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レモンの日記

2013年08月




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詩人名 : レモン
詩人ID : kirakiraboshi

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THE ONE
2013/08/02(Fri)



光の中で、刻を感じて
明かりの中で、やすらぎに満ちて
ねがいの傍で、きのうとあしたに結びついていく






レモン

“生死即涅槃”
2013/08/05(Mon)



無間地獄を抜け出して
一輪の可憐な華をただ眺めて
生まれた証しを探し出して

回転してゆく世界の表層の奥を視て

変革期の淘汰されゆく時代の流れに生き残り

真理を現出させゆく一翼を僅かでも担い

福徳薫る功力を感得して

もっと輝いた生命の歓び三世迄をも照らすから


今生に生きた旅路をおもいでに笑う華たちでいっぱいにさせる





レモン

海辺からの詩
2013/08/06(Tue)



少し遠くで膝を抱えて腰掛けてる
潮騒はしないけれど、
波はちいさく立っている

呼応と鼓動が重なり合い
ゆっくりと懐かしい香りが運ばれて
あしたの方角を伝えてくる

滲み出した魂からの時間の流れは
無始無終の生命と宇宙の交響曲

僕らの心の音律が未来の物語の色形
織り成している





レモン

夜明け
2013/08/08(Thu)



静かに夜明けはやってきて
ぼくらの心を照らしはじめていく

静かに夜明けは訪れては
ぼくらの心を紅く染めていく

きのう見た景色さえ
もう意識の奥深く

きのう識った現実だって
もう夢うつつ

洗練された魂の清新な思考が
運命の扉を幾つも開け放ち

鍛錬された生命の光沢の輝きが
使命を宿された未来の行方へと
散らばっていく

苦痛と狂乱の其の意味を
悲嘆と孤独の其の理由を

跳び越えて未来の峰へとたどり着く

朝焼けの光を纏ったならば、
新生の生命に変革われて
闇と光の化身になれる筈だから






レモン

DAHLIA
2013/08/10(Sat)


TIME AFTER TIME
YOU CRY IN REALITY
流れる時間を止めて
流した涙の軌跡
幻想の花が咲く

words by YOSHIKI





レモン

役目
2013/08/14(Wed)



まばゆい光がもう通り過ぎて
あらたな別世界の新時代の気配が
誰の心の深くにも共鳴して

響いてきたまだ識らない音楽のリズムに
時めきだした夢の色調あざやかに解ける

宿命を打ち消し合い
澄んだ生命のままに
此の世の生き場所で天命に捧げる旅をする





レモン

“師子奮迅”
2013/08/16(Fri)



血路を潜って
活路を拓いて
壮麗な景色が降りて来る
生命の宇宙を感じて

過去と未来と現世に
安らいだ胸奥を見つめてよう





レモン

久遠
2013/08/17(Sat)



静寂の世界が
鳴り響く歌を届け
かすかな希望を懐きながら
今世の終焉迄を夢みる
私達の前途を描き出し

移り換わりゆく毎日は
風化してゆく存在達の魂の詩を
舞い上がらせて
来世への足跡迄も
何処か遺してゆく






レモン

白蓮
2013/08/19(Mon)


ため息に覆われた時間を抜け出して
擦り切れた夢の詩を詠い続ける

刹那の生死海(うみ)が波打つ
穢れの凡夫の身を洗い流す
清浄の華が輝くように

導きの衆生の先陣のともし火は
いざなうように
長い夜の果て迄も照らしながら
孤高の魂たちをも抱きしめる

結論(こたえ)さえ識らしめるように




レモン

“自体顕照”
2013/08/21(Wed)


時は巡り
時は繰り返されて
星々は煌めき
花は開いて
朝と夜とが交互に現れ

私達の生命の物語の詩を育み
心の訴えを
魂の憶いを
宿り出(いで)る命運を
世界の壁面に彩り
またいつの日にか還る日を
身体の失せた
心象のまなざしにて眺める刻に

遠い過去と未来を振り返りながら
探し求めるように

あすもまた詠いながら
あすもまた微笑いながら、
たどり着ける灯を
行き着ける場所に

光源の彼方へと
歓喜の坩堝迄も





レモン

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