詩人:EASY | [投票][編集] |
風に理由を聞く顔は
何となく吊り上がり
風が本当に吹く訳は
何となく吊り下がる
何となく思うのは
すごく大事なことなんだ
何となく思うのは
愛とか恋とか好きだから
詩人:EASY | [投票][編集] |
ひらひらの花びらを
手のひらで握ったら
優しい色に包まれて
妖精たちが喜んだ
ダルマさんは転んでも
ちっとも痛くなんかない
温かい太陽の
フレアに触れ合う優しさで
世紀末とさえ遊んでみせる
僕の笑顔で吹き飛ばす
詩人:かし | [投票][編集] |
パジャマの後ろ姿でしっぽを月に乗せている
右手にライト、左手にレフ等
顔は動かさず、光の行く末を青梅線
振り向けば幽霊はいないとわ軽々しく言わないで
分類するなら爬虫類、違うならタガメ
温泉は永遠なんだ老化
低く飛ぶ機体を夜空に見て泣くクライなら
フライトが辛いと伝えテル君がYou
星が終わるより先に終わると
人がいなくなるより前になくなると
絶対的でないのが分かりきった永遠だと
布団の中で眩しい画面を漏らさぬようこの思いを残したいと
温泉の夜、背中が見える
冷える足、目が冴える
明日の朝には怒ってなければいいな
詩人:高級スプーンあと何年 | [投票][編集] |
高度に発達した文明が
あくる日
突然すべて崩壊する
僕も君も家族も人類も何もかも
全部全部
絶滅してしまっても
宇宙にとってお粗末な顛末は
お世辞も言えない些末な些事だ
熱々のスープに浮かぶ
羽虫をひと匙
スプーンで掬ってポイ
救われなかったぼくらは
アカシックレコードに刻まれる
一行に満たない程度の歴史として
次はもっと上手くいくかなあ
それは人類の遺したタネか
新たな神のイタズラか
人類が絶滅してはや幾億年
新たな生命の息吹 それは
人に似て人に非なる
類人猿の新人類
歩む未来は滅びた種の猿真似か
今度こそ世界の果てを拝めるか
もしものもしも
どんな名医も手に負えない
空想・妄想・暴走の果ての果て
絶滅する前の
人類のひとりは夢を見て
想いを馳せる
僕らは宇宙の始まり
シン世界史の
1ページ目の文章すら
憶測でしか語れず
巻末には光年よりも程遠い
ページの途中から始まって
願い叶わず道半ばで終わる
そんなのってないだろ?
最後の1ページまで
しっかり熟読した上で
この本を
人生を終えたい
ただそれだけの夢
Is it really that hard?
「easy as pie!!」
それを神の領域だと
ぼくらを遠ざけるなら
あらゆる手を尽くして
戦って勝ち取るしかないな
輪廻する命と世界
横並びのマルチバース
レベリングして見える
新たな次元を超えて
得られるはずの全知全能
この世の果てを教えてくれよ
壮大なスペースオペラ
連続する物語
一冊の本を読み終えたら
視線の先に何が広がっているのか
何も存在しなかったNoneから
生まれたインスピレーション
芽生えたぼくらは
物語を円滑に進める
ただの登場人物で終わるのか
ワンピースが完結する前に
この世界が
絶滅したっていいからさ
代わりでいいから辿り着いてくれ
類人猿の新人類
You're reading until you finish.
Isn't that right?
あくる日の前日譚
ぼくらは転生する
どんな形で
どんな世界に生まれ落ちるだろう
わからないけれど
願わくば
次はもっと
神に愛されるデザインで有りたい
そんな・・・
そんな・・・
優しい白に包まれた病室で
ひとり静かに目覚める前の夢だ
詩人:さみだれ | [投票][編集] |
幻はよく吠える犬に咥えられ
巣穴に戻る頃にはもう手足すら忘れ
空を切るそれは世界の見世物となり
首輪には唯一残された自我があり
主観によれば悲劇だった
客観には喜劇だろうが
俯瞰で見ればなんてことない
総意による言葉により
魂はよく吠える
人のそれはよく吠える
何を吠えているのだろう
意味などないと俯瞰は言う
主観は体を気にして黙り
客観には漫談だった
憂鬱には水を与え
貴方は行儀よく座って
ありきたりな午後を過ごす
私にはわだかまりがない
あなたは欲しているばかり
私にないとわかっていながら
幻はそんなものだと
巣穴に戻る頃にはもう
主観が大袈裟にすれば
あなたが静かに
無かった事実に
気にすれば死ぬと
囁かれてる
そんな風に
見世られている
詩人:EASY | [投票][編集] |
東と西が喧嘩して
南の方で陽が落ちて
北風が吹いている
そんな夢の中にいる
無防備な感情を
涙で覆い尽くしたら
何となく笑ってる
君の顔が大好きだ
詩人:猫のあし | [投票][編集] |
頬に 暖かい風が当たる
少しずつ明るくなっていく
カーテン越し入る光を見ながら
ミルクコーヒーをゆっくり飲む
何かする必要のない毎日で
朝とりあえず生きるのに必要な事をこなす
朝食とミルクコーヒー
そして
僕の歩いてきた記録を書く
僕の 今生きる意味
どう生きてきたか 書いて行く
詩人:EASY | [投票][編集] |
常識は非常識
こんな当たり前のことを
地球では言葉にしないと
うまく陽には当たれない
笑い方を習うほど
暇じゃないから
僕は綺麗に涙を流す
お腹が空くのは
美味しいからで
生きてく為な訳じゃない
花が咲いたら
君にあげるよ
それが美しく見えたから
詩人:EASY | [投票][編集] |
曖昧に織り成した
休日の昼に見えるのは
妖精たちに決まってる
眉間にシワを寄せるなら
会議室に集まって
利益の話しをすればいい
春になったと思ったら
窓を開けてみればいい
そんな風に吹かれてる
そんな君が好きだから
詩人:EASY | [投票][編集] |
全部大丈夫、本当に全部
それに条件なんかないよ
あなたはこうするべきだと
何かが発するなら
全部無視していいんだ
無視してごらん?
君は猫みたいに
お腹を見せてくつろぐから
それより癒されることが無いことを
僕は誰よりも、神様よりも
いかにも正しそうな理論よりも
圧倒的に知っているから
君は君らしく生きるべきだ
それは神様の教えよりも
正しいことなんだ