詩人:高級スプーンあと何年 | [投票][編集] |
私から見えるあなた
その一面だけで良い
こっちを向いてる顔だけ
その一面だけ見えれば良い
耳に入るあなたは他人
教えられたあなたは
私の知らない違う一面
私の知らないあなたは他人
それでも入ってこようものなら
耳ごと削いでやる
多面的なあなたなど要らぬ
私から見えるあなた
その一面だけ
その一面だけで良いから
せっかくのご縁
どうか切れないでいて
最後まで信じさせてよ
詩人:46 | [投票][編集] |
何かしらに意味を求めてはその答えに期待をして
思い通りにいかないことにそれがすべてなのだと決めつけて
大粒の涙を流したり、
眉間にしわを寄せて誰かを睨みつけてみる。
笑顔は素敵というけれど私には見えるの
その口から出る言葉たちは何とも醜い毒の塊
その笑った顔も笑い声もちっとも美しくなんてないわ
そんな光景なんて珍しくも何ともないよとドヤ顔する
大人たちの一人として終わっていいの
終わっていいわけないじゃない
余裕ないときは空も見上げられないなんてセリフも
どこかで聞いたことあったっけ
あなたを傷つけるのはそのちいさな小さな世界だけ
慰めの言葉が届かないのならば
ひとりひとり泣いて泣いて泣き止むまでいつまでも
抱きしめられたらいいのにね
本当にみんなが独りぼっちを感じない世界になればいいのにね
詩人:猫のあし | [投票][編集] |
1人も悪くないよ
嘘でも笑い合える人がいると
気は紛れるけど
1人のが楽しいかもしれないよ
自由は最高だよ
責任も伴うけど
1人でも笑えたらなにか変わるよ
だから勇気をだして1人になろう
これから待ってる
新しい自分
詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
・
何があなたにとって幸せといえるの
涙ながらにそっと囁いて
夢を壊さないと何もできないから
勇気を奮いだして
愛してよ
抱いて私の肩を強く
私以外のことは考えず
きっと真実が強いはず
傷はいつか癒ると信じれば
・
・
やすらぎの怖さを忘れないでいてね
夢がぼろぼろになる
今だから
抱いて私の肌をきつく
私以上のことは考えず
きっと欲望が強いはず
目をそむけることさえしないなら
────
────
詩人:ふくざわゆいと | [投票][編集] |
やりたくない、面倒くさいって
本当は 口に出さないだけで
みんな思っているよ
だけど
誰かが働いているから 世界が回っていて
あなたが働いてるから 誰かが休めているんだよね
愚痴や弱音を 吐いてもいいから
もうこの瞬間の 意地でもいいから
足を向けて 踏み出して
顔上げて 声出して
なんとかして この状況
一緒に 乗り越えていこうよ
詩人:高級スプーンあと何年 | [投票][編集] |
小さな幸せに気付き
それを拾うことが
生活だと言うのなら
昨日食べた夕食を思い出せないのは
昨日感じた幸せすら覚えていないようで
今までの人生は
5分と生きてなかったのかもしれない仮説
振り返ると壊れるような
薄氷の思い出だけが頼り
残りあと少しの命だとしても
未来のない未来には向き合いたくないな
握った救いの手がひどく冷たい
幸せを噛みしめたいのに
味がしない味がしないよ
詩人:とーれぱすて | [投票][編集] |
誰とも話したくないな
なんだか
今日はそんな気分
とりあえず外に出て
目的もなくふらふら
おひさまはぽかぽか
お昼時 喫茶店
騒がしさに身をひそめ
たらこパスタを頬張り
塞ぎ込む
定員さんと話すことさえも。
それくらい今日は誰とも
話したくないな
珈琲は諦めよう
マフラーを高く巻き外へ
朝は白かったため息が
上着を脱ぐほどのあたたかさ
イヤホンマスク帽子
対人バリアは完璧なのに
落ちずに残る綺麗な花
君は年を越すのかい
なんだか矛盾してるな
説明ができないな
詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
・
もう夢をすべて見尽くしたと思うなら
そっと私の肩を抱いてほしい
それであなたが白痴のように喜ぶならば
もう私は土に還ってしまいたい
走れ 走れ
二度と光がささない道を
走れ 走れ
冷たい水に肌を切らせて
◆
◆
もう誰も信じてくれないと思うなら
深く激しく私を責め抜いてほしい
それであなたがもう一度立ち上がれるならば
もう私は泥にまみれて眠りたい
走れ 走れ
素足と夢が触れあえるまで
走れ 走れ
小石の雨に肌をさらして
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