| 詩人:46 | [投票][編集] |
分かってほしいといつも思っていた
でも分かったの
私が周りを分かっていなかったことに
独りよがりよね
勝手に寂しさ覚えて
初めて辛いと流した涙はいつの頃だったか
本当にあなたは独りだったのか
初めて楽しいと笑った瞬間はいつの頃だったか
すべて間違っていたとは言わないけど
自分が感じ取った感情
世界
自分の世界はどうとでも変えられる
誰が教えてくれた言葉だったか
それは悲しくて切なくてああ
どこかへ逃げ出してしまいたかった私の答え
言ってしまえばもうそれは簡単なことで
死ぬ勇気なんてこれっぽっちもありはしなくて
偽りでもいいから世界受け入れることを選んだのよ
強いわけではないわ
そもそも人間というのは
強くなれたわけでは決してないわ
私は私の味方になろうと誓った
たったそれだけのことだったなんてね
| 詩人:46 | [投票][編集] |
モヤモヤを食べた
美味しくないのに食べたがる
私にはこのくらいの味がお似合いなのって
不思議な生き物人間って
美味しくないの分かってて
飲み込んで
目から何だか水出して
楽しくないのに笑ったり
強くなくていいのに大きく見せたがる
ワクワクもドキドキもそこにあるよ
拾えたらきっと楽しいよ
きっとあったかいよ
みつけらんないわけではない
欲しくないわけでもない
不思議な生き物ね人間って
びくびくしちゃってさ
代わりに拾ってなんかあげない
代わりに笑えはしないから
とりあえず美味しいものってなんだろね
もやもや食べそうになったら
それ美味しくないよって
はちみつかけてあげる
黒いの見えなくなるくらいの
胸やけしてしまうくらいに
面白い生き物だね人間って
| 詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
・
今も忘れない
爽やかな憧れ
僕の好きだった
伸びやかな光
いまはお互いに
遠い町にいる
いつか会えるかな
晴れた朝の庭で
僕の記憶は
色褪せないよ
信じているよ
君は変わらないと
・
・
今も忘れない
真っ直ぐなまなざし
僕の好きだった
飾らない言葉
それなのにすれ違う
あの頃の不思議さ
しかたなかったと
もう悔やまないから
僕の記憶は
原色のまま
信じているよ
君は笑っていると
────
────
| 詩人:梅宮 蛍 | [投票][編集] |
薄紅の恥じらい
青き日々は真白の陰の中にある
窓の外 見る君の頬杖
眦に光る過ぎし刻の忘れ形見
人は還らじ
ただ征くだけ
空から鳩が舞い降りて
また飛び立つ
| 詩人:梅宮 蛍 | [投票][編集] |
やぁ、と言えば
応、と応え
そこに何のあるべきか
然りとて君は夢の飛礫
明日は帰らじ郷の粒
GO!と吼えれば
さぁ?と躱し
そこに雫の見るべきか
去れどもあなた
そこはダメだよ
| 詩人:EASY | [投票][編集] |
僕は幸運にも
詐欺師に出会った
サイボーグを模倣した
彼女の瞳には 生気がなかった
彼女は15万が
100万円に変わると言ったから
僕はその100万円を
ビスケットにして見せると言ったんだ
とても辛くて泣きそうな時に
子供の頃に食べた様な
懐かしくて甘いビスケットに
して見せると言ったんだ
彼女は少し無言になった
ビスケットより美味しいものが
買えますよ!何もせずに!
彼女は声を張り上げた
じゃあ逆に、スゲー沢山の事をしたのに
ビスケット一枚しか貰えなかった時の
その味わいは味わえないんだね
と、僕は寂しそうに言った
すると彼女は、一番奥にしまっておいた
可愛いぬいぐるみを抱き締めて
時間の重みに涙を見せた
時間なんてないよ
あれはハッタリだよ
タネのあるマジックショーみたいなもん
僕は余裕と焦りと興奮をマッチさせ
はっきりとそう言った
みんなここにいるし
全部ここにあるよ
生きるのも詐欺みたいなもんさ
生きたり死んだり、それに左右されるのも
それに気づく為のショーなんだ
冷めたものほど、温める事ができるんだ
科学ですら、こんなこと知ってる
でも、僕たちは最初から
それを知ってるんだよ
思い出すために、忘れたんだ
僕は僕を癒す為に
詐欺師を抱き締めた
| 詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
失って
失って
そしてまた
失っていく
「流れ星のようになれたらいいのに」
「感傷に浸っている」
とか、この
粗野な話しかけられ方が
より良い燃料になる
ちりちり ちりちり
燃え焦がされていく
爆発的な噴射力の
燃え吹き出していく
推進力の反対方角に
まとわりつくような
誰かへの想いがある
| 詩人:雪 刀寿 | [投票][編集] |
とても静かな夏前の広場
僕らの話し声が、空に抜けて散らばる
上ずりぎみの胸 はちきれそうで
つないだ手と手
で、・・ねゑ、
飛び立てそうかい?
大地に白い線で ハンモック敷き
包まれちゃおっか
飛んでくる飛行船が、
あぁ、
僕らをくるんで、天まで持ち上げてくれるよ
夏好き 海好き
今日は、まぶしい日
まばゆいな
見つめきれやしない
震える前に「パッ」と顔かくすよ
ぅふぅ
照れてんだね
遙か真空の 宇宙から届いた青
背にうけて
はつらつダンス 踊ろっか
君も輪っかに 入っておいで
晴れやかな 夢路の時
ピンクさえ 顔赤らめて、深紅
裸ん坊で皆 身軽 気軽
さあさ、
朗らかに ラブソング歌お
とても静かな真夏の広場
はしゃぎ声が、空を駆けてく
ようこそ!
愉快で得意げな
夏に海に恋
なんか いろいろありがとう
好きよ
| 詩人:雪 刀寿 | [投票][編集] |
昭和から平成の思春期があやしてくれる
機械社会に溺れてた
機械と一心同体になるために
第三者目線はパラダイスを作り上げ 楽しげに何でも言える 仲になった
人に聞かれても人に聞かれなくても賑わい 豊か
彩り ゆたか そうして第一者と第2者
マンツーマンの関係は廃れて行っている
だから、アイデア産むため 自由な純白を欲しい
いつもリセットしてるな
何せ五億年前の人類を刺激する想像力だ
ブロイラー飼育を食べつくしてまだあきない
オープンな社会とは心のはだかを知っている?
ゆとりストと余裕だね!