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これは詩ではない、詞である。61
2022/02/16(Wed) 理由も知らない道に 放り出されて見渡せば ざわめく木々に向かい風 笑い声さえも消えてた 明日がどうなるなんてわからないから 太陽が昇ることも怖くて俯いた ああ 足元に生えた青い実も 私と同じなのかな 誰もいない月明かり 夜に 頭を垂れた二人ぼっち それでも明けない夜は ないようで 薄橙に 山際がほんのり染まる頃は むなしさが 突き刺す やり過ごすしかないやるせなさだけが募って 動けない自分が情けなくて泣いていたの ああ 青い実よ 教えてよ この場所からの歩き方を 春の光に 照らされて見えたのは 前人未踏の雑踏で 少しだけ 青い実は顔を上げ 中央を開いている ピンク色 糸のような 無数を覗かせて ああ そうなのか 君は実なんかじゃない 花の蕾だったんだ 盛大な勘違い恥ずかしい なのに笑った ああ 新しい明日が怖くても なんだかんだ生きている ああ しぶといくらい地に根っこを張って 上を向いて花ひらく ああ あなたは 私は 2022.2.25 ハルジオン 理恵
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