| 詩人:梅宮 蛍 | [投票][編集] |
死にたいと
願い続けて
まだ死ねない
路地裏の犬は
目脂をつけて
白昼を
そぞろ歩く
容器に陽気
器用に起用
明日も明後日も
きっと大地に
しがみつく
馬鹿馬鹿しいや
生きたいと
唱え続けて
もう満腹
路地裏の猫は
アオと鳴いて
真夜中を
駆け抜ける
捗々しいね
メメント・モリも
忘れちゃったよ
| 詩人:EASY | [投票][編集] |
深刻なことの殆どは
笑い話に訳される
この翻訳に
学びなんかいらないよ
かわいいクマの縫いぐるみの
お腹の膨らみの角度を
数学者は計算するべきだ
この星で真剣な顔をするなら
それくらいが丁度いい
| 詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
・
気をつけて 逃げ水の恋です
夏がまぶしいから
見えるはずのものが見えないのに
気づかない
目を開けて 私だけを見てて
昼の月のように
光なくしてから 見えてくるものも
あるわ
もう傷つくこと 悲しむこと
何もない 悔やまないで
昼と夜が呼び交わすとき
今の恋が本物になる
・
・
よく聞いて 少し不安だから
夏が褪せるまえに
つかみかけた夢を
五線に残しておいて
そばだてて その耳を鋭く
若い恋はpiano
虫の羽音に似て 頼りない和音
だから
もう気遣うこと ためらうこと
何もない 悔やまないで
空へ人が呼びかけるとき
今の恋が真実になる
─────
─────
| 詩人:EASY | [投票][編集] |
如何なることも許される
自由は
表現を超えた感情の様に
君に真っ直ぐと降り注ぐ
疲れた体で作るなら
優しい笑顔がお勧めだ
流れ星はその材料には欠かせない
最良のレシピだ
纏わりついた湿度は
夏の想い出と共に
初恋の味を教えてくれる
遠ざかる車の音が
吹きかざした風のように
| 詩人:EASY | [投票][編集] |
脳をタワシと水で洗う
僕らはそのすぐ横の
鳥がさえずる陽の下で
笑顔で無邪気に遊んでる
始まったと思うのは
終わりがあると思うのと
おんなじ響きであることは
届きそうで届かない
ほんとは触れる雲みたく
綺麗に流れて見せるんだ
| 詩人:猫のあし | [投票][編集] |
いつも昇り降りする階段
歩く道
君の好きだった食べ物
毎日寝るお布団
綺麗な空
君との思い出は数え切れないくらいある
毎日が大切で ひとつも忘れたくない
でも 君には会えない
でも
きっとまたいつか会える
どんな形か分からないけど
きっと会える
だからその時まで頑張って生きるから
君と一緒にいられる自分であるように
一歩一歩生きていくから
また一緒に過ごせる日まで
| 詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
・
雲の動きを目で追うように
あなたの背に届くように
祈りをこめる
痛みにくらみ 目を細め
君の空を見上げている
自由を賭けた跳躍を
やめないように
今日の思いを忘れないから
僕はずっと幸せです
とんな冬でも
・
・
氷のような余韻を残し
すれ違った刹那の恋を
悔やまないけど
はじけた胸と 閉じた目で
君の空を見上げている
まぶたを刺して慰める
光の中で
今日の契りを刻みつけたら
善も悪もまじめに暮らす
ここに帰ろう
────────
────────
ひとつだけ間違いないこと。
あの人が、この空の下にいるということ。
あの頃もそうだったのに。
もっと近かったのに。
─────
| 詩人:EASY | [投票][編集] |
君を好きな理由は単純で
君が君だからだ
君が君らしいことは
宇宙を平和にしてくれる
太陽の周りを回る為には
君の笑顔が必要で
君の涙も必要で
君の怒りも必要で
君の何もかもが必要なんだ
僕たちの何もかもは
僕たちの何もかもで
それは
全てを全てらしくして滑る
滑り台みたいに
スリルに満ちた
遊びなんだよ
明日も君の家に行くよ
滑り台のある公園に
君を誘うんだ
君を笑わせる為に作った
つまらないジョークを片手に
| 詩人:猫のあし | [投票][編集] |
酷いことしてごめん
酷いこと言ってごめん
好きな物何でも食べて良いよ
好きなだけお外みて良いから
疲れたら抱っこしてあげる
だからお願い
もう一度会いたい
もう一度
一緒に過ごしたい
大好きだよ
| 詩人:EASY | [投票][編集] |
人間みたいなロボットの
微笑みくらいの切なさは
紫色を淡くした
微笑む君の顔みたい
一年に前に見た夢を
デジャブみたいに思い出し
季節の変わり目みたいな音で
君は唄を歌ってる