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[195517] 明日は来ないとそう言って
詩人:灰色 [投票][編集]

明日が怖くて眠れないから

誰か私をいい子と褒めて、おやすみと撫でて。

不安と浅い呼吸を忘れて微睡みに沈みたいの。

嘘でもいいから

明けない夜を約束して。

恐ろしい明日は来ないとそう言って。

目が覚めてもまだ朝が来ないことを願ってる。

2019/03/25 02:06



[195515] 幸福論
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


映写機が映し出す
思い出は
瞳が見てきた景色
耳が集めた音

夜のどこかで
誰かが空を見上げて
流れる星に祈った

きっと幸せは気づかないほど
ささやかなものだから

もしも余るほど持っていても
それを幸せと思えない僕らには

幸せなんて永遠になれるはずもない。

2019/03/24 18:08



[195514] 燻ぶる
詩人:音無詞 詩(元 小さな貝がら) [投票][編集]

貴方と出会って
貴方と他愛のない事
話してるだけだったけど
お互い芽生えた想いが
あったでしょ?

何気ない言葉の数々に
支えたり
支えられたり

最初は分からない位の
小さな蕾が
勝手に私の中で
大きくなって

見えないけど
貴方と同じ夢に
向かって歩いてみたり

時に不安になって
手探りして
貴方の手
探したくなるの

時に不安になって
甘えてみたくなる
貴方の声
欲しがって

時に不安になって
独り占めしたくなる
貴方の事
我慢しても

一瞬で燃えついてしまう
想いじゃなかった

密かに密かに
毎日毎日
私の中で大きくなる想い

それが好きだと言う事と
それが愛してる気持ちと

そう

それが恋で
それが愛で

それがただ必要で
それをただ求めて

何故それが
伝わらなかったのだろう?
何故それが
実らなかったのだろう?

私の蕾
私の花

抱きしめられる事もなく
踏みつけられて

叶わない想い

貴方の想い
貴方の想いは
何だったのですか?
教えて下さい

一瞬で燃えつきない
私の想いは
今も私の心燻ぶる

By 音無詞 詩
2019年3月作

2019/03/24 00:58



[195513] 擬態
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


愛のふりをした殺戮が
いまだ癒えぬ傷跡に
影を差す

石や壁に刻まれた
遠い昔の記録を
老いた手が撫でる

平和になった日本には
もう戦う理由はありません

神や悪魔に擬態して
人に教えを説いたり

人の命を奪うのは
鎧のない裸の人の弱さだと

銃の重さも知らない
人がさも簡単に
言っている

僕も弱さを隠すため
必死に嘘や体裁で
景色に溶け込んで

枯れ葉や空気に擬態する。




2019/03/23 22:31



[195512] 夜間飛行
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


誰にもわからない 二人にしかわからない
秘密のじゅもんで 夜を飛び出して
誰かと似たような どこにでもあるような
恋じゃない 恋をしようよ ねえ

回る回る観覧車の ゴンドラに乗せた
わずか数十分の期待 それでもいい
ありえないところまでこの手を伸ばして

baby ばかばかしくて笑っちゃうような
くだらないジョークで涙を笑い飛ばして
まるでこの世界からすべての悲しみを
消してしまうようなとびきりの嘘をつきたいよ

羽もないけれど 空を飛ぶ イメージだけで
心は宙に浮かんで 星もつかめるさ
一歩踏み出したところから
世界はがらりとその姿を変える
今夜 銀河鉄道は地球を旅立つ。





2019/03/23 19:24


[195511] 虚像
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


言葉にならない気持ちに
なったときは素直になりなさい
強がるなんて馬鹿馬鹿しいから
無理せず涙を流しなさい

強がりと強さをよく間違えてる
そんな人がいるけれど
全く違うものだとわかっているのかいないのか

鏡に映る心の本当の姿は
君の涙を呼んでる
今必要なのはそんな
下手くそな笑顔じゃないのさ

この世知辛い世の中で
生きていると本当の自分を
見失ってしまうけど見失わないで

たまには涙を流すことも忘れなければ
本当に必要なものはなくさずに生きられる
本当に大切なものを持ったまま死んでいける。




2019/03/23 18:44



[195510] 通り雨
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


固く閉じた蕾が膨らむ三月の空
透き通り風も甘い香りがする
薄手のシャツに袖を通す
窓から見える町は春めいて
わけもなく胸はときめく

電車に乗ってしばらく
揺られたら たどり着く
僕の生まれた町 
 
桜が咲いたら きっと君に
この思いを打ち明ける
そう決めてまだ迷いながら
いくつ春を見送るだろう

ねえ小指で指切りしてさ
思い出の中で結婚しようね
そう決めたあの日の夕暮れを
まだ忘れられない

だから君の名前を呼ぶよ
この恋がただの通り雨に
ならないようにと。





2019/03/23 18:26



[195509] つよがりさん
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


黄昏の町 アスファルトに
影をひとつ落として帰る
手をつなぐ人もなく
もて余した手は熱を失い
すぐに寒さに負けてしまう

ひとつずつ灯ってく
街明かりを数えながら
帰るのがいつもの癖になっていた

僕の知るあなたは
どうにも強がりさんで
意地を張ってまた無理をする
そんな姿をこの頃見かけるよ

強がらなくても笑ってられる
少なくとも僕の前では
そんな明日が来たらいいな
言葉には出さないけど愛してる
君を思うと夜も眠れない

鏡に映る僕の顔が
泣いているように見えたら
少しは歩くのをやめて
立ち止まるのもいいだろう
ちょうどいい椅子に腰掛けて

明日生まれる人 今日亡くなった人
それは繰り返される約束ごと
僕もいつか

僕の知るあなたは
強がることができる強い人で
強くなければ強がれないことくらい
僕だって知ってるよ

頼りにされるより
頼ってばかりの僕だけど
頼られるのも向き不向きがある
頼りないくらいがいい
その方があなたらしいと君は言う

日が暮れてからしばらくした夜の手前で
僕はまた一人孤独なふりをする
あなたという日だまりがそばにあるのに
僕もまた強がりさんなんだ。

2019/03/23 18:12



[195508] 未題
詩人:椿 みなと(元 華々) [投票][編集]



なんの音もしない夜


耳をすませば
この夜を過ごす
人たちの本音(こえ)が
聞こえてくるのではないか
と、錯覚を覚える程だ


いや、
音や姿、形になっていないだけで
さまざまな本音(こえ)が
溶けているのだろう


そう
あの空に浮かぶ
月や星に思いを馳せ
彷徨いながら溶けているのだろう








なんの音もしない夜








わたしの本音(こえ)も
一緒に溶かして欲しい





そして
この夜を過ごす
あらゆるものの本音(こえ)を
月や星に零しながら

やさしい寝息をたてて眠りたい





2019/03/23 00:42



[195507] 君が生まれた日
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


まだ小さな手のひらを
僕の肩に乗せて
幸せそうに笑うから
僕もつられて笑った

はじめて君を抱いた日に
今まで感じたことのない
気持ちに包まれた

ありがとう それとも
愛してるかな

どんな言葉でも伝えきれない気がするよ

いつの間にか夜が
空の海に星を浮かべて
家々に明かりが灯る
君の名前を寝ないで考えた
どれもしっくりこないんだ
名前を書いた紙が部屋中に散らかる
隣には僕と同じで眠れない君がいるよ
君の顔を見たら安心したものさ。






2019/03/22 21:13
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