詩人:里雨夜 | [投票][編集] |
幸せです
平凡な日常だけど平和だし
心が削られることもあるけど
補ってあまりあるほどの優しさをもらっています
だから幸せなのです
毎日笑っています
苛立ってしまうこともあるけど
泣くことは減りました
体は疲れを訴えるけど心は元気です
だから幸せなのです
だけど
だけどふと思ったのです
幸せだし毎日笑っているけど
生きててよかったと思うような強い感動は記憶に遠いなと
ふとさみしくなったのです
平凡な毎日を望んでいるのだから当たり前なのですが
若い頃にもう少し羽目を外しておけばと
少しだけ後悔しております
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優しく降る雨を体で感じる
雨の中傘をささなくても怒られない非日常
どこかで力が抜けた気がした
空気の冷たさは久しぶりで
ぬかるんだ土の匂いや流れる水の音に満たされる
どこかで力が抜けた気がする
迫る山も広がる水田も私を構成する成分なんだ
詩人:里雨夜 | [投票][編集] |
先週まで暑さに溶けそうだったのに
涼しさに背伸びをし
スーパーの寒さに肩を抱く
秋がすぐそこまで来ているんだな
ぶどうや梨や果物が美味しくなり
夕方耳をすませば鈴虫の音が聞こえてくる
長雨に心曇らせ
夜長を物思いで過ごす
秋がすぐそこまで来ているんだな
詩人:里雨夜 | [投票][編集] |
眠さと疲れを感じながら
それでも書かずにいられない心
何が原因かは分からないけど
抱え込んだ疲れと傷は夢に現に影響してる
寝たいけど寝たくない
きっと夢でも仕事をしているから
詩人:里雨夜 | [投票][編集] |
耳に残る歌がある
CMで流れていた名も知らない歌だけど
ふとした時に聞こえてきて
離れて暮らす家族や久しく会えていない幼馴染と
毎日を送っていたあの頃に戻りたい気持ちにする
あぁ山を駆ける風の音が聞きたい
詩人:里雨夜 | [投票][編集] |
僕らの毎日は
忘却と記憶の繰り返し
忘れることで弱い自分を守り明日を生きていく
だから忘れることは悪いことではないんだ
忘れることを恐れるよりも
新しい出会いを喜ぼう
僕らの毎日は
忘却と記憶の繰り返し
今日もたくさんの出会いに心躍らせ
明日に希望を見出すのだ
詩人:里雨夜 | [投票][編集] |
いちばんはじめは小学生だった
絵本が好きでエッセイが好きで
じゅぎょうで詩や俳句を習って
自分でも作ってみたいって思った
空とか雨とか自然をもとにしたり
マンガや本をさんこうにしたり
マス目のある学習ノートに書いていた
中学生になっても小説や漫画が相変わらず好きで
ルーズリーフに書いたりパソコンで配信して他の人と繋がったり
少しずつ輪が広がっていった
この頃になると恋愛だったり部活動だったり
人間関係を題材にすることが増えていた
自分の考えや想いを誰かに伝えることは
必ずしも正しいことではないと知り
誰かに相談をするということが苦手になって
そのくせ悩みや想いを留めておくことは苦しくてしんどくて
名前を変えて詩に文字に押しつけ消化していた
そんな僕も高校生になり携帯電話を持つようになった
iモードでたどり着いたのがこの部屋だった
誰にも言えない本音を素直に言える場所
綺麗な景色を綺麗だと言える場所
居心地が良くて気づけば10年居座っている
1日に何作も投稿できたり間が長く空いたり
一人称が僕だったり私だったり
10年変えなかった名前を変えてみたり
そんな自由気ままな自分を受け入れてくれている場所
声に出して言えない言葉がある限り
たくさんの人に共有したい景色がある限り
私はここで詩を紡ぎ続けるでしょう
これが私のすべて
お付き合い頂きありがとうございます
指先の僕ら