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生命の詩
2015/04/27(Mon) なだらかで柔らかな刻が、 自分自身の生命宇宙に訪れ来る。 穏やかで懐かしい感覚が、 自己自身の生命境涯に現れて居る。 一人きりで産まれて、一人きりで還り征く。 きょう幸せの絶頂にある生命(ヒト)が、あす奈落の底で倒れている。 他人を羨む事に価値は無く、人間の持つ宿命を考えるのならば、毎日が己自身の罪業との対決だ。 涼やかで真新しい微風が、 自分自身の生命心象にやって来る。 力強くて心強い生命力(ちから)が、 自己自身の生命深奥から高まってくる。 毎日が、苦しくて弱くて哀しい己自身での闘争だ。 そうして… 前進めば、前進む程 終わりに近づけば近づく程 未開拓の生命の広野の先には、 大きく大きく開かれた境地の歓喜の景色が 花と夢と光の詩と音を 辺り一面に降らせる様にして、 広がっている。 待っている。 満ち満ちている。 レモン
法理
2015/04/29(Wed) 藤の花が静かに風に揺れて 葉桜になった樹から囲まれて 久遠元初の刻の香りが立ち込めて ありふれた日常の世界がそのまま 永劫の終わりなき仏国土 ありきたりの何処にでも在る景色が 悠久の喜びに満ちる寂光土 生命の内奥世界に現れ来た 福徳の功力のほとばしりが 凡夫の我が身を新次元に翔ばす 生命究極の変革極理。 『餓鬼は恒河を火と見る・人は水と見・天人は甘露と見る、水は一なれども果報にしたがつて見るところ各別なり』 レモン
5月の風と夢のなかへ
2015/04/30(Thu) 一度はいつか終わると決まっている生命(いのち)。 振り返らずに、生まれた理由を覚知できたのならば ただまっしぐらに全てが完結できるその日迄は。 まだまだ混乱を極めてる世界。 行き過ぎた過去の輝く芸術や文化を糧にして、英気や生命力を養いながら、ただひたすらに自分のペースで歩を進めるだけ。 世界が、時代が追い付いて、 もっと大きな変革の波が湧き起こったのならば、 もっと優しい風が吹くだろう。 もっと心弾む歌もどこかできっと流れるでしょう。 一度はいつか終わると決まっている生命(いのち)。 きょうもその日を愉しみにできるように、きょうを生きてくだけ。 レモン
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