| 詩人:とーれぱすて | [投票][編集] |
コーヒーの香りに誘われて
チーズケーキを頼むきみ
過ぎゆく景色に惑わされ
到着駅を過ぎるきみ
暗闇の白色灯
冷たい悲しい帰り道
石ころを蹴りながら
玄関の暖色灯
明るい優しい帰り道
白い息を吐きながら
それらしいリリックに
それらしいミュージック
がちがちの甲冑が
ぼろぼろを覆う
寂しいのは僕だけで
愛されていて欲しい
寂しいのは僕だけ
愛していて欲しい
| 詩人:EASY | [投票][編集] |
予言者は
時間で縛る魔法使い
ピーマン嫌いな子供くらい
それは普通に蔓延った
明日は今日の次の日で
明日が今日になった時
やっぱり明日は次の日で
それはずっと次の日だ
今を生きるのは
何よりも僕たちを
愛してくれるんだよ
今日がよければ
今が良ければ
それは永遠さ
それしかないのだから
そんなの当たり前だ
明日は嘘
今は真実だよ
めんどくさいから訳して言うとね
そこには、幸せしかないんだ
僕たちは不幸という物語を
幸せの後ろで見ているだけの
歯にかんだアーティストみたいなものさ
| 詩人:EASY | [投票][編集] |
蜃気楼はそう見えているだけ
それは理屈でもいいし
理屈じゃなくてもいい
幸せは蜃気楼
不幸も蜃気楼
それはそう見えているだけ
それも理屈でもいいし
理屈じゃなくてもいい
綺麗ごとが綺麗な時
綺麗は何処にあるの?
僕たちが探してるものは
見つからない方がいい時もあるんだ
| 詩人:EASY | [投票][編集] |
季節の合間に見る夢は
土星の輪っかに乗っかって
UFOとミサイルの
中間くらいのスピードだ
懐かしい味がする
奴らは殆ど思い出で
子供の頃に見た様な
太陽みたいな味がする
| 詩人:かし | [投票][編集] |
君の姿を確認したよ
これはどっちだ
君を加工したのか
画像を加工したのか
僕の目が加工しているのか
整形を疑い
機械を疑い
あげく自身を疑う
あいつ光ってんじゃないぜ
お前が暗闇にいるんだ
えくぼは窪み
八重歯はガチャ歯
笑顔は歪み
やなとこあげよう
いくらでも出てきてしまう
騙そうとしても無理だ
いっつもそこにいるもんな
| 詩人:ふくざわゆいと | [投票][編集] |
毎日、あー嫌だな
やりたくないな と思うことでも
やり終わると達成感と
今日もやったぞ と自己満足で
自分のことを ちょっとだけ
好きになれる気がしてる
「遠い目標を目指すには
これが一番の近道なんだ」と
どこかで 誰かも 言ってたような
悔しい気持ちを 胸に
あの瞬間の恥を 糧に
負けたくないなら やるしかないよな
負けたくないから やるしかないよな
いつか来る その時のために
| 詩人:レオナルド・ダ・ウンチ | [投票][編集] |
あなたのパンツを見せて下さい
そう紳士的にお願いしたのに
変態扱いをされる
この世はそんな理不尽で出来ている
ABC・・・とだんだんエロくなるなら
Zはどんだけエロい事なのかと
ずっと思っていたあの頃
俺は天かす
天ぷらのカスではなく
天国のカスだと思いたかった
| 詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
・
・
ほんとの愛ならば
とこしえに変わらぬと
誓いの血を吐いて
てのひらに擦(なす)れ
そんな細い腕で
誰を抱きしめられると言うのか
吼える獅子のごとく
すべての軛(くびき)を壊し
走り出せ
・
・
偽善者を笑うな
真実を庇護するな
誓いの血を吐いて
沈黙に耐えろ
そんな弱い息で
誰を守れるとか言うつもりだ
愚者は愚者のままで
すべての知恵を求めて
動き出せ
──────
──────
| 詩人:高級スプーンあと何年 | [投票][編集] |
君が死んだあとにも
悲しいと言葉に綴れる図々しさよ
その涙をいくらで売る気だ
心を動かす文章で装飾し
より大勢の人の涙で洗浄した札束で
手に入れた生活
心まで豊かにしてくれたか
喉から手が出るほど欲しがったものと
引き換えに失ったもの
全てを思い出にしてまで
叶えたかった夢
幸福な現実を前に
それらを捨てて
どこに行く
君が死んだあとにも
悲しいと口にすることの虚しさよ
本当に大切にしなければいけないもの
あれほど世に謳われていたのにね
何が大切か
失うまで本当に気付けないとは
こんなに泣かされるなんて
終わりを迎えるまでわからなかった