詩人:猫のあし | [投票][編集] |
朝 眠い目を擦ってカーテンを開ける
一緒に背伸びをして おはようと言う
そんな何気ない幸せな朝を
何年も迎えられた
朝ごはんを食べて コーヒーを飲みながら
休日には 一緒にどこに行こうか相談した
決して豊かではなかった毎日
君と幸せな一日を迎えられただけで
あんなに幸せだったんだよ
朝を大切な誰かと迎えられる
最高の一日だよ
詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
・
君の素肌の温もりを
感じていた頃は
幸せという言葉さえ
素直に言えたのに
恵美の舗道に
また春がめぐるとき
僕は図書館の
白い座席に帰ろう
そこから街を見下ろして
小説を読み返そう
・
・
八月は悲しみの月
繰り返される過失
君とよく似た女性を
愛してしまう気候
去年と同じみたいでも
花も人も違う ※
丘へと風が集まって
僕を牽制する
恵美の舗道が
秋の気配運ぶころ
僕は文学の翼を
試してみよう
羽の裏の白さを見せ ※※
小説を書き直そう
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※年年歳歳、花相似たり
歳歳年年、人同じからず
※※【習】という漢字は、鳥が羽の裏の白を見せて、飛び立つ練習をすることを表す。余談だが、鳥も飛行機も向かい風に飛び立つ。
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第2連、つまり2番のほうが長いという珍しい歌詞になりました。
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詩人:猫のあし | [投票][編集] |
前と同じように
お水を飲む器も ご飯を食べる器もある
おトイレも綺麗にしてある
気持ちいいくらいにお天気の日が続いてる
遊んでいたおもちゃが沢山ある
でも もう君は帰ってこない
また君とお鍋を食べたい
おもちゃで遊びたい
広い公園で一緒に走りたい
ずっと言ってた海に行きたい
美味しいもの沢山買ってあげたい
夢だった田舎にお庭のある家に住みたい
ワガママいっぱい聞いてあげたい
だから また戻ってきて欲しい
ずっとそばにいるから
詩人:EASY | [投票][編集] |
チュールを食べる猫たちが
放つ平和な色合いは
宇宙が放つ色さえも
オレンジ色にしているよ
君の笑顔と泣き顔を
描く画家は広大な
広い心を持っていて
君のことを愛してる
それに名前をつけるなら
神や宇宙や世界とか
僕とかあなた自身とか
詩人:梅宮 蛍 | [投票][編集] |
繰り返す代わり映えのない日々に
僕の足は次第に止まっていく
夢は夢だったよと 笑う日まで
あとどれくらい残っているだろう
「先に行くよ」と言った君の
淋しそうな横顔は 今もココに刺さってる
もがいても もがいても
カッコ悪さが抜けないなら
全部ぜんぶ笑い飛ばして
今を生きればいいと
声が聞こえた
繰り返す代わり映えのない明日に
ボクの身長は次第に縮んでいく
夢は夢だったよと 笑う日にさえ
太陽は微笑みかける きっと
長いトンネル 外は雷雨
独りきりの横顔が 今もココを震わせる
あがいても あがいても
悔しさが立ちはだかるなら
なにもかもを置き去りにして
今に生きればいいと
キミは泣いていた
長いトンネル 外は雷雨
「先に行くよ」と言った君の
独りきりの横顔が 今もココに刺さってる
もがいても もがいても
カッコ悪さが抜けないのは
全部ぜんぶ笑い飛ばして
過去を生きてきたせい
あがいても あがいても
悔しさが立ちはだかるのは
誰も彼も置き去りにして
明日を信じたせい
長いトンネル 外は雷雨
心を裂いて 雲の隙間に 光が
もがいても もがいても
カッコ悪さが気にならないのは
今も僕を待ち続けてる
君がいるから
あがいても あがいても
悔しさが立ちはだかるのは
今もキミを待ち続けてる
ボクの叫び
はしゃいだり 迷ったり
まだ落ち着かない僕(キミ)だけど
いつかきっと追いつくと
信じて走ってる
それはきっと そう遠くない日
詩人:梅宮 蛍 | [投票][編集] |
死にたいと
願い続けて
まだ死ねない
路地裏の犬は
目脂をつけて
白昼を
そぞろ歩く
容器に陽気
器用に起用
明日も明後日も
きっと大地に
しがみつく
馬鹿馬鹿しいや
生きたいと
唱え続けて
もう満腹
路地裏の猫は
アオと鳴いて
真夜中を
駆け抜ける
捗々しいね
メメント・モリも
忘れちゃったよ
詩人:EASY | [投票][編集] |
深刻なことの殆どは
笑い話に訳される
この翻訳に
学びなんかいらないよ
かわいいクマの縫いぐるみの
お腹の膨らみの角度を
数学者は計算するべきだ
この星で真剣な顔をするなら
それくらいが丁度いい