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浮浪霊の日記

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詩人名 : 浮浪霊
詩人ID : strayghost
年 齢 : 23歳

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メモ 自分年表 秦式格調:飢えと喜捨と良心と偽善、姉様の哲学
2010/06/08(Tue)

 
何かやりぬくということが出来ない私は、結局このまま何一つ成し遂げられないまま終って行くのだろうか? 
本当は起業したり、政党作ったり、他人と好き合ったり、映画撮ったり、小説を書き上げたり、宗教興したり、子作りしたりしたいんだ。
私は自分は天才だと思いがちだけど。実際の私は大口ばかり叩いて駄目な子だなあ。

自分年表でも書いてみようかな?

 うんじゃ、そうさね。とりあえず風呂に入って勉強する。
 上がったら、世界が滅ぶようにお祈りしてから試験勉強。
 試験まであと一週間あるから、内三日社会学学説、二日社会進化論を勉強する。余りの一日は卒論の資料集め。
 小説は毎日書く。試験の日まで短編のひとつも書き上げる。
 月末までに網上京の企画書仕上げて送信。中編小説を一つ上げる。
 七月一杯卒論書いてあと英語の勉強。
 年末までに長編小説書いてどっか応募。企画書を各社に持ち込んで職探し。


☆★☆


小説はどうしようかね。中二っぽい異能物でも書くか?
それとも大人の死滅した世界で不良を殺戮する風紀委員会実動部の話とか?
寂れたホームページを愛好するクラブの話はどうよ。
霧が侵略してきて皆死んじゃう話、
無限に続く建築物の住人が『窓』のそとを見たい一心で『窓硝子清掃人』と呼ばれる能力者を探して右往左往する話とか、
月経が来ないなーと思ってたらまだ生まれもしないうちに生まれてくる子供の全てを親が鬼に捧げてた事実が判明して解呪に躍起になる女の子の話、
人外で人食いの化け物と付き合うための手引きなんてもあるぞ。
校内でキリスト教原理主義者が陰謀を働かせることを阻止するために生徒総聨が運用するアンチキリストのエージェントの話や
頭のたわけたBLだって書いてみたいし、
インターネットが無限に拡散していくことでページあたりのネチズン密度が過剰低下する話や、
重力の代わりに斥力が支配する地球の下垂都市で飛び降り自殺の流行る話、
祖母から獏憑きを継承して毎晩夢の中で食い殺されるのと引き換えに生理中のみ具現化した人食い獏を使役できる少女の話、
空に浮かぶ月が増えていくと思ったら実は伝染性の集団幻覚な話も捨てがたい。
今米ルナエンバシー社が無責任にうりまくってる地球外不動産が実質的土地運営を実現できないおかげで法的に何の意味も持たないことを救済することを目的にした国籍不明の民営宇宙開発会社がクライアントの『私有物件』を侵害するものを(国家機関含めて)かたはしから攻撃しまくって大いに顰蹙を買うなんて話もある。

原稿用紙三十枚分くらいを想定することにしよう、とりあえず。



☆★☆


「ばかばかしい。私が仮に文革時代の餓えた困窮児童だったとするぞ。そして日本人でブルジョアなお前にパンを恵んでもらったとする。そのとき、お前がそれをナルシスティックな偽善からしたか、聖人然とした自己犠牲からしたかなんて、私の腹が膨らんで飢え死にしないで済んだという事実や私が感じたろう安堵や感謝には『まるで』関りがない。逆に恩恵を踏みとどまったとして、お前が喜捨を断念した事に崇高な良心の裏づけが有ったのかそれとも確信的な悪意の帰結だったかなんざ餓えて死んでいく私にはやはり関係の無い事さ。早い話が、ナイーブな連中が善意を重視するのは分かるが、善意の確立を目指すばかりでは他者利益を目指したことにはならないし、従って善だろうと偽善だろうと他者利益に自身の善意の確立を優先することは結局エゴイズムだってことさ。相手に恩恵を与えることは偽善を脱却し善へ到達することの前提なんだよ」
 

浮浪霊

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