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理恵の日記

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詩人名 : 理恵
詩人ID : Sakura1ie

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これは詩ではない、詞である。53
2021/07/13(Tue)

今日も大好きでした
夕暮れ 放課後 二人 教室
グラウンドを見つめている
白球が大空へ飛び込んでいった

あぁ こんな時間が続けばいいのに
なんて 言えないよ
心臓が潰れそうだ

私が見てる世界の
中心は君なのに
黄色いカーテンが風に舞う
もう君が見えないよ

帰り道 たわいない会話に
ちらつく木陰の太陽
肩を並べて歩く時間って
こんなに窮屈だったかな

あぁ 馬鹿だな私 君が笑うのは
あの子の前では
緊張をするからだね

君が見つめる世界の
真ん中はあの子なのに
ずっとずっと隣りにいたいと
そう願ってしまうんだ

今日も大好きでした
夕暮れ 放課後 二人 教室
グラウンドを見つめている
その瞳に映っている

君がはにかむ姿も
切ない顔や涙
全部あの子から始まってく
私の好きな君

私が見てる世界の
中心はきっとこれからも
ずっとずっと君だけなんだろう
この想い 抱いたまま




2021/7/26 私の好きな人

理恵

これは詩ではない、詞である。52
2021/07/07(Wed)

無邪気に夜の空に心踊らせた
あの頃とても懐かしく感じるよ
隣で望遠鏡覗く君は
何にも変わらないのに

私だけ変わってしまったの?

ねぇ 星が流れる一瞬に
願いを唱えたら
叶えてあげるだなんて
いじわるだね 神様

星の大河の向こうに君がいる
こんなに近いのに届かない
そのガラスの中に見えないものを探すより
私を見てほしかった

2021.7.13.

理恵

これは詩ではない、詞である。51
2021/06/10(Thu)

夏がくると思い出す
最初の風が吹いていた頃を
路肩に咲いたひまわりよりも
君のほうが輝いていた

いつからだろう
君へ送るメッセージの手が
止まるようになったのは

駅前もカフェもいつもの通りも
君が隣にいる景色すべてを
太陽があつく焼きつけていく
うだるほど焦がれる眩しい光で
そんな時が何よりも好きでした


鼓膜を震わす蝉しぐれが
二人の間を埋めていた
滴り落ちるソーダアイスだけ
時間の流れを知っていた

いつからだろう
空気の熱と体温の差が
わからなくなったのは

花火を両手に騒いだ後で
橙の玉を見つめた浜辺
こんな時間が止まればいいと
そう願う僕は僕に戸惑う
ねえ君は何を願いますか

空に膨らむ入道雲
笑顔あとの 夕立の匂い
涙 どしゃぶり 遠くの虹
ひとつ残らず
きらめきだす

流れる汗に嫌気差しながら
そんな毎日を愛しく思えた
空の青より優しい瞳
そこに映る景色、温度もすべてを
1つでも溢さす感じられるよう
「ずっと僕とともにいてくれますか?」




20210730

理恵

夢日記
2021/06/05(Sat)

夢の中で何年か前、姉の同級生が死んだ。
その時私は「ふーん」と思った。

そして、何年か経って姉が死んだ。
交通事故だった。
母と父は悲しんでいた。
私は元来の性格から、悲しむふりをしようとした。
だけど、恐らく「ふーん」と思うのが本来の感想なのだろうと思って
悲しむふりをしないようにした。

正直、姉が羨ましかった。
この光景は私が見せるはずだったのに。
だが、私は姉なきあとも、両親に関わらないようにしようと思った。
それが私がするべき態度だろう。
何年も連絡を無視しているのだから。

自宅の二階を上ると正面に姉の部屋があったが、なんだかバツが悪くて心を無にして右に曲がり、突き当りの左手のピアノの置いてある狭い部屋に入ろうとした(本当の実家は一階建て)。

その部屋で姉がピアノ(グランドピアノではなく、オルガンのような形)を弾いている。
私はここに来るまでの間に何も考えないようにしてたから、この時に姉を見ても何か違和感がある程度だった。
それで「うわ姉がいるよ、面倒くさ」と思いながら部屋に入り、なるべく気にしない素振りをしながらピアノの上に並べられた楽譜を漁りつつ、横目で姉を見ていた。何か違和感が拭えなくて、じーっと見てしまったのだ。
それでふっと思った。
「あれ?こいつ、死んでるんじゃなかったっけ?」と。

天然もいいところである。

違和感に気づいて数秒後、その重大さに気づく。「そうだよこいつ死んでるよ!これ幽霊だ!」と。幽霊に無闇やたらに触れるのも良くないと思うので、咄嗟に目線が合わないよう後ろを向いた。が、時すでに遅し。なんて言われたか覚えてないが、姉に話しかけられたのである。
で、私は言葉を返した。
それから、「なんで見えてるってわかった?」と姉に問う。
姉からは「うーん、目線?」と返ってきた。
そりゃそうだ。
まあ、そして姉は幽霊にはなるべく触れないという私の信条を察したのか、それだけ交わして消えた。

