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[198558] 釣り人
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

海の釣り場で
風が吹きすさぶ日は
容赦なんてない
なおさら
人なんざ
いまさら

俺は
海が好きでしかたがない
抗えないないほどに

きっかけが
何処かの誰かのせいかは
分らないけれど
じゅんぐりと
分かっていくのだけは
独りよがりにすら
したくない

意味がわからない
そうだね、けれど
意味がわからない事ばかりじゃないか
理解されないので十分
だってだれのものにも
なりたくないし
だれもほしがりは
しないだろうし
突き離すつもりはないけど
のぼせあがりたくも
ないんだ

釣り場に来たけど
ちょうど、ほら
あの今日の風に吹きすさぶ
厄介な波しぶきのように
しかたのない
有り様でいい

2024/11/29 00:04



[198556] あさやけ
詩人:猫のあし [投票][編集]

書くことが大好きだった昔

詩を書くのも

日記を書くのも大好きだった

でもいつからか

恥ずかしいとか、難しいとか

色々考えて書けなくなった

あれから何年も経って

もう一度同じようなものを書こうとしても書けなくなった

何とか頑張った仕事も 守ってきたものも

苦しかった生活も

今なら よく頑張ったねって言える

これからは やりたい事をえらんで

やりたい事の為に何かを選ぶ

本当にやりたい事を知る

どういう生活をしていたいのかを知る

自分の人生を歩くために




2024/11/23 16:41



[198555] すべてを網羅する食
詩人:雪 刀寿 [投票][編集]

当事者同士に話もさせずに勝手に思い込む   出だしのころは迫力があって
だんだんいい加減になる
放っておけば汚い金がたまり どんどん増える
カンナ削りのように

2024/11/23 09:10



[198554] 天気の良い朝
詩人:猫のあし [投票][編集]

振り返ると

思わず目を背けたくなるようなことばかりの過去

一番心に残るのは

もっと優しくなりたかったってこと

でも また同じような思い出が出来てしまった気がする

どうしてもっと思いやれないんだろう

優しくなりたい

2024/11/22 21:43



[198552] 【海に生きる少女】
詩人:浜崎 智幸 [投票][編集]



記憶なんて頼りなさすぎ
どうして僕は懐かしむのだろう

だって僕は初めて来たんだ
そして君を初めて知ったんだ

日差し浴び 君は目を細める
僕はもう 君しか見たくない

海に生まれ 海に恋して
すべてを学び すべてを超える

まぶしすぎて ためらうせいで
真実なんて 言葉にできるはずがないんだ
 
きっと

──────
──────

2024/11/20 22:14

[198549] 孤独
詩人:ユズル [投票][編集]

許してください
わたしの臆病を
出口のない暗闇を
許してください
聞こえない声を
見えないきらめきを
許してください
許して
わたしの孤独を

2024/11/18 00:39



[198548] 気づかないで
詩人:ちぃふぁん [投票][編集]



もう恋はしないと思っていたのに
ときめいている私がいる
恋だと気づいて苦しくなる
あの人も私に気があるんじゃないかと
そんな都合のいい夢を見る
ちょろい私を笑ってください

切り替えが早い私を
どうぞけなしてください
どうせまたいっときの気の迷いだと
思っていても胸は苦しい

返事が来ると嬉しくて
舞い上がるこの心はなんだ
素直に喜べない痛みはつらいだけ
友達のままでいた方がいい
それが正解
先が見えないし怖い
だから本気にしないでね
気づかないでね

2024/11/17 01:59



[198546] ゆっくり吹く風
詩人:猫のあし [投票][編集]

朝コーヒーを飲んで窓を開けると

少しいつもより冷たい風が頬を撫でた

もうこんなに寒いんだ

過去に生きるのは良くないと言うけど

先へ進めない時は

過去の自分を少し振り返るのも良い

あの頃の気持ちを

あの頃見た景色を

もう一度見たい

2024/11/15 18:08



[198545] 寒い日のホットミルク
詩人:猫のあし [投票][編集]

いつもより寒い日

朝はゆっくり起きて

カーテンを開けた

今日は雲がかかって暗い

あまり気分も明るくなれない日は

ゆくり暖かい飲み物を飲んで

外を歩く

慣れない景色

慣れないお店

何だか 過去が懐かしくなってきちゃうけど

あと少し あと少し

何か見えてくるはず

ゆっくり 

2024/11/15 16:47



[198542] 【晴れた日のために】
詩人:浜崎 智幸 [投票][編集]



踊るように光る川は
学生通りを過ぎて
笑い声に照れるように
ときどき波をたてるよ

もうすぐ日差しあふれるだろう
少女が夢見たように

この手のなかで生まれた歌を
晴れた日のために歌う


星と星の間にある
闇はもう怖くないね
風と土と涙からは
逃げ切ることは無理でも

もうすぐ浄化は終わるだろう
少女が許されるとき

君だけのため作った歌を
晴れた日のために歌う

──────
──────

2024/11/11 22:06
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