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善田 真琴の日記

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詩人名 : 善田 真琴
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死人の献立
2012/10/02(Tue)

ノダさんが三度目の内閣改造。

正直、ノダさんには多少の期待はしていた。彼は本来、民主党にいるべき人ではない、それは左巻きの連中を「啓蒙」し、内部から変革する、謂わば「獅子身中の虫」作戦だと思っていた。だから、国防・防衛政策に無知な田中真紀子さんの旦那を防衛大臣に就任させたり、左翼バリバリの輿石さんを幹事長にしたりと、その人事も「教育」の一環だと考えようとしてきた。

しかし、それはやはり淡い気体のように儚く消えた。

国の役目で最も大切なのは、国土の保全と国民の生命・財産を守ることである筈だ。国土の問題は、色々語るべき事が多すぎて今は取り敢えず脇に置いておく。

民主党政権になって以来3年間、今度の内閣改造で拉致問題担当大臣は7人目らしい。前大臣の松原仁さんは、拉致議員連盟の当初からのメンバーであり、拉致問題に熱心に取り組む姿勢が評価され、拉致家族からの信頼も厚かった。その松原さんをノダさんは「更迭」した。今回の改造内閣では留任者が多いにも拘らずだ。

ノダさんは、松原さんが外遊中に人権保護法案の閣議決定をした。松原さんがそれに反対の立場を取っていたからだ。閣議決定は基本的に内閣全会一致が原則だから、ノダさんは故意に松原さんが不在の時を狙った。姑息で汚ないやり方だ。

また、松原さんは北への経済制裁を維持・継続する考えで、それを拉致被害者家族会も支持しているが、外務省は、拉致協議に北が応じれば経済制裁を解くように内閣に裏で働きかけているようだ。

そんな事情を勘案して、今度の内閣改造で松原さんが拉致担当大臣を外されるのではないか、と僕は秘かに危惧し、注視していた。そしてそれは昨日、残念ながら現実のものになった。

始めに戻るが、国家の一番目の役割は、国土と国民を守る事の筈だ。ノダさんにとって、拉致被害者は国民ではない事が、今度の松原大臣「解任」劇で、はっきりと判った。ノダさんは国民の生命より、自分の党の融和と保身を優先させたのだ。

早くも「想い出作り内閣」とマスコミが揶揄しているようだが、そんな連中を政権に付けようと国民を煽りミスリードしたのは一体誰だったのか。僕らは目醒めていなければならない。今や、マスコミが発表する客観的数字、例えば内閣支持率などでさえも疑ってかかった方が得策かも知れない。いずれにしろ、こんな政権は一日も早く下野してもらわなければならない。


死人の献立を考える前に、まず人を死なせない努力をするべきだ。増税や年金・医療・介護は大事な問題だが、それ以前に今の民主党からは、国民の命を守ろうとする気概や意思が1ミリも感じ取れない。

善田 真琴

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