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[195910] アパート
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


夕暮れのベランダに
ふと夏の匂いを
感じて出てみれば
風もやわらかく光と戯れる

窓辺に吊るした風鈴が
奏でる 涼しげな音色

この町をあとにする
僕は片付いた部屋を見て
風鈴をしまうのを
ためらいながら泣いている

風にさらわれた麦わら帽子の
行方を気にするように
何処かになくした思い出を
振り返るけど足跡さえ見つからない

心より先に 体が大人になる
心は今も探している
指切りして 結んだ約束
また会おうねと言ったのに
僕たちはあまりに忙しすぎて
会えないまま 何度目の夏を
見送るだろう

ラムネのビー玉の取り方や
カブトムシのたくさんいる場所
僕らだけの秘密基地 

大切なものはあんなにあったのに
時の流れに忘れ去られて

アパートの四階 一番端の部屋
僕が住んでいた部屋

今は誰が住んでるんだろう
今でも陽射しは悪いかな

また会おうねと言ったから
約束は果たされなくちゃ悲しいだろう

涙に濡れた思い出を抱えたまま
夕焼け空は今日も優しく燃えている

大人になって乗ってみた
シーソーは簡単に傾いた
僕は恋の数だけ涙を流してきた
果たされない約束は
僕が大人になるための階段
そう思ってもいいかな。



2019/08/17 14:27



[195909] 銀河鉄道
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


宛もなく本を読むように
活字の海を漂って
結末に向かい旅をする

大好きな音楽家や発明家や
小説家や あの映画

夜に潜む悲しみと魅力

言葉は言葉以上の意味を持つ
異国情緒に 花が咲く

銀河鉄道 銀河鉄道 星を航る船。



2019/08/17 12:51



[195908] シリウス
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


窓の外、流れる景色は
帰ったら絵日記に描こう
長い長い夏休みも
永遠に終わらなそうな
時間も終わることを
僕は知っている

喧しい蝉しぐれが
雨のように降る畦道に
日焼けした肌をさらして涼しい図書館に逃げ込んだ

見るもの聞くものすべて
あざやかで新しい知らない世界

天体望遠鏡から
見た宇宙は僕には
すぐ近くにあるように見えたよ
図鑑はほとんど読んだつもりだけど
空想科学読本にも書いてない
知らない世界の摩訶不思議
眩しいほど輝いているから

こんなに歩いても
まだ僕はもくじにいて
冒頭にもたどり着いてない
空は相変わらず青くて
昨日と何ら変わらない

さわってみなくちゃわからない
虫も動物も 異なる命の形を持つ

海で拾った貝殻に耳をあてれば
聞こえる波の音
夜を見上げれば星座 あれはシリウス
ペルセウス 大三角
すべて知っていたつもりの世界は
知らないことばかりだったよ

かけがえのない 経験と小さな
ときめき 夏が終わるとき
僕らは気づくだろう
手にした 望遠鏡の向こう
宇宙の闇がささやいた
秘密の花園へ続く扉は
子供にしか見えないこと

天体望遠鏡から
見た宇宙は僕には
すぐ近くにあるように見えたよ
図鑑はほとんど読んだつもりだけど
空想科学読本にも書いてない
知らない世界の摩訶不思議
眩しいほど輝いているから。

2019/08/17 12:20



[195907] 日々
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


ただいま おかえり
何度繰り返すだろう
明日もあさっても
何度繰り返すだろう

面倒なやりとりも
いつしか大切だと
気づける日が来るかな

些細なことで喧嘩したって
すぐ仲直り 喧嘩両成敗で
あいこでしょ

あなたの笑ってる顔を見てるだけで
幸せになれるよ それだけでいい

「特別なことなんて何もない毎日」

だけどそれもまた幸せなものでしょう

笑って 泣いて また笑って

ただいま おかえり

何度言ったか わからないくらい

繰り返してきた あくびが出るほど

退屈な日々も 幸せなものでしょう

窓の外 夕日が沈んで きれいだと思う

気持ちになるのは 幸せなことでしょう。




2019/08/17 11:53



[195906] 名前
詩人:尻尾まであんこが詰まってるたい焼き [投票][編集]


