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里雨夜の部屋  〜 新着順表示 〜


[378] 反省ー2015
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小さい頃は雪が降れば嬉しくて

雪舞う中を駆け回っていた


いつからか雪が降れば憂鬱で

小雪や暖冬であることを願ったりもしている


異常気象を憂うこともなく

雪のないクリスマスを喜んだ今年


年寄りと子供の狭間で

大人になれない自分を痛感した年の瀬



来年はもう少し周りを思いやれる人間になれますように

2015/12/30 (Wed)

[377] 空をのぞめば
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空気は冷たく

月はひどく綺麗


目を閉じて聞こえてくるのは

昔よく歌った童謡


遠く瞬く光が夜空を飾り

世界は大きく

自分は小さく

不思議な気持ちにさせる

2015/11/16 (Mon)

[376] 心が折れそうなときは
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大海原を目の前に深呼吸したり


星空にただただ見とれたり


自然にどっぷり浸かりたい



人の声ではなく

地球の声に耳を傾けたい

2015/10/02 (Fri)

[375] 稲刈りを終えて
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空は高く澄み渡り

山々の緑も赤みがかってきている


差しこむ陽光はまだ強く

去る夏を惜しんでいるよう


静穏を破っていた蝉は

静寂を引き立てる鈴虫へバトンを繋ぎ

金木犀の甘い香りが鼻をくすぐる


稲刈りも終わり寂しい季節がやってくる

2015/09/23 (Wed)

[374] 生きるために
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たとえば

あなたと一緒になれたら

今は絶望しか見えないことでも

希望を見いだせることができるのかな


たとえば

守りたい小さな命を授かったら

嫌でしかたないことにも

やりがいを見つけられるのかな


そう考えたら

もう少しだけ

とりあえず仮定が現実になるまでは

頑張ろうと思えるよ



ただの慰めでしかないことは分かってる

でも厳しいことは言わないで

弱い私には逃げ場が必要なの


自分を放り出さないために必要なの

2015/09/10 (Thu)

[373] 打たれ弱いんです
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努力して手にした目標は

日常になった途端砂へと化し

田んぼや山ばかりで飽きていた風景は

キラキラ輝くの水面のよう


理想が正義だと信じていた少女は

周りに合わせて作り笑顔ばかりの抜け殻へ


力を抜いても水面は遠く

もがけどもがけど水を掴むばかり

2015/08/21 (Fri)

[372] 風になりたい
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誰に囚われるでもなく

誰を捕らえるでもなく


さらさらと肌をなでる

ゆうゆうと通り抜けていく


風のような人生を送りたい

2015/07/29 (Wed)

[371] 蛍の灯火
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辺りを照らすのは古びた街灯1つ


暗闇に目をこらすと

そこで

あそこで

瞬くものがある


美しいと心が洗われるのは

儚い命のためか

懸命な生のためか


きっと一生懸命が美しい

2015/07/08 (Wed)

[370] パーカーを羽織って
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辺り一面に人工の光はない


聞こえてくるのは

田んぼを潤す水の音とカエルの合唱


見上げれば瞬く宇宙のキャンパス



暗いのに恐くない初夏の夜

2015/06/13 (Sat)

[369] 社会
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新しい世界に足を踏み入れて

今までの世界の狭さを知る


これまでの私が生きてきた世界は

社会から独立した世界


ないように思えた2つの世界の境目

それはただの錯覚だと知る


目に見えないだけで2つの世界の間には

歴然とした境がある


もう戻れない

どんなに辛く苦しくても

2015/06/03 (Wed)
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