詩人:EASY | [投票][編集] |
玄関先のカマキリは
子供と大人の狭間くらい
誰かの怒りと悲しみの
関係性を奏でてる
言葉では伝わらない
気持ちを誰かが訳したら
眩しすぎる太陽が
瞳に綺麗に映るんだ
詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
・
夏の夜は水も冴え
叶わぬ恋を慰める
浅い眠り誘う楽(がく)の声
偽りの言葉 すでに無く
この胸の痛み 懐かしく
我もまた ひとつ あかり点す
・
・
心騒ぐことは熄(や)み
億万の目が閉ざされる
寄せて返し 時は滞る
渇仰(かつごう)のくびき すでに無く
素足の天使が舞い降りて
浄められた窓 そっと叩く
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詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
・
銀の鈴を拾いました
名も知らぬ花の陰で
それは二度と帰ってこぬ
夏の恋の夢でした
好きと言えないままに
散り急ぐ野の花よ
恋が終わったならば
次の恋待ちわびよ
銀の鈴を拾いました
捨てられた口紅(べに)のそばで
それが美しいなら
私でも涙する
蛍 身を焦がすほど
文殻をもてあます夜
銀の鈴を拾いました
捨てられた櫛のそばで
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詩人:十七夜 | [投票][編集] |
早く大人になりたかった
いつまで子供なんだろう
いつまで不自由なんだろう
うんざりだった
子供でいる期間はものすごく短くて
永遠と思われた時間は人生のほんの小さな一部分でしかなくて
不自由ではなく守られていたのだと
気付いた時
私は大人になってしまっていた
詩人:EASY | [投票][編集] |
上手く行く為の方法を
世界は宣伝している
これを広告と共に乗せる事が
世界のトレンドだ
上手く行かなきゃいけない事は
権力みたいな響きを奏で
農薬を照らす太陽みたく
この世界を映してる
幸せなら何でもいいの?
不幸じゃいけないの?
上手にくすぐったら
君は簡単に笑うのに
自転車に乗りながら
自転車の鍵を探したのは
教訓じゃなくて
君を笑わせる為に
僕が話そうとしていることなのに
考えなくてもわかる事だから
考えても
わからないだけなんだから
詩人:EASY | [投票][編集] |
流れ星を見たら願いを叶えるんだ
そしたら叶うんだってよ
でもね
流れ星を見たら
それが綺麗すぎて
願いなんか言えなかったよ
だけど、それが綺麗だったから
嬉しいんだ
それは僕が願おうとしていた事より
ずっと綺麗だったから
詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
・
ああ わたしの好みの光
そして 響き
ああ 小さな窓にも届く
朝の希望
そこまで来た夏は
愛のように甘い
そこまで来た夏は
愛のように甘い
さあ 踊ろう 夢のなか
さあ 笑おう 今すぐに
ああ 君はスジャータですか
もうここは天上ですか
・
・
指を弾くだけで
世界中に響く
呼吸を聴くだけで
こころ全てわかる
菩提樹の枝には
迦陵頻伽(かりょうびんが)遊ぶ
菩提樹の枝には
迦陵頻伽遊ぶ
さあ 脱けよう サンサーラ(輪廻)
さあ 目指そう ニルヴァーナ(涅槃)
ああ これはサルピスですか
もうここは天上ですか
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サルピス・・・仏教でいう熟酥味(じゅくそみ、ヨーグルト味でいいかな?)。カルシウムを強化したら、カルピス。
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詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
・
不可解な色彩の渦で
あなたが見えない
甘やかな迷宮
人知れず 胸を焦がす恋
「蜜」と呼べる「罪」は
あなたの髪に触れたこと
花吹雪を肩に浴びて
笑い声をあげよう
祝う声にかき消される
僕の言葉
僕の指令──帽振れ!
・
・
不合理な満足の日々の
それなりの魅力
ときめく帰り道
君知るや 色褪せない愛
翼のある心
一途に走るこの思い
月の雫 両手に受け
君の町を目指そう
響きわたれ 響き交わせ
僕の言葉
君の合図──帽振れ!
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第一連では、あなた。第二連では、君。
つまり、距離感ですね。
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詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
・
夜明けから日暮れまで
鳥が空にいるように
僕は君のことだけ
考えることにしてる
10時から6時まで
夢を見続けるように
僕は君のことだけ
考えることにしてる
実りのときが近づいたのは
君の笑顔でわかるよ
空と話すこともできるよ
信じていなくても
ここで
みどりを育ててくれますか
笑顔のままで
みどりを護ってくれますか
みどりのままで
・
・
珍しい蝶よりも
季節の草でありたい
僕は無理をしないで
君のために歌いたい
背伸びするぐらいなら
誰も愛さずにいたい
僕は無理をしないで
君のために歌いたい
もっと深いよ もっと強いよ
君の笑顔の約束
人が人に立ち返れるよ
意識してなくても
ずっと
みどりを助けてくれますか
笑顔のままで
緑を愛してくれますか
みどりのままで
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