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[198764] ストーリーテイラー
詩人:EASY [投票][編集]

大丈夫なことを伝える為に
宇宙は存在している

意味なんてないし
あってもいい


何だっていい

大丈夫なんだから
何だっていいんだ


大丈夫じゃなくてもいいんだ

それすらも大丈夫

無敵は敵が居ないと
成立しないんだ


未解決問題に挑む数学者は
ほとんど猫が好きだ

これは偉大な雰囲気で
風が詩になる理由だ


太陽をドリブルして
ブザービーターを決めたら

100ポイントが入るってルールが
正式に決められたら

世界は今よりも少しくらい
平和かも知れない


そんな会話を出来るのは
地球くらいなもんさ

それが初恋で海辺なら
流れ星はスタンバイするよ


それを狙ってスタンバイする
映画の一場面みたいに

2025/07/27 00:58



[198763] らくご
詩人:EASY [投票][編集]

遊んでたら
飯は食えねぇらしいよ

そんな事が
幕府からの通達として
貼られてたのよ


遊ぶのやめたら
食えんのかな?

そんな事言われたら
そんな風に思うよな?


でもさぁ

飯って、腹減ってないと
食いたくない訳よ

んで、腹減ってると旨い訳


結局ね、遊んでないと
腹も減らねぇし、飯も旨くねぇってこと

それはもう、飯が食えねぇって事よ


こんな事をわざわざ印刷してるのが
最近の江戸の流行りでねぇ

それに目を血なまこにして
働いてる者が溢れているんだから

世も末だと思い
俺は遊んでいるんだから

蕎麦の食い逃げくらい
多めに見ろってもんだろ!

2025/09/13 06:11



[198762] 地球の紹介
詩人:EASY [投票][編集]

適当に散らばった
拳くらいの情熱は

彼らが観ている星空の
核融合だと言われてる


神話に出てくる天使たち
無垢な笑顔で矢を放ち

形容し難い感情を
進化の末に突きつける


突きつけた銃口は
捉える間もなく自らを

照準にするのだが

そこで聞こえた爆音が
ビックバンだと言われてる

2025/07/27 00:07



[198759] ボロボロ
詩人:ふくざわゆいと [投票][編集]

もし今

あなたが目の前にいて

肩をトントンと 触れられただけで

脆く崩れて

溢れ出してしまいそうな

儚く破れて

乱れ狂ってしまいそうな

精神状態なのに

肝心なときに 涙も出やしない…

あぁ

壊れてしまったんだね

感情表現も ままならないくらいに





2025/07/24 10:44



[198757] もしもしも
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

ポエムが見る夢があるのだとしたなら
それはきっとリアルだろう

「まごうことなき生身の血肉になりたい」

ポエム、ポエム、ポエム

どこにもないもの

つくられた理由からのがれられないもの

いいわけからはじまるもの

紡がれた時から大空へと糸を切られ
解き放たれたカイトのよう

ポエム、ポエム、ポエム

何にもなれず

どこへも行けず

夢へ向かう自覚だけを漕ぎ手から託された櫂

どれほど文明がすすもうとも
単細胞生物すら人は作れないように

エデンの園を追われたアダムとイブのように

アインシュタインが追い求めた量子もつれのように

「ごきげんよう」

「ごようのおもむきはなんですか」

それはなんのよう

命になりたいポエムのよう

2025/07/20 19:04

[198755] 未来の牛丼屋
詩人:EASY [投票][編集]

ネギ抜き飯なしお釣り無し

2025/07/18 16:24



[198754] 2025年7月の話し
詩人:EASY [投票][編集]

選挙を占拠してるのは
批判のレシピの材料で

鳩が占拠してるのは
のどかな夏の木漏れ日だ


比べるならばそんくらい
ぶっ飛んでる方がいい


長生きする方法を
教えてくれる先生が

食べているのはカップ麺

忙し過ぎる社会では
金と命が巨頭する


コンプライアンスって何だ?
天ぷらとアイス食べるのか?

夏ならそんな日もあるよ


比べるならばそんくらい
ぶっ飛んでる方がいい

2025/07/18 16:10



[198752] 【和楽団地】
詩人:浜崎 智幸 [投票][編集]


夢の入り口だね
あなたの住む町は

理想に挫けるとき
訪ねてみたくなる

そして笑い声が
光と戯れる

どこよりも気高くて
それなのに優しい

人が学べるものは
あまりに少ないけど

僕が愛せるものは
かぞえきれないぐらい

この町のあちこちにあるよ

和楽団地

─────
─────

2025/07/17 06:41



[198749] 前進
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

たまにより
ふつうくらいに
けがをする

こっちが優先だろうが
飛び出してきておきながら
ドライバーの顔を確かめようとすると
目も合わせようともせず
ゆきすぎる

俺もああしたりする

わかりきっていて
なににもなりきれず
さだかでない

どこにでもある

推し量られ
意図をそしられ
無分別の烙印に焼かれ
小手先が丸くなる
どんどんと どんどんと

かさぶたが
かってにはがれる
くりかえし くりかえし

幾年月、幾代も
男はどうにかして
家族を養ってきたからなのだろうから
釣りを休むと
なにかしら嫌になる
それは言葉にはどうにもできない
自然の理不尽さと対峙してきた
受け継がれてきた性なのだろう

行くだけさ





2025/07/13 16:58



[198747] スイッチ
詩人:ふくざわゆいと [投票][編集]

ずっと前から 泣いてなくて

本当は たくさん泣きたいくらい

つらいことに

直面しているはずなのに

危機に瀕してるはずなのに

現実だと受け入れられていない

そんなワケでもないのに


心のどこかで 配線が

切れてしまっているみたい



泣いたらきっと楽だろうに

泣いたらきっと落ち着くだろうに

ポッカリ 穴が空いたまま

埋める術も知らなくて

気持ちがずんと 沈んでいるけど


カチカチと切り替えてみても

まるで反応しないみたい



…もう壊れてしまったのね



だれが気づいてくれるというの?

だれが治してくれるというの?





2025/07/11 22:54
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