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善田 真琴の日記

2012年09月






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詩人名 : 善田 真琴
詩人ID : maczenda

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きみへ
2012/09/25(Tue)

ずっと気になっていましたが、このまま有耶無耶になりそうなので、書かせて頂きます。

滋賀県の大津市でいじめを苦に自死した中学生の一件が全国的な話題になりました。

ぼくは、自ら死を選ぶくらいなら何で格闘技でも習って、いじめチームのリーダーをフルボッコにしなかったのか、と単純に思います。いじめは学校を卒業し社会に出て就職しても存在するし、寧ろ大人の世界の方がより緻密・陰湿で更に過激です。場合によっては家庭にすらありますから、逃げ場はないと言ってもいい。ならば、自分が強くなるしかないのです。

しかし、それは第三者が言う台詞です。ぼくの職場の部長が「いじめられる側にも問題がある」と言いました。それも一理あるとぼくは思います。ですが、それは第三者としてなら、一つの意見として認められる余地があるとしても、同じ事を加害者本人が言うとしたら、どうでしょう?反感を招くだけで、自己弁護としても正当性はないと判断されるのではないでしょうか。

「つまらんって言われたならもっとすごいの作ってやろうとか思わないの」という、ある人へのあなたの書き込みを読みました。あなたの論理は、上記のぼくの会社の部長の言った事と同じです。今回のあなたの言動は上の「いじめ」問題とは異なりますが、加害者本人が「お前にも問題がある。何が悪い」と開き直っているように、ぼくの眼には映ります。

他人の作品を「つまらない」と断ずるなら、どこがどう詰まらないのかを具体的に指摘した上ならば建設的な意見として受け止め方があったと思います。しかし、それはありませんでした。さらに他人の作品批判をするのならば、相手を不快にさせることなく、素直に受け止めて貰える様な適切な言葉の選択と、相手と自分との関係性や距離感が事前に構築されているか否かの配慮が必要ではないでしょうか。偉そうに書いていますが、ぼくも相手との距離感を読み違えて、少しキツい事を言って相手を激怒させ、謝罪した事があります。幸い相手が優しい人だったので、今も交流が続いています。

だから、反省の上で書きますが、他人を恣意的に怒らせておいて「きみは激昂して終わるだろうけど」とか、何処に問題があるか具体的な指摘もせず「向上心がない」と決め付けるのは、如何なものかと思います。

ぼくは自分を詩人だと思った事がかつて一度もありませんが、あなたが「一詩人として」と詩人を自認するのであれば、ご自分の真意と言葉を少しでも近付ける努力を惜しまないで頂きたいと切に望みます。

最後に、あなたは彼に謝るべきです。このままけじめも付けず有耶無耶にするなど、詩人として以前に、まともな人間としてあり得ない。


追伸
ぼくと真摯に語りたいと、もしお望みになるなら、感想掲示板をオープンにして下さい。でなければフェアでないとぼくは思います。陰でコソコソするのがぼくは嫌いなのです。

善田 真琴

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