| 詩人:EASY | [投票][編集] |
奥行きのない街並みは
哀愁を漂わせ
失えなかった欲望の
抜け殻みたいにそびえ立つ
その脇に流れてる
僕たちの赤い血は
赤血球より赤くなり
超新星爆発を
花火みたいに楽しんだ
| 詩人:EASY | [投票][編集] |
時間は空間の維持装置
意識を操る思考の糸で
欲望達を餌にする
通りすがりの残像は
切なさを帯びながら
六角形をすり抜けて
思考を操る意識の糸で
絶望すらも餌にする
| 詩人:EASY | [投票][編集] |
個人情報で分かるのは
眉間のシワの寄せ方で
君を見た時分かるのは
微笑む人の優しさだ
象の鼻が長いのは
花が綺麗に咲くからだ
漢字くらいの音読みは
リズムみたいに韻を踏み
シンクロしている僕たちを
気づかせようとしてるんだ
そよ風くらいの優しさを
神様くらいの微笑みで
| 詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
・
夜満ちて 星が輝き
わが心 いま遥かに往く
痛むなら痛いまま
言葉に変えるよ
忘れたい矛盾の日々に
息潜め 呪文をつむぐ
見えてない 見えてくる
世界の潮汐
記憶の支えは あなたの存在
見えてくる 満たされる
定量の水槽──
────
────
| 詩人:EASY | [投票][編集] |
ちょっと肌寒い
秋の雨は
感傷に浸る為の
スパイスだ
やりたくもない仕事で
金を貰っている俺は
どちらかと言えば
感謝をしてみる
夢を語る時
未来じゃなくて
眠って見る方の
夢であるのは
それ自体が
夢みたいなものだから
| 詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
波打ち際の
防波堤の隅っこに
トンボがいて
明日には
台風が来るから
風も幾らか
強く吹き始めていて
神様が
手際よく描いた
デッサンみたいな
美しい線のフォルム
強い筆致で刻まれたような6本の足
機敏にくいっと動かした頭には
空も私も映していたであろう黒い目玉が丸く
川面を思わせる透明な羽と
血色の真紅の身体を
風に弄ばされそうになりながら
佇んでいて
命と言うものは
生きてそこにただあるだけで
十分意味があるのだと言う事を
わからせてくれていた
| 詩人:梅宮 蛍 | [投票][編集] |
雪 しんしんと
積もりて何を秘すべきか
赤紫の指先
吐きかける白
街灯の下 舞う
塵の如く
帰り待つ母
犬の遠吠え
雪 降り止まず
星 絶えて久しく
月は何も見ず
息子 帰らず
今日も帰らず
| 詩人:高級スプーンあと何年 | [投票][編集] |
卒業写真の君に夢中
その顔めがけて百発百中
何度擦っても
果てない想い
何度擦っても
果てるよすぐに
第二ボタンの裏側に彫った
LINEのQRコード
卒業式に告って渡して
はや十年
今も返事を待っている
実家の住所もインスタ垢も
もちろん知ってはいたけれど
怖くてミュートしてたのに
風の噂で聞いてしまった
十年ぶりに部屋を出て
ママを殴って三千里
君を訪ねて家族になろうか
シングルマザーは大変だから
娘のことも大事にするから
怖がらないで
こっちにおいで
あの日の返事を聞かせてよ