詩人:梅宮 蛍 | [投票][編集] |
うす汚れた黄金色と藍色のすきまに
ぼくらの夢は隠れてしまった
暗いあの道の真ん中で
きみはまだ立ち尽くしたままだろうか
もう夜が明けようとしているのに
小さな星がひとつ
かなしそうにポツンと輝いてる
きっと 帰るのを忘れたんだね
ほんのりと明るい街の中を
なごりを惜しむように灯る電灯が
等間隔にぼくを見送る
ねえ こんな日を
お別れ日和と呼ぶんだろうか
うす汚れた黄金色と藍色のあのすきまに
ぼくらの夢は隠れてしまったんだよ
詩人:とーれぱすて | [投票][編集] |
「お誕生日ですね、おめでとうございます。」
「お、久しぶりだな、突然なんだよ。(笑)」
軽いやりとりでいい、2行で良い。
貴方の生存確認をしたい
それだけ。
本当にそれだけで良いから。
いまだに夢に出てきます。
起きて香りを振り返えられるほど
私の記憶そのままの、貴方が。
貴方は幸せに前に進めていますか。
なんでもいい、とにかく幸せでいてください。
こうしてここに残すしかないのです。
おめでとうを伝える手段が
どうしても
無いのです。
詩人:EASY | [投票][編集] |
まるで
猫を撫でるみたいに
温かさを感じてしまうのは
外が寒いから
温かさを
冬に感じることが多いのは
生きるヒントに似ている
キリンの首が長いのは
進化論じゃなくて
子供たちを驚かせる為の
魔法だと言って見せる
夜空の輝きみいなものでもあって
関係で言えば
セサミーストリート
右のポッケにはナイフ
左のポッケにはチョコレート
それは北と南みたいなもので
地球の在り方をなぞる
分からないことを
分かろうとしないで
それは殆どの場合
君を君らしくしないし
僕の大好きな猫たちが
好まないことだから
詩人:桜井 楓 | [投票][編集] |
人にやさしくされた時
それは
自分が弱き立場になっている事が多くて
心に傷を抱えていたり
身体的な部分で人並みにできなかったり
人にやさしくする時
誰かの助けになり
それはどれもが心温まるお話になること
おばぁちゃん 小さな子供 障がい者
傷ついた友人
これからどんどんと
やさしい雰囲気から温度が下がっていく
本当の優しさを掘り下げていくと
結局は自分が憂いていることに気付く
誰かにやさしい言動は
どこか優越感を得たい浸りたい気持ちが
見え隠れしている
あなたの その
やさしさはどこから来ていますか?
やさしさは無償でしょうか?
各々の自分の性格のなかを覗き込めば
何が見える?
あの人はやさしい人
そういえば自分は他人にやさしく接している事が多いと自覚している
そのもっと心の奥に踏み入っていくと
他人にやさしくしておけば
自分が困った時に誰かが助けてくれる
常日頃から保険をかけている
それほど自分にコンプレックスがあったり、自信がなかったり、他人には見せない弱き部分を持っている
誰かにやさしくすることで
心が温まる
自分でも気付いていなかった
冷えていた心の一部が温まる
自分は人にやさしくできたと
嬉しくなる
心の奥深くにある劣等感
優越感を得ることで一旦消える
快感にも似たような心地よさ
傷付けば傷付くほど
人は優しくなれる
なんて歌の歌詞にもある
人は誰もが病に罹り心の奥に置いている
奥(臆)する病
臆病
それが原因で
見栄を張り自分は良い人だと演じ続けなければいけない
失敗したり時に自分の欲を出せば
それは違うと一斉に叩かれる
その為にも
保険をかけてでも
人にやさしくしておかなければいけない
おかなければいけない
そこに無償のやさしさは
あるのでしょうか?
優しくするとき
されてるとき
人は憂いています…
よき人生を送る為にも
やさしさは必要です
最期にこれで良かったと言えるように
その良き人生を送る為もまた
自分が憂いているのですから…
詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
外で雨が降っている
雨が外で降っている
風もいくらか吹いている
こんな夜に
ものうげに
雨が降ってる
雨だけが
ただただそれだけみたいに
雨が降っている
詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
・
【長崎弁】
アラカブは釣れよんね
こん海はよんにゅ獲るんね
こん海がいつまでん、ないどるごと
祈っとるけん
【標準語・意訳】
カサゴは釣れますか
この海は豊かですか
この海がいつまでも静かなように
祈ります
──────
──────
詩人:あいる | [投票][編集] |
一緒に夜通し起きてた真昼の月だけがボクらの味方
思い出に色はつけられないけど
ちょうどあんな彩り
冬将軍も春一番もイトコみたいなもんかな
愛と安心も親戚らしいよ
君もボクも変わるけど
運命は拗れてそこらで跳ねてる
線香花火を落として
君の髪を揺らす
それがあの風の一生でも
それはそれさ
光に透けた君の銀髪みたいな透けた白髪
言ったら抜かなきゃなんだろな
枝先にしがみついてた花を落とした
どうか振り向かないで
上手く掴めない日々を愛そう
詩人:猫のあし | [投票][編集] |
君と過ごしていた日々が
ちょっとずつ遠くなっていく
一緒に歩いた道を見ると
どうしても思い出してしまって
立ち止まってしまう
ひとりぼっちが苦手なぼくと
色んな事を経験してくれた君
また君とよく行った公園に一緒に行きたい
また一緒にご飯を食べたい
また一緒に眠りたい
また君と見れる未来がみたい
君を思い出して歩くと
綺麗な蝶が舞う
心地いい風が通り抜ける
いつか 自然に君に会える日がきたら
また一緒に 気持ちのいい公園で
お弁当を食べよう
楽しかった思いで話をしながら
次は一緒に海を見ようね
詩人:猫のあし | [投票][編集] |
寒い朝に冷えた手を温めながら
坂道を足早に上った
真っ青な空が広がって 緑の山々が並んだ
この寒さが心地よくて
こんな朝が嬉しくて
背伸びをしたくなった
きっと
良い一日になるね
笑いあえる人がいるから
詩人:雪 刀寿 | [投票][編集] |
自分と違う話をする人を褒め称える
同じ共感は無視して、
むしろ意味不明な話の中身を歓迎すると
気づかなかった愛の光が差し込み
今まで使わなかった脳の部分をくすぐる