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[196408] いいんだよ
詩人:高級スプーン2020 [投票][編集]

別に起きなくたってねえ
いいんだよ
って
陽が見えないのを良いことに
午前6時過ぎ囁く声

しなければいけないと
追い詰められているけど
後ろを見てごらん
崖っぷち
飛び降りたっていいんだよ
耳元で感じる
息遣いのぬくもり
心地良いな
やめろよもう

幸せが必然じゃないんだと
諦めてしまった
ラストに向かう道程が
この先も辛く苦しいものだって
感動も救いも待ってないんでしょう?
最後の最期まで生きるための望み
とっくの昔に捨ててしまったし

努力と違って失敗は
努力せずとも積み重なる
部屋の隅
いつの間にか
溜まっているほこりのように
掃除する気力も理由も無いもんで
そのまま放置していたら
病気になったよ

別に起きなくたってねえ

それでも必死で
必ず死ぬのに身体を起こして
這ってでも前に進もうとする
すげえよなあ

楽じゃないさ
楽しくすらないさ
仕事も趣味も恋人も家族も
信じるものもすがるものも無い
これ以上生きる意味も
でも
それでも
全うするために生きて何が悪い

もうわかんねえよ

目が覚めたら起き上がる
そんな当たり前のことが出来なくて
すげえなって思ううちは
眠れなくても
起き上がれなくても
前を向くしか
ねえんだよ

2020/01/18 06:27



[196407] 姫路
詩人:浜崎 智幸 [投票][編集]


いつまでも明けない夜
夢でゆく長い道

幼い頃の憧れが
私の翼に変わる

姫のもとへ走る道
流れ星を追い抜いて

私は燕になって
何よりも速く飛ぶ

夜の渦に迷いながら
最後に必ず着くと

姫路の長い道程が
果てることを信じてる



息が苦しくなるほど
憧れたあの人が

細い指で招くのなら
奇跡は何度も起きる

姫のもとへ走る道
宇宙島を貫いて

私は燕になって
誰よりも強くなる

もう一度耳を澄まして
あなたの吐息をさがす

姫路の長い道程が
果てることを信じてる

──────────
──────────

2020/01/17 05:33



[196406] 地球人
詩人:EASY [投票][編集]

正義は悪と友達で
喜びは悲しみと親密で

苦しみは幸せの約束だ


そして

僕たちは愛の表現で
そうしたいという運命に

それなりに忠実で

発揮されてる自由には


それがそうである為に
素晴らしく鈍感で

それに気づいている者は
不幸をまるで成功に

経験の中に見いだして

空と夜空が綺麗なことを
伝えることなく知っている

コントラストの達人だ

2020/01/17 03:20



[196404] 嘘でもいいから
詩人:高級スプーン2020 [投票][編集]

一生笑われる夢を見た
干からびた頬を伝う涙
現実はもっと酷いと笑った

嫌な奴を映した鏡のように同調し
わたしはわたしを指差し見下し
他人事みたく口角を上げる

とても見ていられない
わたしがわたしだったら
乖離するのは
回避するため

Nobody
わたしがわたしじゃないために
怒らなかった
起こらなかった奇跡
少なくとも
誰かは救われなかったみたい

横になるのはわたし
じゃあ
明日起き上がるのは?

一生笑われる夢を見た
悪夢じゃないから涙が出るよ
笑えるね

2020/01/15 04:02



[196402] 時の旅人
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


遠い昔の話をしよう

引き出しの奥の記憶

まだ僕が子供だったとき

世界は今より少しだけ

広く見えたよ

いつまで子供でいつから大人で

今の僕はどちらなのか

わからないまま季節は過ぎ

多少なりとも賢くなって

多少なりとも偉くなって

時を旅する ノアの方舟

世界の終わりは 夜明けの向こう。



2020/01/14 17:08


[196401] 種まく人へ
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


幼い少年が握りしめた鉛筆が

描く未来をそんなの無理だよと

言われてもなりたいものへの憧れは

消えることはなかった

積み重ねた日々を

努力という簡単な言葉に

してしまうにはあまりに

負った傷跡は多すぎる

陽射しの中で 生きる僕らは

幸せになるために

悲しみだって背負って

泣きながら 雨にうたれ

明日また明日と

同じような今日を生きる

何が咲くかもわからない

種をまいて水をやる

種をまく人。






2020/01/14 17:02



[196400] ギフト
詩人:EASY [投票][編集]

不自由がやって来たら
不自由の自由にさせるんだ

それが本当の
自由なのだから


自由は所有されるような
小さなものじゃない

それは

僕たちが持つ最高の
宇宙からのギフトだ

2020/01/13 13:18



[196399] したりすること
詩人:EASY [投票][編集]

目的は何なのかって
聞かれたりして

愛することなんだって
言ったりして

心から笑ったり
してたりとかする

2020/01/12 20:59



[196397] 散策
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

炎のように燃える色した気球が
水平線に舞い降りる

さっきまで
眩しすぎて
やっと、まるいことしか
わからなかった太陽が
もう容赦するかのように
水平線に遮る雲もないまま
だんだんとおとなしく
吸い込まれていく

岬には
夕日を見に向かったのだけど
見上げた白い灯台を囲うような
手摺りの間仕切りの向こう側へ乗り越えていくと
釣り場がある
荒磯の先端にたたずむ一人の釣り人が見えたが
途中足場の悪い岩肌から断崖の下を激しく打つ白波に
足がすくんでしまっていた
十数年程前なら
勇んで車へ竿を取りに帰り向かったであろう、この足が

太陽は沈み
皆帰って行く
夜釣りに備えた竿先のケミホタル※が
灯台を囲う手摺りの内側から
磯の先の空に灯って見えた

※(ケミホタル
魚のアタリを見極めるため、竿の先端部に取り付けたりする小さな化学発光体)

2020/01/13 08:12



[196396] それだけの人生
詩人:高級スプーン2020 [投票][編集]

真っ白な部屋で真っ黒になる

眠れない
会社に行きたくない
何もしたくない
でも自分で自分を殺すのは
少し怖いから
誰か代わりに殺してほしい

生きることに意味がないと
諦めていても未だ苦しい
あなたがいなくなっても
電車が少し遅延するだけ
その日のうちに再開し
何事もなかったように動き出す世界と
社会
誰がいなくなっても
歯車を取り替えるだけだから
何事もなかったみたいに元どおり
別にいなくてもいい存在
古い映画で学んだはずなのに
あなたのようにうまくいかない

寝不足のまま会社に行って
来月生きるためのお金を稼ぐ
守るものも趣味もないよ
来月も同じ気持ちで
銀行に振り込まれたお金で暮らす
それだけの人生

あなたがいなくて
とてもさみしい

2020/01/12 04:55
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