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[198652] そよ風
詩人:EASY [投票][編集]

曖昧に織り成した
休日の昼に見えるのは

妖精たちに決まってる


眉間にシワを寄せるなら
会議室に集まって

利益の話しをすればいい


春になったと思ったら
窓を開けてみればいい

そんな風に吹かれてる
そんな君が好きだから

2025/03/22 17:20



[198651] 笑陽税
詩人:EASY [投票][編集]

全部大丈夫、本当に全部
それに条件なんかないよ

あなたはこうするべきだと
何かが発するなら

全部無視していいんだ


無視してごらん?
君は猫みたいに

お腹を見せてくつろぐから


それより癒されることが無いことを
僕は誰よりも、神様よりも

いかにも正しそうな理論よりも
圧倒的に知っているから


君は君らしく生きるべきだ

それは神様の教えよりも
正しいことなんだ

2025/03/21 19:43



[198649] 人々の所以
詩人:EASY [投票][編集]

自分らしさを研ぎながら
磨いたそいつをポッケに入れて
職務質問されたなら

署まで連行されたんだ


酸素は遮断されてない
留置所で眠ったよ


とても美味しい朝ごはん
隣にいた中国人

佃煮海苔を味噌汁に
入れて飲んでしまっては
不味そうな顔をして

ご飯にかけて食べるのを
僕は教えてあげたんだ

留置所でも許された
感謝と笑いが芽生えたら

警察官もそれをみて
優しそうに笑ってる

2025/03/20 13:40



[198647] ハムエッグ丼
詩人:EASY [投票][編集]

調子の悪い暖房の音は
調子の良いジェット機の音とおんなじで

金持ちと貧乏があまり変わらない事と
シンクロしてて

ホームレスが教えてくれる教訓みたいな
輝きを放ってる


ハムエッグ丼を作る為に欠かせないのは
ほんの少しの貧しさと
ほんの少しのスマイルだ


お腹が空いたら食べにおいでよ
ふりかけとキャベツも付けて

君をもてなしてあげるから

2025/06/14 17:12



[198645] 優しさの色
詩人:EASY [投票][編集]

子供の頃
砂場で遊んだ

穴を掘って川を流したんだ


お腹が空いたら駄菓子屋で
お菓子を買った

甘いチョコレートを君にあげたのは
君への恋が酸っぱすぎたからだ


お母さんが作る即席ラーメンの味は
毎日同じで

飽きていたけど

一流シェフじゃ出せないその味で
僕は育った


便利じゃない方を
僕が選ぶ理由は

そんな想い出たちの
優しさのせいだ

2025/06/02 10:52

[198644] 風が吹けば桶屋が儲かる理由
詩人:EASY [投票][編集]

物価とエベレスト
どっちが高いのかを

国連が真剣に会議したら
コメディー映画が作られる

世界はこんな風にして
平和を保つんだ


社長が言ってるから仕方ないと言う
従業員の笑い方は、味覚障害の原因で

それを知らない病院は
薬で商売してるんだ

2025/03/15 21:35



[198643] 白黒の笑顔
詩人:EASY [投票][編集]

欲しいものがない時
要らないものはどんな顔をするのかな?

ちょっと拗ねた
都会の星みたいに

それは霞んでる


白黒の映像の懐かしさは
そうするしかなかったという

優しさを放って

君が生まれてきたことに
感謝してるんだ


ありがとうって僕は言うよ
口癖みたいにね

はぐらかしているけれど

それは真実よりも
本当のことなんだ

2025/03/14 19:30



[198640] 【西の風が吹くとき】
詩人:浜崎 智幸 [投票][編集]


すこし 窓を開けたらいいね
あの町が見えたなら

もっと 心開いてみよう
優しさに会うために

海沿いの道を走り
トンネルをいくつか抜けて

懐かしいダイヤルで
懐かしい声を聞こうよ

西の風が吹くときは
心はやるから

これ以上無邪気には
なれない

そんな気がする 


そうさ 嘘をやめたらいいね
あの人に会えたなら

そして 大きな声で言おう
“諦めはしないよ”と

季節より早い風と
降りそそぐ星を味方に

憎いほどの自信で
懐かしい肩を抱こうよ

西の風が吹くときは
心はやるから

これ以上素直には
なれない

そんな気がする

─────
─────

2025/03/10 21:13



[198638] 和菓子
詩人:EASY [投票][編集]

君を安心させる為に
命を懸ける男

それが僕のプロフィール


虹のかかる橋の下で生まれながら
明日の家賃を全て賭ける僕のことを

神が興奮しながら観戦している


温かいご飯に冷たいカレーが
何となく合うことを君が知っているなら

世界は殆どの場合
君の支配下だ


世界はキャラメルより少し甘いくらいに
僕が舐めてあげるよ

2025/03/08 21:50



[198637] 聞いた事は本当は確証にすらなれない
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

嘘を書いてきた
そもそも嘘だけしか
人を満たせないのだろうと

鏡を見て思わないか
昨日より老けてないか
一昨日より若くないか
時間とか空間なんてものは
どこかで勝手に
理解されているものでしかなくて
実際に見えているのは
真実かどうか曖昧で
あてにならないのではないのかと
自分が存在している意識だけにしか
よりどころもなく
宇宙規模以上な全に
矮小な視野で
疑う事を
狂気のように
思い込んではいやしないのか
いやもっとある
全てに
本当は違和感を感じてはいないか
確実なくらいにそうなのに
なすすべもなく

創造の向こうがわにだけ
始まりがあり、芽生えがある

これでいいが
だけど俺は
人にはどうやら
狂っているのかな
駄目かな俺は
ならば潔く
書いてみた

2025/03/23 18:00
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