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[197788] 選択
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

幸せだと
想う事は
悪い事ではない

視力と
味覚と
聴覚と

もしも一つ失うなら
どれを選ぶだろうか

誰でも
悩むだろう

私なら
味覚を選ぶ

贅沢な話し

2022/10/23 08:44



[197787] 気持ちいつも抱きしめて
詩人:小さな貝がら [投票][編集]

スマホの写真フォルダに
入ってる小さな
あなたの写真辿れば
優しい歌声が聴こえてくる

寂しい時もね
会いたい時もね
会えない時もね

その小さな空間には
沢山の想いがある
伝わってくる

小さな寝息もね
小さな呟きもね
小さな優しさもね

その一つ一つが
大きな愛となり
私に伝わる

辛い時に辛いと
言わずに頑張って来たけど

これからは
あなたを頼っていいですか?

私もいつも
想っています
愛しています

だから笑い合おうね
いつか来る
幸せな日々を夢みて

お互い
お互いを想って
その気持ち
いつも抱きしめて…

2022/10/22 01:37



[197785] 平常真
詩人:EASY [投票][編集]

それがそうでならなければならない理由は
ひとつもない


それはそうでならなければならない

2022/10/19 04:24



[197782] いつか
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

幾百億光年彼方の
写実
あまたの星屑の
点描画
渦巻く銀河の砂浜に
横たわり
そうした砂粒達にとりまかれた
頬や胸、手肌の肌触りを
追憶したい

ペタ、エクサ、ゼッタ、ヨッタ

数に上限がないように

ナノ、ピコ、フェムト 、アト

数に下限もないように

意味を残すと言う意味で
人は神には
およばないけれど
その距離は
いつか、きっと
推し測れる

そして
それは
そんなに
とおくも
ちかくも
なく
きっと
誰にでも
寄り添っていて
それは死かもしれず
誕生なのかもしれない

ただこうして
手のひらを
握りしめてみても
なにも、いや
指先の1本、1本が
人差し指やら薬指の爪先が
手の中でくい込んでいくと
「私には私がいる、私には誰よりも
なによりも、まず私がついている」
この実感がある

私はこれをひらいて
解き放つ
たとえなにも
残らなくとも




2022/10/29 09:34



[197781] daydream/50
詩人:高級スプーンあと何年 [投票][編集]

ああなんか
これさっきも
やったような

景色の彩りや時間が
生活と乖離して
壁の向こうから
聞こえる声
邪魔するものを
遮りたくて
五感を塞ごうとする
両手じゃ足りない
けれど面倒で
浅瀬で眠り
吐き気で目覚める
半覚醒で過ごす日々
刺激的なニュースも他人事で
昨日と同じような呟き
吐瀉物に血が混じる
無味乾燥な感想を世に遺して
去っていく今日
取り返しがつかなくなったと
喚いたのは
昨日みたいな昔の話で
逆転の明日を夢に見て
白昼にふらつく不審者
味気ない微睡みじゃ
誤魔化しきれない現世さ

2022/10/16 07:32

[197779] 高く高く
詩人:小さな貝がら [投票][編集]

高く高く
誰よりも高く
青い広い空
もし感じられたら
私は何を望むだろう

ここから
あなたに届くよう
ずっと歌うかしら?

ここから
あなたに届くように
気持ち伝えるかしら?

叶うなら
此処にあなたを連れてきて
一緒に歌うかしら

誰にも邪魔されず
ずっと一緒にいてね
ずっと笑っていたい

そしたらずっと晴れかな
そしたらあの綺麗な花も
育たないかな

そっか2人で
思いを語り合い
想いいっぱいで
泣けばいいんか

高く高く
誰よりも高く
青い広い空
もし感じられたら
私は何を望むだろう

私はここにいても
歌い思い紡ぐんだ
いついつまでも
私だけの愛の詩-うた-

2022/10/15 16:11



[197775] におわせぶす
詩人:鰐句 蘭丸 [投票][編集]

やめてくれ

ぶすなのににおわせるのは

にあわないんだよ

なんでわからないかな

じぶんがみえてないの

きょうも

きょうもきみのえすえぬえすからは

いしゅうがはなたれる

あきのとびらがひらいて

はなもたれる

ぶさいくはばしょもときもえらばず

しょうがない

のばなし

てばなし

おかまいなし

きょうも

きょうもきみのえすえぬえすが

きいろくかすむ

えすえぬえすぶす

ぶすえすえぬえす

つきさせこんぷらいあんす

もろはのつるぎよ

さきにししゅうはなつのはどっちだ

ぶすっ

2022/10/10 03:05



[197774] 流転
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

引っ張られる方が下で
真逆の方が上
たったそれだけのこと
分かっていることは
ちょうど
がらんどうのようじゃあないか
目ん玉が飛び出た後から
脳味噌を垂れ流し
おかれた頭蓋骨の

さくさく
さくさく

踏みしめてきた
砂地
土星の円盤の渦
理不尽さの顔は
見飽きるのには
あまにも
いとまがない

いつか
動画再生出来る
銀河の絵ハガキの
表側の真ん中に
名前を書いておいて
おくれ

さくさく
さくさく

遠心分離して
満開に至れ

2022/10/15 18:51



[197772] 1年生になったら
詩人:理恵 [投票][編集]


1年生になったら
1年生になったら
友達100人もできないな

うちのクラス、30人しかいないから



全校児童は200人



2年生は同じようなもの
だけどやっぱり30人

3年生のお兄ちゃんお姉ちゃんには
さすがに甘えたいかも

6年生のお兄さんお姉さんには
めいっぱい頼っちゃおう


ってやってたら
やっぱり100人できないな




富士山は登りたくない
登るのとっても大変なんだって
昨日も50歳の男の人が亡くなったって


校庭のサッカーの方が
きっと楽しいよ




お母さんのおにぎりは
幼稚園のお弁当でまいにち食べたから
給食のラーメンが食べたいな


給食のラーメンはおいしいんだって
お兄ちゃんが言っていたんだって
ともくんが言っていた




ともくんと同じ小学校で良かったな
一人だったら不安だったもの

たかくんとひとしくんも
同じだって言ってた気がする



あ、そっか
もう友達いたんだった






2022.10.7.

2022/10/07 21:18



[197771] 日常
詩人:理恵 [投票][編集]

居酒屋・おどりば
いつもの駅の前
煌々と電気がついている

中華料理・幸幸
一見居酒屋と区別はつかなくて
でもきっとお客さんはわかってる

喫茶・ポール
コインランドリー・ひまわり
スナック・清美

は連なっていて

ポールは営業時間外
ひまわりはまだまだやってます
清美はやっているのかいないのか

いつも気になるけれど
清美の生死に興味はない

真っ暗なビルを二つ過ぎて
突然眩しすぎる交差点

あ、あともう少し
寝るためのお部屋が待っている





2022.10.7.

2022/10/07 20:43
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