詩人:ふくざわゆいと | [投票][編集] |
モヤモヤしたまま 解決できずに
淀んで もがき苦しむ日々
誰に吐いても 聞いてもらっても
しっくりといく答えが無くて
何を求めているのだろうか…と
わからないまま 旅に出る
わからないから 旅に出る
ただ 紛らわしているだけなのか
本当の答えを 探しているのか
誰にも 分かってもらえないまま
詩人:高級スプーンあと何年 | [投票][編集] |
指折り数える合間に
終わってしまいそうな余生
ゴールはもう
視認できる距離にある
立ち止まる暇などない
この夜更かしに何の意味が?
問いかけるのも虚しい
考えるのも煩わしい
空白を過ごす
これ以上割く時間もないのにね
詩人:46 | [投票][編集] |
この部屋では今
扇風機の風とハムスターの回し車
あなたの寝息
外から微かに聞こえてくる鈴虫の鳴き声
私は今世界でたった一人
この音と匂いとここで感じる体温を
独り占めしている
この瞬間が今いいと思えた私は
世界でたった一人の良い時間を過ごせている
誰に共感されようのない
今を独り占め
詩人:46 | [投票][編集] |
分かってほしいといつも思っていた
でも分かったの
私が周りを分かっていなかったことに
独りよがりよね
勝手に寂しさ覚えて
初めて辛いと流した涙はいつの頃だったか
本当にあなたは独りだったのか
初めて楽しいと笑った瞬間はいつの頃だったか
すべて間違っていたとは言わないけど
自分が感じ取った感情
世界
自分の世界はどうとでも変えられる
誰が教えてくれた言葉だったか
それは悲しくて切なくてああ
どこかへ逃げ出してしまいたかった私の答え
言ってしまえばもうそれは簡単なことで
死ぬ勇気なんてこれっぽっちもありはしなくて
偽りでもいいから世界受け入れることを選んだのよ
強いわけではないわ
そもそも人間というのは
強くなれたわけでは決してないわ
私は私の味方になろうと誓った
たったそれだけのことだったなんてね
詩人:46 | [投票][編集] |
モヤモヤを食べた
美味しくないのに食べたがる
私にはこのくらいの味がお似合いなのって
不思議な生き物人間って
美味しくないの分かってて
飲み込んで
目から何だか水出して
楽しくないのに笑ったり
強くなくていいのに大きく見せたがる
ワクワクもドキドキもそこにあるよ
拾えたらきっと楽しいよ
きっとあったかいよ
みつけらんないわけではない
欲しくないわけでもない
不思議な生き物ね人間って
びくびくしちゃってさ
代わりに拾ってなんかあげない
代わりに笑えはしないから
とりあえず美味しいものってなんだろね
もやもや食べそうになったら
それ美味しくないよって
はちみつかけてあげる
黒いの見えなくなるくらいの
胸やけしてしまうくらいに
面白い生き物だね人間って
詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
・
今も忘れない
爽やかな憧れ
僕の好きだった
伸びやかな光
いまはお互いに
遠い町にいる
いつか会えるかな
晴れた朝の庭で
僕の記憶は
色褪せないよ
信じているよ
君は変わらないと
・
・
今も忘れない
真っ直ぐなまなざし
僕の好きだった
飾らない言葉
それなのにすれ違う
あの頃の不思議さ
しかたなかったと
もう悔やまないから
僕の記憶は
原色のまま
信じているよ
君は笑っていると
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詩人:梅宮 蛍 | [投票][編集] |
薄紅の恥じらい
青き日々は真白の陰の中にある
窓の外 見る君の頬杖
眦に光る過ぎし刻の忘れ形見
人は還らじ
ただ征くだけ
空から鳩が舞い降りて
また飛び立つ
詩人:梅宮 蛍 | [投票][編集] |
やぁ、と言えば
応、と応え
そこに何のあるべきか
然りとて君は夢の飛礫
明日は帰らじ郷の粒
GO!と吼えれば
さぁ?と躱し
そこに雫の見るべきか
去れどもあなた
そこはダメだよ