詩人:EASY | [投票][編集] |
何が良くて悪いかを
よく知ってる人たちは
未来的な宇宙の都市の
流行りの映画のステレオタイプ
ブラジル生まれのブランカは
とても優しい青年だ
社長を査定してあげな
金は道具で命も道具
ワクチンみたいな笑顔なら
お金がかかってしょうがない
不幸じゃないと気取るより
幸せだからと泣いてみて
正直みたいに笑っては
正直みたいに泣いてみて
僕たちらしく生きるんだ
詩人:ちぃふぁん | [投票][編集] |
嫌い 馬鹿 触らないで
あなたの言う事全て嘘ね
私の気持ちも考えないで
棘のある言葉を吐くのね
知らない間に血を吸われるように
あなたは私の一部を奪っていくのね
いやもしかしたらそれとは真逆で
侵食しようとしているのかな
まだ心は動くから大丈夫
何もかもに無関心になってしまったら
私を刻む針は止まってしまうだろう
私を飼い慣らしたいだけに見えてしまう
思い通りにならない事を他人のせいにして
自分は何も悪くないなんて顔をして生きてる
そんなあなたを反面教師にしています
詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
・
夜を走るなら
月に背を向けろ
けばだつ心に
月は優しすぎる
楔(くさび)を打ち込め
胸の真ん中に
呼び捨てにできる
名前はもうない
澄みし水よ
光を受けて
翳る心に灯る
歌に変われよ
みな幸ある人でいるか
流れにまかれる影でないか
そこは寒いのか
温もれないか
・
・
誰も顧みぬ
僕の歌だから
誰も顧みぬ
君のために唄う
鏡よ砕けろ
正義を示すなら
翼を得るとき
僕は駄目になる
澄みし水よ
光を受けて
かたち残すものの
挽歌になれよ
失うものはせめて少なく
見落とすものはせめて小さく
そこは遠いのか
触れあえないか
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詩人:小さな貝がら | [投票][編集] |
誰よりもあなたを理解っている
だって同じ立場だから
なにか力になれる
…なんて そう思っていた
だけど
あなたは 私など必要としていない
何も出来ない
何の力もない
財力もない
私など必要としていない
私は今まで
何をしてきたのだろう?
一生懸命に
私はあなたにただ
見て欲しかっただけなのかな
頑張っているって
認めて欲しかっただけなのかな
自分が分からない
ただ自分が分からない
私はあなたをただ応援したかった
同じ立場だから
だけど何故か私は苦しかった
何がか分からないけど
ただ苦しかった
楽になりたかった
笑いたかった
幸せだと感じたかった
詩人:高級スプーンあと何年 | [投票][編集] |
生活が困窮しているから
人には言えない
恥じらいがあるから
充電しても電源が落ちるから
それらの足枷をうまく利用して
動かない言い訳の
ゆるしを乞おうとする
気分を変えようと立ち上がるも
拘束されているのを忘れ
もつれる脚
転ける私
錠を解く鍵を溝に落として
今日一日を終える
詩人:EASY | [投票][編集] |
僕は色の名前を知らない
感情の名前を知らない
君の名前を知らない
そして
僕自身の名前すらも知らない
それは自由だから
最大限に、それらしく見るために
僕は名前を知らない
僕は名前を作らない
それでも詩人なんだ
詩人:EASY | [投票][編集] |
沈黙が聞こえて それは始まった
遊びのないハンドルは
危険だし
遊びのない静寂は
退屈だ
夜のロケットは
赤を奏でて
夏の暑い日は
想い出みたいだ
笑う為の方法を
マニュアル化する
恐い顔をした人たち
戦車が放つ大砲を
花火代わりに、君と眺めた
これは悪意じゃなくて
動機だよ
どれだけ笑えるかっていうゲームを
僕たちはここでしてるんだ
何もかもを、否定し得ない様な
ポテンシャルを持ちながら
詩人:EASY | [投票][編集] |
君に敵はいないんだ
君が敵だと思う時
それは敵になる
でもね、勘違いしないでね
君が敵だと思うことを
責めてるんじゃないんだ
敵だと思ってしまう君を
抱き締めたいんだ
仲良くしようなんて
僕はシャイだから言わないよ
ただ何となくその美しい涙に
誇りを持って
ただ何となく そのご褒美に
甘いドーナツを食べてほしくて
生きてみたりしてるんだ
君が笑ってくれたら
嬉し涙を僕が流すよ
そんな風に涙は伝染し
それは美しいものとして
歴史に残るんだ
僕は我が儘だよ
神だって承認済みさ
こんなに美しい秘密をばらす為に
王様を神様に変えて
その姿を指差して
裸じゃないかって笑ってみせるんだから
詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
・
どこかに
私を望まない人がいるなら
すべての愛を(無)にする冷たい視線を浴びたい
どこかに
私を許さない人がいるなら
言葉の刃物をみがいてむごく殺してかまわない
独りよがりの道徳
哲学のない疑惑
寒い心の裂け目に
罪が細くにじむ夜へと向かう──輪廻
・
・
こころを
閉ざして見えてくるものがあるなら
阿吽(あうん)の呼吸をはずしてユングの海で溺れたい
邪悪が
土星の力を得たというのなら
レーキを投げろ
農夫たち
愚者の咎めを気にするな
芸術を楽しむには人は黒くなりすぎた
言葉が通じたうちに蝋燭(ろうそく)を点すべきだった
ユウレカ! ユウレカ!
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詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
いくつも
橋を過ぎ
小川は
町に出る
夢みてた人は──
今も夢のなか
かすむ笑顔のように
今も夢のなか
・
・
別れは
華やいで
小さな
家のそば
聞こえればいいね
さよならの声が
夢の流れはやがて
深い海になる
・
・
たくさん
人が死に
たくさん
川になる──
出会えたよろこび
なくしたしあわせ
すべてこの川のなか
すべて流れてる
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*この川の名は若菜川。河口は長崎市の茂木(もぎ)地区です。