そこで目が覚めた。

理恵

これは詩ではない、詞である。50
2021/05/25(Tue)

2つの影が1つになった
君は知らない こんな気持ちなんてさ
どうやったって勝てないんだって
思い知らされて平気なわけないじゃん

ひらり ひらり 舞い散る枯れ葉は
私みたい
このまま風に乗って
どこか行ってしまおうか

そうやって月の向こう側
明日がまたやってくるの
急かすなよ 責めないでよ
まだ星の中にいたいんだ
涙が枯れ果てたら
その時は朝焼け見せてよ
そんな願い届くわけない
ああ 太陽が昇る


なくした鍵は戻ってこない
そんなこと 今さら知ってさ
こんな姿ほんとに滑稽
映す鏡はすべて割ってしまえ

見えなくなる その前に気づけたら
苦労しないね
このまま風になって
すべて消えてしまいたい

宇宙でただ1つの
自分みたいな不良品
これ以上 壊すなよ
もう直すことはできないんだ
あの子はこの世界で
どうやって生きているんだろう
そんな笑顔自信ないよ
ああ 歯車が狂う

ねえ、あの子こんなこともできないんだって
ほんとありえん 嫌だよ 自分だって
なんでやらないの できないなら去って
それでも居座り続けてる自分勝手

そうやって月の向こう側
明日がまたやってくるの
急かすなよ 責めないでよ
まだ星の中にいたいんだ
涙が枯れ果てたら
その時は朝焼け見せてよ
そんな願い届くわけない
ああ 太陽が昇る





2021.6.14. DAYS

理恵

これは詩ではない、詞である。49
2021/04/20(Tue)

真っ白な光を反射して
ウィンドウの宝石は輝いていた
店から出てきたふたりが眩しくて
そっと背中を向けていた

高いフルコースでもないけど
今日くらいはときみは笑った
ケーキの上のHappy Birthday
消えたろうそく
小さな箱の銀色のリング

こんな日をいつからか
ずっと待っていたのに
胸がいっぱいであふれそうだよ
薬指に光る愛

あの人の歌が好きだとか
あの人の演技が最高だなんて
言い合ったかと思えばちょっとしたことで
離れる日もあった

片方の肩を濡らしながら
ふたり謝り笑った帰り道
きみがいいんだと思ったんだよ
ヴェールの向こう
待っている未来にくちづけしよう

いつかひとりになっても
きっと後悔しないから
きみと出会えたことぜんぶ
抱きしめて歩きたい

目の前がくすむ日も
どうか隣にいてほしい
きみが暗闇にいるなら
私がその手を引くから

こんなわたしがいいんだと
愛してくれてありがとう
涙 笑顔もぜんぶぜんぶ
大切な日々になる

だからきみをあいしてる





2021.6.10 Precious days

理恵

金澤詩人賞
2021/04/18(Sun)

どうも怒りが収まらない。
というのは、アレの2020年の総評が納得できないからだ。

言っておくが、私は2020年には参加していない。
2018年と2019年に送った気がする。

本題だが、私が2020年の総評に納得できない理由は
考えて書いた詩に「吐き気がする」と言った
この一言だ。



私は評価されなくても価値があるものには価値があると考えている。
それは詩、小説、歌、絵、
アーティスティックであればあるほど、他人の感性によると思うから
自分が評価できないからと言って、価値がないと思ったことがなかった。



私はこの「吐き気がします」という一言に
怒りを覚えている。
炎上商法かと勘ぐるほどに。



私がこの気持ちをそのまま書いたら
金澤詩人賞の審査員は評価するか?
たぶんしないだろう。
これは、文章に他ならないからだ。


それ以上に、自分たちに都合の悪いものでもある。


私はもしその文章を価値のあるものとしてもらえたら
審査員の人たちは評価するが
その文章を評価したことに感謝したり賞賛したりしない。


こんなものを詩として全世界に晒されてたまるか。
恥でしかない。


あの人たちも、自分たちが全世界に発信していることを自覚すべきだ。
内輪だけの茶でも飲みながらの同好会ならいざ知らずだが
他人に対して「吐き気がする」なんて言葉を、公共の場で使うものじゃない。
言葉を扱えない者が言葉を語るな。

理恵

夢日記
2021/04/11(Sun)

今日の夢

夢の中の私は子どものようで、街を彷徨っていた。たぶん、家が嫌だったのだと思う。
すると、私に手を差し出す人がいた。私がその人についていくと、どうやらファミリーホームを営むなど、児童養護に精通している人のようだった。
そこで自由に暮らして何年かして、姉がそのファミリーホームに入るという話があった。ファミリーホームの「母」にその話をされ、「どうする?」と問われるも、私は答えられずにいた。再度母に聞かれ、「私は嫌だよ。でも、受け入れるかどうかの母たちの意思を邪魔する権利はないと思う」と返す。ここで「私」の夢は終わる。



