] |
昔から真面目だったし
度が過ぎる程の小心者だった
だから
無理しない方法なんて知らない
そんなわけで
身体はいつもボロボロでギリギリ
まだ10代なのにおばあちゃんと呼ばれたこと数知れず
心は
今より少し強かったかな
どんなに痛くても
自分を騙してた
手を抜くなんて出来ないし
大人しく見てるなんて尚更出来ない
だって昔から
僕は真面目で臆病者だから
無理をすることで
僕の存在価値を確かめていたんだ
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頑張りたいのに
思い通りにならない自分
心はピンピンなのに
身体はボロボロ
そんな
どうにもならない自分に
腹が立つ
好きなのに
拒絶してる自分
果たして
素直なのは心か身体か
どっちだ