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未完の詩
2015/04/05(Sun) いつの日にか、 遠い彼方の何処かで ひとつになれた世界の人々の魂の意識が 送り届けてくれている やさしく幸せな調和の感覚の波動は イマ私たちに、 一体何を投げかけて、 未来と現在の次元の扉を結び付け、 引きつけ引きよせたぐり寄せようと 深き祈りの一念の想いを この広大な宇宙の 時流さえも超えた 場所と刻と生命間の立場さえも 無効にする法則に抱かれてる 私たちという 一個の運命共有体が渦巻かせている あらゆる事象の海の 混濁と明瞭な瞬間の変化の 色彩と形状と派生の姿の意識の織り成し現す 魂の無数の生命の至福や不幸の結実の意味や原因が 生死の連動の縁起や因縁が併せ持つ 仕組みのなかで覆われて繋がれていたのだとしても、 生命の宇宙の自我の意識の世界を 自在に羽ばたき創り出す 新たな未来の運命の力を 耀く光に変えて また今生の果て迄も 歩かせてくれる 大いなる大我の力が 現世の至る所に満ち満ちて 一つの物語は綴られて運ばれて 始まりと終わりを永劫に繰り返してく レモン
深層意識の応答
2015/04/11(Sat) 差し迫りゆく世界の明日 夜明けの歌を生命に存分に浴びて 昨日も心象の宇宙に星々をちりばめ眠りに就いた 砕けながら進み続けてる現代のイマに 奮闘しながら魂を燃やしている 目覚めたいのに彷徨い生きてる人類(ヒト) 綺麗な花が咲いた 太陽がきょうも眩しい どこかですてきな風が吹いた なのに人間の思想だけがますます空回りして 自分で自分の運命を傷つけてく なみだが一雫こぼれた 悲しみの報せはディスプレイ一面に尽きる事もなく 誰もが「どうなっていくのか」 不安と疑念を抱えながらも 刹那主義なその日暮らしの日々 弱り続けたはかない魂から静かに 時間の影のなかで今生からの強制排除 過去の時代に栄えた方程式ではもう 末法(いま)の人間の生命の業苦には通用せず 救いを求めながらも こたえを渇望しながらも 縁する事さえ出来ずに 力尽きる無念の生命(いのち) 狂い果てゆく痛恨の人間(いのち) 笑顔を信じながらも しあわせを願いながらも 平和をえがきながらも… 昔をなつかしみながら 永遠にあこがれながら 自分の生命を慈しみながら… *その日暮らし…なんとなくその日を生きてる事。 レモン
柔らかな目蓋の光
2015/04/12(Sun) 噴水のような水滴が降ってくる 賑やかな色どりの雨ざらしの人生の詩 万華鏡のような過去現在… 疾風のような音像のなかで聞いた 心ときめく決意の言葉 未来が訪れたのならば すべてを記憶してる風の精が いつだって寄り添い 無限の景色を授けてくれる 時間が見える 扉を開け放つ 旋律が音律が運命を鼓舞してる レモン
あらたな世界
2015/04/14(Tue) 素晴らしい世界へと たどり着きたくて 内なる生命世界を きょうも高めるように 荘厳させるように 読誦(いの)る 朝な夕なに 素晴らしい境涯へと 行き着きたくて 内なる生命宇宙を あすも漲らせるように 輝やかせゆくように 一念(いの)る 朝な夕なと 『苦をば苦とさとり楽をば楽とひらき苦楽ともに思い合せて』… レモン
四季の君
2015/04/16(Thu) 君は、きょうまでの日々のなかで 見て感じ続けてきた この世界の真実を 君は、これまでの時間のなかで 識り覚え続けてきた その生命の真理を だれかにきっと伝え教える為に。 もしかすると「正しいのかもしれない」と思っている みんなの思念の闇を吹き払う為に。 ひとりきり、経験し続けてきた、抱え続けてきた運命の蓄積を、 あしたの其の先へと 思い切りぶつける其の為に。 此処で、今に、存在する レモン
自我の意識(こえ)
2015/04/17(Fri) 朝の気配が訪れて 街は白みはじめて 世界が、きょうが動きはじめるのを感じて 天井を眺めながら、今世の残りの日々を考えて 自身の存在意義に思い巡らせて しあわせな想いの理由を因を探究して 眠りながら生き続けてる魂の願いに耳を澄まし 推移する世界と変化する季節の色彩と風の匂い 私達は皆、徒らに月日を重ねてくばかり 進展なき思考を繰り返しながらも 怠惰な流行りの暇つぶしの虚しさから 捕らわれながら、疲弊してゆくばかり あかるい太陽が今日も山々の背後から起ち昇り 私達の生きている世界を朝に変える 僕たちは生まれた理由や苦しむ訳を 心底知りたいと泣き叫びながらも 時間の経過のなかで身を任せながら 誰かに答えを委ねてるばかり 何処かで世界が運命が未来が変わるのをただ待ってるだけなんだね。 レモン
突破口
2015/04/18(Sat) 巨大化した寄り集まった意識の無明の塊を突き破り、 自身の生命の宮殿をはやく目指そう レモン
精進行
2015/04/19(Sun) 生きているかぎり、 何度でも生まれ変わって 自分をやり直して あすへと進んで征く 意識を感じているかぎり、 何度でも立ち上がって 失敗を見つめ直して 瞬間瞬間を乗り越えて征く 人生とは、今生とは、生命とは、 其の永遠の繰り返しの果てに在る 己心の境涯の障壁を飛び越えて あらたな深奥の景色を会得してく事にあるから、 きょうも、今も、いつの日にも、 他人じゃなく、 自身を勝ち超えて、 現世における生命世界を広げ開き征く レモン
寂光土
2015/04/20(Mon) 一切が過去に変わってしまう この世界に居て、 僕たちは何に価値を見出して、 一体何に喜びを感じて 生きて行けばいいのだろう。 一切が死に絶えて消えてしまう 凡ゆる生命なのに、 僕たちは如何して永遠を求めて、 一体何時に安らぎを信じて 歩いて行けばいいのだろう。 雪が降ったら、また桜が舞ったら、 また夜が来たら、また夢から覚めたのならば… 現世の旅路はあたかも仮の宿… また蓮華(はな)が咲いたら、また光に逢えたら、 また忘れていたもう一人の自分自身に 重なる日が来たのならば… 『只先世の業因に任せて営むべし世間の無常をさとらん事は眼に遮り耳にみてり、雲とやなり雨とやなりけん昔の人は只名をのみきく、露とや消え煙とや登りけん今の友も又みえず、我れいつまでか三笠の雲と思ふべき春の花の風に随ひ秋の紅葉の時雨に染まる、是れ皆ながらへぬ世の中のためしなれば法華経には「世皆牢固ならざること水泡沫焔の如し」とすすめたり』 レモン
黎明期
2015/04/23(Thu) 深緑の風のなかで、 新たな季節の刻が 次の未来の情景を映し出す 深遠なる時間の果てに、 新たな時代の理想が 明日の日々に現れ来る 今生の臨終(おわり)がほんの瞬間で つかの間に訪れるモノなのならば、 私達は迷わずにイマに魂を燃え上がらせて生きて行く。 宇宙に広がる真理の解答(こたえ)を人類が皆 思い識り覚知したのならば、 私達は惑わずにイマを大切にしながら歩んで行ける。 はるか遠くにある 未来の世界の歴史(ヒストリー)は、 イマに創られている レモン
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