この考え方は、現実の私によく似ている。自分としての意見はあるものの、他人の意思も侵せない、みたいな。

途中、雨のシーンがあったがどのタイミングだったかなど、よく覚えていない。確か雨が降ってきて、みな散り散りになって、私は「これそんなに騒ぐほどの雨か?」と思いながらジャンバーを傘に他の子と同じように突然の雨に戸惑ったふりをしながらファミリーホームに戻ってきて寛ぐという場面だった。行くあてがなかったのか、とりあえず私についてきた子がいて戸惑っていたが、母もいたし雨も強くなってきたし、とりあえず滞在することを促した、というところもあったな。


ちなみにファミリーホームと言っても、普通だったらそんなところでやらないという場所にあって、外階段のある廃墟みたいな場所の最上階にあった。玄関を上がってすぐ目の前は6~8畳くらいの和室で右手に台所、そのさらに右手に廊下があって、その側面や奥に他の部屋がある、という感じだった。
廃墟っぽいので他の階は扉や窓なども壊れて中が丸見えだった。いろいろ散乱してたし。そこで雨宿りしてる人もいた。




さて、「私」の夢は終わった。しかし、夢自体には続きがあった。





次の主人公は、知らない幼い二人の姉妹。それと、母親。どうやら父親と名古屋城で待ち合わせしているらしい。
そこで「名古屋城まで案内しますよ」という人に出会う。母と姉妹は別々の車に乗って、母は念押しに「名古屋城まで行くんですよね?」と尋ねる。男の人は「もちろん」と答える。妹が助手席、姉は助手席側の後部座席だった。


だが、しばらくして母の乗っていた車は消え、姉妹の乗っている車の外の看板の様子がおかしくなっていく。風俗系の看板が多く、どうやら新宿あたりらしい。姉は母のように「名古屋城まで行くんですよね?」と尋ねる(姉は10歳くらい。妹は幼稚園〜小学校低学年くらい)。
すると男の人は「行くわけねえよなあ」と答える。ここで姉妹は本格的に誘拐されたことを自覚する。
そこで姉は持っていたスマホに母から着信が入ったことに気づく(マナーモードになっていたらしい。着信はバイブ)。だが、咄嗟に思いっきり出してしまったため、何をされるかわからないし今連絡してはいけないと思い、そのままパーカーのポケットに仕舞った。



そして姉もまだ子ども。夜は更け、睡魔に襲われて寝てしまう。もちろん妹も寝てしまう。その間も着信は来続けていた。



起きた頃には着信は妹のスマホにも行っていて、妹も母たちが心配しているのに気づいたようだ。ただ、妹は助手席のためスマホをいじるにはリスクが大きい。姉が一つのメールを開くと「どこにいますか」と書いてあった。たぶん、母は名古屋城にいて父と合流したのだろう。そしてふっと充電の残量に目を向けると9%で、誘拐犯からも「降りるぞ」との指示があった。姉は咄嗟に変換したままに、「すみません。めいじょうこうえんには 行けません」と打って送った。




姉妹は車から降りた。荷物は持っていっても車に置いていってもいいと言われたが、何があるかわからないので全部持っていくことにした。姉は前後にリュックをしょって、ジャンバーまで持って、ずいぶん大荷物だったな……。



で、階段を上っていくと突き当りの部屋に通される。以前は居酒屋の和室で、今は使われていないらしい。たぶん、ビル全体か一部が居酒屋で、ここは飲み会など大人数用の部屋なんだろう。そこで誘拐犯は寛ぎ始める。ちなみに母を送り届けた誘拐犯も戻ってきていた。彼は最後まで母たちに「姉妹は後で来ますよ」と良い人を装っていたらしい。そしてその彼は大胆に寝て、姉妹の乗る車で運転していた誘拐犯は何やら台所(カウンター?)に立っていた。


以前居酒屋だったそこには6つほどの机があり、それぞれの机の両端にコンセントがついていた。プラス、壁にもいくつか。妹が試しにスマートフォンを充電してみるが、誘拐犯は見向きもしない。どうやら誘拐犯にとっては、この犯罪がバレるかバレないかはさほど問題ではないらしい。そこで姉も机のコンセントで充電を始めた。




ここで、夢が終わる。

誘拐犯の目的が謎だが、どうやら姉妹に不自由させる気もないらしい……。
なんだかこう書き出してみると、現代版安寿と厨子王みたいだな。

理恵

ジャスミンの香りに誘われて
2021/03/26(Fri)

今日は
とある歌手の誕生日である

『ジャスミンの香りに誘われて』は
その歌手のことを書いた詩

誕生日
おめでとう

理恵

これは詩ではない、詞である。48
2021/03/05(Fri)

振り返れば 昨日があって
あたたかい夕食を囲んでた
いってきますと 踏み出した朝の
日差しは眩むほどまぶしい

背中にその笑顔があると
知っているから向かってゆくんだ

ちゃんと見つめて
ちゃんととらえて
力強いまなざしは
あの空へ届くから
迷わず走れよ


描いてた自分とはずっと
違ってた日々だってあった
雨の日に握り投げたのは
きっともどかしい気持ちだった

それでもここに立っているのは
その先で待つ仲間がいたから

ちゃんと向き合い
ちゃんと頷き
胸焦がした想いは
まっすぐに届くから
信じて放てよ


2021.5.27. ダイヤモンド

理恵

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