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[195511] 虚像
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


言葉にならない気持ちに
なったときは素直になりなさい
強がるなんて馬鹿馬鹿しいから
無理せず涙を流しなさい

強がりと強さをよく間違えてる
そんな人がいるけれど
全く違うものだとわかっているのかいないのか

鏡に映る心の本当の姿は
君の涙を呼んでる
今必要なのはそんな
下手くそな笑顔じゃないのさ

この世知辛い世の中で
生きていると本当の自分を
見失ってしまうけど見失わないで

たまには涙を流すことも忘れなければ
本当に必要なものはなくさずに生きられる
本当に大切なものを持ったまま死んでいける。




2019/03/23 18:44



[195510] 通り雨
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


固く閉じた蕾が膨らむ三月の空
透き通り風も甘い香りがする
薄手のシャツに袖を通す
窓から見える町は春めいて
わけもなく胸はときめく

電車に乗ってしばらく
揺られたら たどり着く
僕の生まれた町 
 
桜が咲いたら きっと君に
この思いを打ち明ける
そう決めてまだ迷いながら
いくつ春を見送るだろう

ねえ小指で指切りしてさ
思い出の中で結婚しようね
そう決めたあの日の夕暮れを
まだ忘れられない

だから君の名前を呼ぶよ
この恋がただの通り雨に
ならないようにと。





2019/03/23 18:26



[195509] つよがりさん
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


黄昏の町 アスファルトに
影をひとつ落として帰る
手をつなぐ人もなく
もて余した手は熱を失い
すぐに寒さに負けてしまう

ひとつずつ灯ってく
街明かりを数えながら
帰るのがいつもの癖になっていた

僕の知るあなたは
どうにも強がりさんで
意地を張ってまた無理をする
そんな姿をこの頃見かけるよ

強がらなくても笑ってられる
少なくとも僕の前では
そんな明日が来たらいいな
言葉には出さないけど愛してる
君を思うと夜も眠れない

鏡に映る僕の顔が
泣いているように見えたら
少しは歩くのをやめて
立ち止まるのもいいだろう
ちょうどいい椅子に腰掛けて

明日生まれる人 今日亡くなった人
それは繰り返される約束ごと
僕もいつか

僕の知るあなたは
強がることができる強い人で
強くなければ強がれないことくらい
僕だって知ってるよ

頼りにされるより
頼ってばかりの僕だけど
頼られるのも向き不向きがある
頼りないくらいがいい
その方があなたらしいと君は言う

日が暮れてからしばらくした夜の手前で
僕はまた一人孤独なふりをする
あなたという日だまりがそばにあるのに
僕もまた強がりさんなんだ。

2019/03/23 18:12



[195508] 未題
詩人:椿 みなと(元 華々) [投票][編集]



なんの音もしない夜


耳をすませば
この夜を過ごす
人たちの本音(こえ)が
聞こえてくるのではないか
と、錯覚を覚える程だ


いや、
音や姿、形になっていないだけで
さまざまな本音(こえ)が
溶けているのだろう


そう
あの空に浮かぶ
月や星に思いを馳せ
彷徨いながら溶けているのだろう








なんの音もしない夜








わたしの本音(こえ)も
一緒に溶かして欲しい





そして
この夜を過ごす
あらゆるものの本音(こえ)を
月や星に零しながら

やさしい寝息をたてて眠りたい





2019/03/23 00:42



[195507] 君が生まれた日
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


まだ小さな手のひらを
僕の肩に乗せて
幸せそうに笑うから
僕もつられて笑った

はじめて君を抱いた日に
今まで感じたことのない
気持ちに包まれた

ありがとう それとも
愛してるかな

どんな言葉でも伝えきれない気がするよ

いつの間にか夜が
空の海に星を浮かべて
家々に明かりが灯る
君の名前を寝ないで考えた
どれもしっくりこないんだ
名前を書いた紙が部屋中に散らかる
隣には僕と同じで眠れない君がいるよ
君の顔を見たら安心したものさ。






2019/03/22 21:13


[195506] 春だなぁと思うとき
詩人:あいく [投票][編集]

春風薫わ

牛糞臭ににたる

有機肥料

2019/03/22 19:14



[195504] 火花
詩人:みなみん [投票][編集]


目を閉じると
火打ち石をカチカチとした時に飛び散る
火花みたいなんが
脳裏に浮かんで眠れない

体中に張り巡らされた
透明の触覚が
半径1m以内のものに
敏感に反応する

Wi-Fiをもキャッチしている気分
人から人へ
空気と呼ばれる電気が
飛び交っていて

それを何回も何回も
受信している
体はマナーモードで
声は出ないけど
心が静かに震える

昔の嫌なことを思い出す
あいつら全部見返してやりたい
あいつも、こいつも、

パッシパシの炭を
口にぶち込んでやりたい
その口の中を
愚痴のシャワーで洗い流してやって
もう腹の中まで真っ黒グロ

脱臭炭にして口臭を消してやる
そういえば

息は臭いほど
風船は浮くんだ
ニンニク食ったから
割れたらくっせぇぞぅ
一緒に歯も浮き上がってくんだ

悩みを含んだ風船は浮かばないんだ
ため息ってのは
どうも重たいらしい

外を歩けば
沈んだ風船ばっかり
踏まないように気をつけるから
みんな下を向いて悪循環さ

悩みを含んだ風船は割れない
針で刺しても
しおしお萎むだけ

わたしは
流れるプールで
素麺になって
誰にも食べられないスピードで
一生を終えたいのか
それはそれで寂しいな

素麺が死ぬ時は食べられた時でしょうか
「美味しい」の声を聞いたら殉職でしょうか
人は誰かに悲しんでもらえてこそ殉職でしょうか

分からないね
本当にあいつも、こいつも、
見返してやれたら満足なのかな
大切な人はそっちじゃないのにな

とりあえず
火花はまだ鳴り止まないし
無理に眠ることはない

2019/03/22 10:19



[195502] 劣越感
詩人:EASY [投票][編集]

小鳥たちが何度もつつく
餌じゃなくて石ころを

餌なんて見下した
言い方はやめるんだ


腹が減るのは太陽が
悪いことをしてるから

昔話に出てくるような
教訓たちは猫みたい


苦しみなんか明日には
きっと消えてなくなるよ

消えてなくなる明日には
苦しみなんてきっとない

2019/03/20 20:26



[195500] 夜の空の低いところで
詩人:さみだれ [投票][編集]

後ろの正面
あの子の影
世界の羽音
呼吸
未来が欲しいね
空を彷徨う手
わたしひとり
目を開けてもなお

守れなかった
生きられなかった
手を繋ぎたかった
息を確かめていた
夜のこと
守りたかった
死にたくなかった
手を繋いでいた
息を忘れていた
よるのこと
あなたは忘れただろうか
目を開けてなお
夜が続いた安らぎを
あなたは聞こえていた?
月や星が音を持って響いていたのに
ほんの少しの距離が
命すら越えて
どうしようも無い距離が
あなたを透明にして
守れなかったり
生きようとしたり
手を伸ばしたり
声を出して呼んだり
そんな夜のこと
全部ひとつにして
あなたに聞いて欲しかったり

あなたに言って欲しかったり

2019/03/19 21:18



[195498] なんにも
詩人:EASY [投票][編集]

何もだよ

本当に何にも


世界中のないものを集めて
ひとつにしても

敵わないくらいに

本当に
何にもないんだ


君を咎めるものは

2019/03/18 16:52
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