詩人:里雨夜 | [投票][編集] |
新しい世界に足を踏み入れて
今までの世界の狭さを知る
これまでの私が生きてきた世界は
社会から独立した世界
ないように思えた2つの世界の境目
それはただの錯覚だと知る
目に見えないだけで2つの世界の間には
歴然とした境がある
もう戻れない
どんなに辛く苦しくても
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胸にこみ上げてくる
この感情
いったい何年ぶりだろうと考えて
気づいた
一生懸命走ってきたつもりでいたけど
ずっと妥協していたんだ
しょうがないって
自分の能力はこれくらいだって
結果が出ないと哀しいから
高い壁に立ち向かうのは苦しいから
自分を達観して
いつの間にか妥協していたんだ
ずっと
今日感じたこの感情は
紛れもない悔しさで
もっとやれるはずだって
心が叫んでる
頑張ってみようか
前よりも若くはないけど
今できる力を
今ある勇気を
振りしぼって
がむしゃらに走りだしてみようか
きっとこみ上げてくるこの悔しさが
スタートライン
青空に放たれた白い煙と共に
今走り出す
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空が高くなり
風が肌寒く通り抜けて行くようになると
甘い香りが心を揺らす
逢えたよろこびと
逢えない日々のさみしさが
私をあなたに縛り続けるのでしょう
引きとめようと手を伸ばしても
掴むのは空ばかり
それでも待っています
来年もまたあなたと逢えることを
待っています
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きっかけは小さな変化
平和な此処では大きな変化
あっという間に広がって
背びれに尻尾に頭がついて
縦横無尽に泳ぎだす
大人しくなり始めた頃に
誰かが餌をやり再び元気に泳ぎだす
当事者も知らない内容を
第三者が面白おかしく教えてくれる
それは人を選ばず子供から大人まで
あぁ人間とは斯くも愚かなり
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きっと
空が青くて
風が心地よくて
桜がきれいだと
そう感じる現在(いま)が
一番しあわせ
きっと
川のせせらぎに耳を傾け
芝生に寝そべり
空気を深く吸い込む
そうしてる現在が
一番しあわせ
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僕は決して潔癖症ではない
ただ
拒絶されるということは
痛手をともなうから
触れようとすると
バッチと
僕の手をさしてくるから
僕はそれが嫌で怖くて
素手では触れられなくなってしまったんだ
タオルやハンカチが手放せなくなったんだ
時が経てば
怯まず躊躇なく
素手で再び触れられるだろうか
克服できるだろうか
静電気恐怖症
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知ってしまったら
もう知らなかったころには戻れない
たとえ
現実が知らなかったころに戻ろうと
私の心は戻れない
たとえ
ベクトルが別の方を向こうと
私のどこかに貴方はいる
それが繋がりというもので
それが縁というものなのかもしれない
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今は難しいこと考えたくない
分からない未来をああだこうだ言いたくない
まだ子供でいたい
きっと僕らに残された子供でいられる時間は
思っているよりも短いから
今は深く話し合いたくない
分からない人の考えをああだこうだ言い合いたくない
頑張ったって見えない
きっと頼まれてもいないお節介は
余計なお世話にしかならないから
だから
全てを投げ出して
全てを放棄して
明日を夢見るために眠ることにしよう
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肌に触れる空気が冷たくなって
降り注ぐ陽光が心地よく
空は青く澄みわたり
赤や黄色の葉が大地を彩る
今年の秋は唐突にやって来て
まだ11月だと言うのに
もう冬の気配を漂わせつつある
もうすぐ
一人で過ごすには淋しい季節がやって来る