まだ目も開かない 
一人で歩くことも
ままならない僕は
母の腕に抱かれ
病室で朝を迎えた

父は寝ないで考えた
僕の名前をはじめて
呼んだ日に嬉しくて
涙が止まらなかった

小さな僕の手のひらが
最初につかんだのは
お日様の陽射しだったよ

元気な子になりますように
幸せなことありますように
誰にも優しくできますように
願いをこめてつけられた
名前と手をつなぎ一緒に生きていく

反抗もした 金も盗んだ
悪いことなら
一通りしたよ
だけど悪いことは
すればするほどむなしい
人から誉められたほうがいい

やってしまった後悔は消せないから
これからの生き方変えていく他ない

笑顔が素敵な子になりますように
美しくなりますように
人を愛せる人になりますように
まだ名前に相応しい人にはなれてない
名前に恥じないような人に僕はなりたい

きっと親の手を離れても
僕はあなた達の轍を歩くだろう
地図を持たされているみたいに
いつでも間違いそうなときは
あなた達が道しるべになる

僕は迷うとき 名前を思い出す
僕につけられた名前は
僕に正しい道を教えてくれる
だから僕は死ぬまで
この名前と一緒に生きていく。


2019/08/17 11:44


[195904] U
詩人:gof [投票][編集]

幽霊の犬
コロンバス通りの
煌めきに消えて

きみを思い出す言葉は
イントロダクション

季節には 散り散りの宝石があり
切なく光るのです

帰る場所は もうないのだから

きみの今を浮かべるは
イマジネーション

セピアのピアノの奥で
僕はカスタネットみたいな足音

感情の騒めきは夜風
フィードバックするシューゲイザー

ただ ここにあれ
この瞬間だけは
明日には朽ちる余韻の鼓動よ

2019/08/14 21:30



[195903] void
詩人:gof [投票][編集]

さらり 雨
クライロのミュージック

ココロの扉は
ヴァイオレットの香りで
開閉される

知らない町の 灯る火
踏んだことのないステップで
水溜りを跳び越えたら 桃源郷

掛け値無しの ありさま
夜列車 行方知れず

きみにあげたかった一輪の花は
透明の海に 浮かんで消えた

さよなら よろしく こんにちわ
香ると病むね 錠剤ラムネ

自分だけで楽しむという事には
いつも メランコリーの代償があるね

また 繰り返し 学ぶ
過ち 眩まし 光と影と
グレーの肖像画

いつかの色を入れたいが為
きみを心底で抱きしめたいが為

2019/08/14 21:17



[195902] 否可感
詩人:EASY [投票][編集]

完璧な人などいないって
慰めるよりも

完璧な人ってどんな人?って
疑問を持つ方が


言ってしまえば愛っぽい










2019/08/14 19:26



[195900] くず箱
詩人:46 [投票][編集]

いらないものは小さな箱に捨ててしまおう
ティッシュを投げて入らなくって
またのこのこ取りに行くようなマネはしないようにさ

確実に私の中から消し去りたくてしっかり箱に閉まってフタをして

そのうち誰かがソレを回収にきてどこか遠くへまた持って行って灰にしてしまうような

そんな簡単な仕組みがよかったよ人生

誰かが言うよ
それは本当にいらないものかい

誰かが見てるよ
見て見ぬふりをしちゃいけないって


もっと簡単な生き方がよかったよ人生

それって本当?



2019/08/13 23:50



[195899] ティビジョン
詩人:EASY [投票][編集]

ポジティブっていうのは
ネガティブっていうのを

受け入れるっていうことだ

2019/08/13 19:30
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