ホーム > 詩人の部屋 > 新着順表示

新着順表示  〜 新着順に10件ずつを表示しています 〜


[198065] 青い僕たち
詩人:EASY [投票][編集]

救急車のサイレンは
陰謀に飼い慣らされた

今をときめく音がする


少女は真夜中少し前
喫煙所があるコンビニで

時代に逆行して見せて
瞳で空気を吸っている


本当に大切なものは
何処にあるのかな?

それが疑問なの?
いつもそうだね


あなたが一番
大切なものなのに

2023/08/01 22:08



[198063] シャッターチャンス
詩人:EASY [投票][編集]

ねぇ誰か?温めてよ

本当はそうじゃなくても
そうだったりする、人の想いは

変な圧力に押されてしまうんだ


それが社会とか、大人の変な世界の常識とされる
何かカッコ悪い、響きを奏でてる


職場のおばさんは、おばさんみたな顔をして
おばさんを着飾って

新卒の痩せっぽっちは
新卒+痩せっぽっち=素直or見失う


優しさとスマイルは
空気みないに無料だから

あんまり時代は関係ないんだ

関係あるのは、自分らしさだけ


これを聞いたネイティブ達は
僕たちを笑うんだ

何でナイフに
自ら刺さるのって


僕は思う、全てに対して
君は君のネイティブ

人類がしてる功績や失態は
とても小さいって


君がしてる事に比べたら
残りカスみたいなもんだ

君がしてることは
誰よりも君らしく

僕がしてる事は誰よりも
僕らしいってね


太陽が太陽らしくなかったら
僕に連絡してよ

君が君らしくしてない時

そんな太陽が見えたりする事が
あるだけだから


笑ったり泣いたり怒ったりする事ってあるよね?
なくてもいいよ

どっちにしても、どんな時でも
その瞬間が

一番美しいんだから

2023/07/28 22:22



[198061] ララバイ(死に至る病)
詩人:浜崎 智幸 [投票][編集]


夜が明ける 夜が明ける

さあ目覚めなさい
さあ目覚めなさい

話しなさい 話しなさい

今見てた夢をささやくように

涙の形の小さな雲が
夜明けの空に消え入るまえに


悔やみなさい 悔やみなさい

死んだ人たちを
思い煩って

信じなさい 信じなさい

疑うことより やさしいはずよ

泣いた日もあるし
泣く日もくるし

それでもあなたは
止まれないから

死に至る病
何度もかかる

それでもあなたは
止まれないから
────
────

2023/07/27 21:29



[198060] デート
詩人:EASY [投票][編集]

松葉杖を武器にして
闘う男の闘魂は

まるでブラックコーヒーだ

星を眺めて描いてる
アイツの飛んだぶっ飛びは

星みたいな自画像だ


針が刺さるのは痛いよね?

子供は撫でてあげれば
笑顔になるよ


宇宙の端っこで歌ってみなよ
ぶっ壊れるくらいに君らしく

もう二度と、壊れなくなるから

2023/07/26 20:47



[198058] スヌーズ
詩人:あいる [投票][編集]



目覚ましの代わりか
君の震度1を思わせる心音


遅い朝食が何よりの贅沢なんだ
余熱で鳴り止まぬ拍手をしてる
スキレットの目玉焼き


危うさを含んだ突き抜けた幼さを
懐かしいで終わらせないで

部屋の片隅に凪ぐ綿埃
胸の内を巣くう諦めにさざ波を


こうやって指を回して

そんな仕草も
2人なのに誰だってする目隠しも

全て見えているトンボも
明日も見えてないボクらも

たまには臆病でも許してよ夕焼け


色々知ってしまったけど
遠回りじゃないよ

帰ろう。帰ろうか。
たとえそれが進んでいるとしても


窓辺に着けた三日月の船
胸の内を救う掃き溜めに愛を


ボクの手は小さい
ボクよりも君の手は小さい
手をあわせて
人みたいだって笑った


夜が滲む前に
曖昧な今を追いかけよう

2023/07/26 01:00

[198056] レッド
詩人:EASY [投票][編集]

名言なんか宛にしないで
自分の思いを宛にしなよ

常識は非常識、正直は常識だ

2023/07/23 23:45



[198055] KODO
詩人:ふくざわゆいと [投票][編集]

なりたい自分からは 遠く離れて



幼い頃に 抱えてしまった



寂しいという気持ちは



いくつになっても 打ち消せないまま



ただ 時だけが過ぎていく



誰かに好かれることもなく



ずっと 愛されることもなく



この心臓は なんのために脈打つ?



この腕は 脚は なんのためにある?



独りぼっちで闘いながら



心の時計は 止まっているのに



見た目だけが老けていって



羨ましいと思う気持ちも



ああなりたかった…と嘆く背中も



いよいよ ただただ



痛々しい気がして



自分自身さえ 見て見ぬふり



なんの解決にもならない



誰にも打ち明けられない



救いは どこにあるというのか







2023/07/23 10:47



[198050] ロックンロール
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

君の肌触りは
言葉を知るまえから
発声の為に
書き終えられた楽譜を
嗅いだように
入ってくる

引き裂かれたから、なんだ
しまいたいから、そうなった
もう、どうにもならないほどに
そうなる
してしまった事だげが
足元にある



君の肌触りは
泣きたくても泣けない
ただ、ただ
喉の奥底に深く、深く沈む
痛みが
見えたように
はっきりとある

欲情だけで
ふつふつと満たされ
まさぐられ

かたちになる






2023/07/23 18:09



[198046] 太陽系
詩人:EASY [投票][編集]

太陽に、蛍光灯を設置して
土星の輪っかはドーナッツ

金星人の人生を
小説で読んだ夢を見て

火星に移住して見せた
水星人の振りをした

ツキノワグマが住んでいる
地球の田舎の林では

木製バッドが作られる

2023/07/09 20:05



[198045] 窓の此岸
詩人:梅宮 [投票][編集]

何をそんなに苛立つことがあるのか 空が地を打ち据える
ときに激しく ときに弱く
私は部屋で独り じっと息を殺している
鞭の音 張り手の音 愛の音 哀しみの音
どんな音色とも思えるそれを
息を殺して聞いている

何がそんなに憎いのか 空が地を睨みつける
ジリ ジリ と 灼くほどに
私は部屋で独り じっとそれを見ている
白くて 全てが灰になりそうだよ


窓のこちら 快適で安全な箱の中から
ただ聞いている ただ見ている

 ああ
 ああ、そうか

あれ等が憎いのは地ではないのか
『私』達なのか

2023/07/09 06:19
4950件中 (111-120) [ << 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 >> ... 495
- 詩人の部屋 -