詩人:みんなの掲示板 | [投票][編集] |
ご利用にあたっては「みんなの掲示板」第一番目の投稿「みんなの掲示板について」を必ずご覧ください。
定期周知
「みんなの掲示板」わ「詩人の部屋」内における掲示板機能を感想板を利用して果たそうと思ってたりします。色々使ってみてください。
※私こと「あいく」さんは「みんなの掲示板」を管理(自称)してる「詩人の部屋」の一登録詩人であり、「詩人の部屋」の管理者では御座いませんです。ご注意とご理解宜しくお願いいたしますm(__)m
詩人:ふくざわゆいと | [投票][編集] |
だいたいが ウソと幻想
真実は闇 影の中
信じられる人なんて ごくわずか
そんな中で 探せというの?
運命の人 本物の愛
どこにあるっていうんだろう
生きてる意味も
この命の価値も
詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
・
夜に川を渡る水音
風を切った矢になり
胸に刺さる
言葉もなしに
海に沈んだ太陽の光を吸って
夜ごとに光る呪われた苔を窺う
光る苔を盗む者は許さない
たとえ知らず苔に触れた人でさえ
愛を水に変える虚白
声をからし叫ぶ恋人
すでに愛は
指を離れた
まどろみながら傷ついた体をさする
鬼火のような燐光が瞼に焦がれる
暗い窓に苔盗人が映った
青いガラス破って弾丸を放った
誘蛾灯になった苔たち
銃の叫び森を震わす
その人の死体は
・・・・・・・・・・・・・・・・・・足元
詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
「生きていないのなら死んでいる」
嘘をつくと鼻が伸びていく
「死んでいるのなら
生きていてもしかたがない」
鼻先が伸びていく
「嘘がいやでしかたがないはずなのに」
鼻先がどんどんと伸びでいく
嘘とかそうじゃないとか
真っ二つに分けて
引き裂いてしまう
考えが
嫌だ
「鼻先がどうなったのかだって
そんな話しがさ」
この体を
引き裂いたところで
薪にすらなれないのに
鼻先がまたどんどんと伸びていく
詩人:ちぃふぁん | [投票][編集] |
行きたい場所があるのに
『何もしたくない』と体が動かない
体に心が負けている
弱い私はまた機運を逃す
留まる事に意味は無いのに
天を見上げるばかりで
眼を閉じれば底まで落ちていくような
手軽な安息を選んでしまう
鏡を見ては恥じて絶望する
『どこが良いんでしょう』と
いつだったかあの人が言った言葉が
いつまで経っても繰り返される
まだ私は逃げられないまま
詩人:高級スプーンあと何年 | [投票][編集] |
夏に聴きたくなる曲は何?
明るく楽しい歌よりも
切なく寂しい歌が好きだと
きみは笑った
そうだね
ぼくもそうだった
きみが息絶え 変わり果てるまでは
孤独に死ぬのは冬のほうがいい
ビジュアルだけが美しさじゃない
頭ではそうわかっているけど
こうも暑いとね
鬱陶しいな
飛び交う蝿をかき分けて
物言わぬきみを抱く
酷く爛れた肌
見開いた目
頬が落ちて骨が見えたまま
歪に笑うきみを見て思う
吐き気がする
窓を開けても
部屋から消えない腐敗臭
蝉の五月蝿い鳴き声が
ぼくを現実に引き戻す
見つかるのも問題か
きみが死んで初めて
永遠不変のものなどないと知った
夏に聴きたくなる曲は何?
明るく楽しい歌よりも
切なく寂しい歌が好きだと
きみは笑った
そうだね
ぼくもそうだった
きみが息絶え 変わり果てるまでは
スマートグラス
最新鋭の眼鏡をかけて
世界を創造
AI生成で宿るのか魂は
目の前には
生前と変わらない姿のきみがいて
笑わないでくれ
涙が止まらない
やっぱりきみは
世界で一番かわいいよ
たとえそれが
仮想世界のジルコニア
見せかけだけの美しさだとしても
穢れているのは
ぼくの感情で
きみがどんな姿になっても
そばにいて欲しかった
抱き寄せて
ぐちゃぐちゃになっても
二度と会えないのが怖かった
夏になるたびに思い出す
明るく楽しい歌よりも
切なく寂しい歌が好きだと笑う
きみのこと
そうだね
好きだよ 大好きだ
きみが息絶え 変わり果てたとしても
詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
・
君の住む町を 自転車で走っても
逆光にくらみ 心はあとずさる
君が忘れたら 季節は置き去りで
切り取られたまま 埋もれてしまうだろう
僕はここで生まれたわけじゃなくて
はがゆくて もどかしい愛しかなくて
夕暮れには夕暮れ色
雨降るなら雨の色に
染まることしかできず
僕はここに住んでるわけじゃなくて
柔らかい 臆病な愛さえなくて
夜明け頃はコバルト色
海騒げば紫蘭色(しらんいろ)に
染まることしかできず
─────
─────
詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
・
この町に住んでいいのは慈悲のある人だけよ
私はまだ私を許せない
たまにだけど 自分のこと
意気地なしだと思う
ベランダで花を育てています
曙町へようこそ 日当たりのいい町です
曙町へようこそ 坂道に猫がいます
世界はここからです
・
・
この町に住んでいいのは正直な人だけよ
私はまだ私をさらせない
夜明け前に目が覚めても
伝える手段もない
リビングでラジオを聴いています
曙町へようこそ 洗いざらしの町です
曙町へようこそ 女学生も歩きます
世界は今日からです
────
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詩人:EASY | [投票][編集] |
大丈夫なことを伝える為に
宇宙は存在している
意味なんてないし
あってもいい
何だっていい
大丈夫なんだから
何だっていいんだ
大丈夫じゃなくてもいいんだ
それすらも大丈夫
無敵は敵が居ないと
成立しないんだ
未解決問題に挑む数学者は
ほとんど猫が好きだ
これは偉大な雰囲気で
風が詩になる理由だ
太陽をドリブルして
ブザービーターを決めたら
100ポイントが入るってルールが
正式に決められたら
世界は今よりも少しくらい
平和かも知れない
そんな会話を出来るのは
地球くらいなもんさ
それが初恋で海辺なら
流れ星はスタンバイするよ
それを狙ってスタンバイする
映画の一場面みたいに
詩人:EASY | [投票][編集] |
遊んでたら
飯は食えねぇらしいよ
そんな事が
幕府からの通達として
貼られてたのよ
遊ぶのやめたら
食えんのかな?
そんな事言われたら
そんな風に思うよな?
でもさぁ
飯って、腹っ減ってないと
食いたくない訳よ
んで、腹減ってると旨い訳
結局ね、遊んでないと
腹も減らねぇし、飯も旨くねぇってこと
それはもう、飯が食えねぇって事よ
こんな事をわざわざ印刷してるのが
最近の江戸の流行りでねぇ
それに目を血なまこにして
働いてる者が溢れているんだから
世も末だと思い
俺は遊んでいるんだから
蕎麦の食い逃げくらい
多めに見ろってもんだろ!