ホーム > 詩人の部屋 > 新着順表示

新着順表示  〜 新着順に10件ずつを表示しています 〜


[198524] 1R
詩人:高級スプーンあと何年 [投票][編集]

ひとりぼっちのワンルーム
君とまた話せるようになるには
まだ足りないか
生活していくのに苦労はあるが
一人でも生きてはいけている
人の声を再生すれば
どうにか孤独にも耐えられる
灰色の空を見れないくらい
家に閉じこもる一日も
薬があれば狂いはしない
ひとりぼっちのワンルーム
君とまた話せるようになるには
まだ足りないや
時間が経てば記憶は薄れるなら
夢を見るたび
どうして鮮明になっていくの
息遣いまで聞こえてきたら
あと一歩かな
ひとりぼっちのワンルーム
君とまた話せるようになるには
まだ足りないか


2024/10/26 23:57



[198523] 色の無い側
詩人:EASY [投票][編集]

幸せを願うための絶対条件は
その時、不幸であること

2024/10/26 19:27



[198522] 秋の夕暮れ
詩人:猫のあし [投票][編集]

秋の夕方

やらなきゃいけないことはあるのに

何もできなくて

やる気にならなくて

なんとなく外を眺めて

一日を過ごした

空はずっと雲がかかって

家は電気をつけないとなんとなく暗くて

のんびりの過ごし方も分からなくなっちゃったなと

何をしていいのか分からないまま

どんどん夜が深くなる

夜はなんとなく眠れなくて

明日が来るのが憂鬱で嫌で

でも、いつの間にか眠っていて

朝になってる

そんな毎日

2024/10/26 19:02



[198517] ヒー・ユー
詩人:EASY [投票][編集]

命を耕す畑では
とても熟した権力が

大量生産されている


そこから見える太陽が
皮肉に綺麗に見えるのは

AIが言いそうな
ブラックジョークとよく似てる

2024/10/19 21:51



[198516] やれ
詩人:高級スプーンあと何年 [投票][編集]

酸いも甘いも知ってまだ
地に足をつけてないから
十代の子の弾き語る
青い唄を聞いて
浮き立つ心と地蔵の体
鏡を見ろよ
お前はケツの青い
皺くちゃの赤ちゃん
若さはない幼さは
実社会から爪弾きにされ
と言うか逃げるように
閉じ籠もった六畳間で
自分探し
みんなやさしいからね
疲れたなら休んでいいよ
って言う
苦しまないで無理をしないで
わたしは心身衰弱
最初は本当だったんだろう
救いの言葉を鵜呑みにして
いつまで休むつもりだ?
少し歩いただけで
呼吸が乱れる
ダメだ
鬱で死にたくなる
そりゃそうだ
ずっと寝たきりだったんだから
重い重い腰を上げて
錆びた手足を動かせば
軋む心臓に痛みも伴うよな
足の裏から伝わる衝撃が
怠惰な我が身を疾走し
ぼんやりする頭を揺らす
何もしなくても湧いてくる
これらを形にして
藍より青い唄より青い
それらを世に出したい
十代の子にも
寝たきりの誰かにも
見せたいものがあるんだ
書き出しは違えど
行き着く先はいつも同じ
わかってるんだろ
救いの言葉はまやかしだ
他人の優しさを都合よく言い訳に使うな
よくあるあるあるあるあるクソッタレの半生
だけど歴史には微塵も残らない人生を歩んでいるのがお前
何も残せずに終わるごく普通の人の生
どうせそう
それでも
いつか斃る日まで
踠いて足掻いて虚しくなって
特別な才能はないと気付いても
誰にも必要とされず
誰にも見向きされなくても
この行為に何の意味もなくても
別にやらなくてもいいんだよ?
いつまでも休んでいてもいいんだよ?
それでもやるしかないんだ
死ぬまで苦しみ続けても
やることをやるしかないんだよ
それ以外に答えは無いから
お前がお前自身を納得させるには
それしか無いから
特別な才能がなくても衝動がある
運がなくても湧き続ける着想がある
頭の中にあるそれを
それらを形にする
表現する
創作する
発表する
それを続ける
死ぬまでやり続ける
無駄じゃない
なんて言わない
無駄だよ
今すぐ死んだ方がいいかもしれない
それでも気付いてるんだろ?
他に選択肢はないと

唯一無二の無為を
無為のまま無にするな
やれ
やるしかない
やれ

2024/10/19 02:41

[198512] スター
詩人:EASY [投票][編集]

籠の中に空がある


布団の中で眠る時
それは宇宙よりも広い

恋をした僕が
君に会いに行く為にもつ情熱は

核兵器も吹っ飛ばす


悲しい時に見せた涙に
嘘がないのは

天国に行くためじゃなくて
地獄に行ってまでも伝えたかった事に

巡り合えたから


気難しい顔をして考えるほど
僕たちは暇じゃないから

こんなにも流れ星が
流れてしまうから

2025/05/16 13:58



[198511] 予知の逆説性
詩人:EASY [投票][編集]

未来に起こることを
いくら言われても

それをどう捉えるかが
あなた次第である事からは

逃れる事ができない

2024/10/13 19:47



[198507] 【星の降る里】
詩人:浜崎 智幸 [投票][編集]



星の降る里で君に伝えたい

遠く遠い声をついばむ鳥になり

君が好きですとそっと囁こう

細く細く誰も聞き取れないように

帰りたい 帰りたい 星の降る里へ
帰りたい 帰りたい 星のふるさとへ


寒い星空は思い出させます

むかし死んだ人を優しきあの人を

君の優しさと愛のせつなさと

辛く辛いときも星を忘れるなと

帰りたい 帰りたい 星の降る里へ
帰りたい 帰りたい 星のふるさとへ

─────
─────

2024/10/07 20:33



[198506] 【若い樹】
詩人:浜崎 智幸 [投票][編集]


思い出はいつも
優しい陽だまり
色褪せた夢さえも輝くわ

綺麗じゃないよね
仕方がないよね
ぎこちないけど諦められない

あなたが望むならば
この樹は繁り

きららきらら 光りだす
梢まで


いつかは見つける
私のしあわせ
意外なほどに近くにあるはず

あなたが笑えば
世界がうなずく
あっけないほどピースが埋まる

あなたが祈るならば
この樹は稔(みの)り

さららさらら 歌いだす
不思議だね
───────────
───────────

2024/10/19 00:53



[198504] 何やってんだか
詩人:アルバトロス [投票][編集]

何やってんだか

その数日後には
いや、数時間、数秒後かな
すっかり忘れてさ

そんで中身のない箱を開け続ける

何やってんだか

2024/10/06 02:32
5167件中 (101-110) [ << 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 >> ... 517
- 詩人の部屋 -