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Discommunication
2011/04/02(Sat) 君と僕のことを意識するだけで 話し方は不器用になる 予想、指摘もできないような そんな高度な会話は雲の上 だからもっと自然に 正直なところの話がしたい 本当のところはどうなの? 君と僕を近付かせたい 近付きたい 自己目的化した意志は何て薄い疎通なんだろう 端で独り思っていた バレないように引きこもっていた 同じ弧の中で 同じパイの上で 奇跡が産み出した奇跡だから そろそろ話し掛けてもいいですか あなたの嫌いなものは聞かない あなたの好きなものは何ですか あなたの好きなものだけ愛すればいい 他の価値観を憎まなくていい 慎也
簡単だったはずなのに
2011/04/03(Sun) 心の話をしましょう 今“ここ”にある これを好きなって信頼関係が生まれて そうやって、つながって広がって心温まる世界にしようぜ マイナスからゼロになる時が始まりだ みんなが前を向かなきゃいけない 正しいことは変異するけど目の前にあるから 追い掛けろ 見落としてはならない 慎也
シビア
2011/04/04(Mon) 日記を書くのが好きだった あまりにも得意気で自負していた でも世界にある価値観の多くが 私を上まっていて 適切で 今までの私には自信と勇気があったのだと気付いた これからも多くの“正しさ”に打ちのめされるのだろうと思うと 本当に心から無邪気に笑えない 慎也
ポジティブアンサー
2011/04/06(Wed) 心、という懐の氷山で わざわざ脆い一角を見付けだしてまで揶揄するのはフェアではない 心の寂しい人は哀れにさえ思える 心温かい人ならば言葉の嘘を認めるはずだ あなたが幸せだった日々は今とは違って 楽しそうに笑っていた どうでしょう 僕の記憶が無くなる前に もう一度でいいから笑顔を取り戻してはくれまいか 今度は僕も見落とさないから 今宵あなたも誰かの愛を受け入れて よく眠れますように 慎也
むずかしい関係
2011/04/11(Mon) こんなはずじゃなかった 取り返しがつかない 仕方がない 落胆して絶望して諦めている そんな人にもう一度希望や自信や勇気 こんな綺麗事で素晴らしい世界に変えるには 『本来はこんなに働くのが目的ではなかった』 『本当はこんなに学びたくなかった』 こんな気付きに 本来、本当、本心の精神から呼ばれた声を届けるまでだ 慎也
嵐の翌朝
2011/04/16(Sat) 怠慢が弱みを生む 弱みが失敗を生む ついに失敗が僻みを生む 僻みから生まれた言葉のすべてはネガティブアンサーだと 賢者と大人は主張して押しつける 押しつけて、傷付ける 小学校で教わらなかった? 他人を傷付けてはいけないんだよ。 義務感から解放されて忘れたのかい? 権利の行使と自分の利益を生むために精一杯? 居場所探しに迷っている? 楽しくない? 違うよ。君は自由の身になってから変わってない。 そう。じゃあ自分との対話に集中しよう それは 身近な人との関係に感謝を生むから… そして 何かが劇的に変わることもない 決意から何も行動を起こさなければ 不完全燃焼に陥るよ 心が動いた時 君の心臓は脈を打ち始める それが鼓動 はじめよう 慎也
「気持ちが悪い」、とか言う君
2011/04/21(Thu) 間違いのない限り 君の評価に支配されないよ 君の尺度では安心できないから 慎也
夜の学校
2011/04/22(Fri) 詩人の静寂 カリヨンの響きだけで伝わる 心の奥底に共通点を見付けたとしても もし心が帯ならば オリジナルがここにある 慎也
実践と想像
2011/04/23(Sat) おぼつかない 切なさが足りない 右手で握手を求めながら 左手で探っている 世界を森で一杯にしちゃうと 登山家の為のものになるから 科学者と詩人 世界は二人のためになったの 売るという行為 生むという好意 比較の対象 美学の骨頂 順応能力 批判能力 人間を機械とみなす 機械みたいな人間 唯一無二の逃げ場は想定外 傑作を批評する 意地っ張りの誘導 目に見えない 名前もない何かに惹かれる幽霊 占い師のマーケット 子供は言葉に飢えて 成り行きの風に吹かれて 困る、なんて、そんな可愛い問題じゃない もしあなたが人気者になるなら どうするだろう 美しさに溺れて 呼吸を忘れている ただ好きな言葉を横並びにコレクション 抽象と具体の紙一重のところで均衡を勝ち取って贈られるトロフィー 美しい喩え話に満足しているの 公共の歯車の一員なの 笑っちゃいけないの 慎也
色
2011/04/25(Mon) 世界の中にあるありとあらゆるモノがすべて 白と黒に振り分ける事が出来ていたなら 虹なんて架かっていなかったさ ギスギスした気持ちを解き放つ者だけに与えられる カラフルで小さな水玉の霧だから… 慎也
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