詩人:EASY | [投票][編集] |
流れていく残像が
意味を持って軋みだし
心を疲れさせるのが
人が生まれた意味になる
そんな流行りの人生が
地球人を満たす時
微笑む事が流し出す
星が願いを叶えてる
詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
どうにも釣れない
釣り場がある
大城さんと渡久地さん
この二人の名人が
いつもいる
去年からここに来ているけれど
皆が彼らに声かけ
二人も誰かに声をかける
誰も俺も釣れないのに
この二人は釣れる
釣れると
皆にその魚をやる
俺にすら
わけてくれる
とにかくここでは名人だ
二人を慕うように
釣り人達がよくここを訪れる
海水浴のシーズンには
すぐ隣にビーチがあって
子供達のはしゃぐ声が
学校の校庭くらいに
背中に聴こえながら
釣りをしている
本当に
色んな人達がやって来る
釣りよりおしゃべりがしたいような
そんな釣り人やら
ビーチから散歩で来た水着のままの観光客
ビーチで遊び足りなくてやって来る子供達
後期高齢者で釣が出来なくなったと話す老人達
ここにはなにやら
えもいわれぬ
コミュニティが
出来上がっている
レポートではないけれど
なんだか俺は
ここが好きに
なりはじめている
釣れないのだけどね
詩人:EASY | [投票][編集] |
ニュースはバライティー
戦争はごっこ
同調する圧力は
権力主義者のサイボーグ
批判に餌を与えてる
そこら辺の世の中の
隣の世界で大トロを
猫と一緒に食べるんだ
詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
してきな
はなしがいをした
ばか ここは
してきな
よりすがり
あいか ここは
ここは
してきな
してきで
はかか ここは
してきな
はかなさで
いたたまれない
どうしようもない
ばか
ここは ここは
してきたか してきか
ここは ここは ここは
はかかばか
してきな
はなし
あい
を
詩人:高級スプーンあと何年 | [投票][編集] |
罪のない人を殺しておきながら
犯行後
しれっとニュース番組の
インタビューを受けている
何食わぬ顔で
「怖いですね」って言う
お前が怖かった
けど
自分が選んだ未来で
自分で自分の首を絞めて
その罪から
免れようとしている今
他人事じゃない
どういう顔をして
きみの質問に答えればいいか
わからずに俯いている
自分が怖い
白々しく
シラを切る
そういうあなたが
わたしは怖いよ
Crime and Promise
どちらが重い?
違えた約束数え切れず
法律では罰せられない
お前の罪を
わたしも裁く手段(すべ)が無いから
Cross my heart and hope to die,
stick a needle in my eye.
あなたが選んだその未来に
わたしはいない
ただそれだけの
deliver a sentence
言葉にするだけ
陳腐なやらかし
犯す前に気付けよバカ
前借りのjunkな幸せに
溺れてゆく様
笑えるを通りこして泣けるな
流すのが勿体なく感じる
涙は初めてだ
小さな間違いが
すれ違いに発展し
やがて大きな波を起こす
butterfly effect
わたしを巻き込むなよバカ
波に呑まれるのは
お前だけで十分
死体も見つからないまま
水底で千年万年悔やめ
改められぬ己の罪を
人生は何度でもやり直せる
病床で
これからあの世に旅立つ人へ
口にする人はいない
もしいたら意味が変わってくる
反省も, 更生も, 調整も, 節制も
その後の人生がある人だけの特権
共に歩むことも
健康な身体と健全な精神と
環境とか運とか
それにも増して
赦してくれる相手の存在があるから
できること
逃げて逃げて逃げて たくさん逃げてきて
詫びて詫びて詫びて たくさん赦されてきて
今回もどうにかなると思ってる
わたしの前に現れて
まるで自分が被害者かのように
頭を垂れて
真実を告白すれば
誠心誠意 謝れば
わたしが赦してくれると思っている・・
死ねよ, わたしの知らない場所で
死ねよ, どこか遠くで
死ねよ, 星の瞬きも届かない超空洞で
死ねよ, 死ねよ, 死ねよ
お前という
ウソみてえなクソ野郎
現実味のない
cosmic horror にゃ
もはや恐怖も抱けないわ
詩人:EASY | [投票][編集] |
政治家だけに課せられる
公開ビンタの刑がある
それをクロスカウンター
プロレスラー兼大統領
ブラックコーヒー70円
微糖のコーヒー700円
紙飛行機は7光年
そこから飛ばせば飛んでいく
詩人:EASY | [投票][編集] |
政治家の給料を
お米にしたら
選挙率はステージ4の
生存率と同じになった
間接的に命の意味を
教えてくれてる花達は
枯れる事と引き換えに
甘い香りを放ってる
詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
・
混みあう国道
山に向かってステアリング
そこから始まる
蒼い夜のハイウエイ
深い悲しみを
クレスタに乗せたら
星の降る街に
さよならと言える
鈴田峠までに
君のソアラを抜こう
鈴田峠までに
星を撃ち落とそう
・
・
空港の島は
人工にきらめく
君はいつだって
僕をだましてた
ハンドルはいつも
傷つかないほうへ
溜め息にまかせ
浅く切ればいい
多良見インターまでに
君の嘘を暴こう
多良見インターまでに
夢を見限ろう
深い悲しみを
助手席に乗せたら
君がいた街に
さよならと言える
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詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
・
すべて燃えた
すべて消えた
深い悲しみから
生まれた「いのち」
ひとしずくの
露のなかに
ちいさな胞子が
つくられました
春がきました
・
・
誰もいない
誰も来ない
黄泉の国のような
静寂<しじま>の朝に
鳥が鳴いた
一羽だけで
たった一羽だけで
鳴いていただけ
春が来ました
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詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
・
遠い日は広い河の
岸で悔し泣きしていた
キラキラと憎いほどに
河はまぶしく光ってた
僕はやがて ずるいことを覚える
だけど待とう
濡れたシャツを冷やす風
歌を創れ 歌に還れ
軽い羽を取り戻そう
いま心のon the mark
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