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善田 真琴の日記

2012年09月






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詩人名 : 善田 真琴
詩人ID : maczenda

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いる、いる(笑)
2012/09/04(Tue)

ケジメなく
一人よがりで
仲直り
いきなり肩を
組んでくる奴



社交的で、「立て板に水」のように弁舌さわやかな人の方が、話下手で「横板に雨垂れ」の朴訥な人より営業職には向いていると一般には考えられがちだが、実は逆らしい。

会社の出入りの業者にやたら明るく、愛想のいい奴がいた。初対面の名刺交換のあと、翌日にはもう「○Хちゃん、今度飲み行こうよ」と態度が馴々しい。「おいおい、俺らツレか?」と内心思いつつ、大人の対応で同僚と三人で週末に飲んだ。彼の話は面白く、頭が良い男だというのは直ぐに判った。しかし、同僚がトイレに立つと、彼は直ぐに同僚の噂話を始めた。1週間足らずだというのに、彼は同僚の出身大学や独身である事など、個人的な情報を色々と知っていた。「コイツ、俺の事もあれこれ調べたんだろうな」と思うと良い気持ちはしなかった。その後、彼と飲みに行く事はなかった。

「立て板」の人が相手だと、無駄が無くスピーディーに話が進むが、滑らか過ぎて、騙されないようにと顧客は警戒する。

一方、「横板」の人を相手にすると、最初は要領を得ない説明にイライラさせられるが、何だか温かく信頼出来る気がする。

軽くて調子が良いだけの、ケジメを付けない人は、仕事云々以前に人間として信用出来ない。

善田 真琴

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