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理恵の日記

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詩人名 : 理恵
詩人ID : Sakura1ie

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今更だけど
2020/11/14(Sat)

宛先のないことば
という詩に、ヴァイオレット・エヴァーガーデンを見た人はいるだろうか

もちろん、あの詩は
ヴァイオレット・エヴァーガーデンを見た後に書いたものである。
だけど、ヴァイオレット・エヴァーガーデンを詩ったものではない。紛れもなく私自身の詩だ。




私に昔、「あいしてる」と言ってくれた人がいた。
私はその人の「あいしてる」を理解している自信はない。
本当にそれだけの詩。

「あいしてる」の意味がわかるようになり、少佐と再会したヴァイオレットを見て
私があの人の「あいしてる」を思い出したとき
そう感じた。



そして、私はあの人のことを
時々この部屋で認めている。
『太陽にいちばん近かった日』『昔のこと』『鼓動を鳴らして』『無』などがそれである。


なぜこの日記を書いたか。
もし、あの詩にヴァイオレット・エヴァーガーデンを見た人がいたなら
勘違いしてほしくなかったからである。





あれは、間違いなく私の詩だ。











理恵

これは詩ではない、詞である。42
2020/11/17(Tue)

一人の部屋で布団を被ってさ
涙をこらえた夜があったんだ
流行りの音楽も右から左で
どんな言葉も聞きたくはなかった

そんな時にただ手を握るような
温もりを 君は教えてくれる

だから君の涙をわけてくれないか
君が一人の夜に手を握ろう
この歌がその耳に届く日まで
必ずそばにいるよ 大丈夫

机の中にいつかしまいこんでた
書きかけの手紙 しわくちゃになった
書いては消して放り投げた言葉は
ついに形にならなかったんだ

そんな僕も今なら言えるかな
伝えたいことはその奥にある

だから君の涙をわけてくれないか
君の笑顔が僕にくれたように
その願い喜びに変わる日まで
一緒にここにいるよ 信じてて

きっとそこにあるのは
紡いできた日々さ
不格好でも 笑えなくても
がんばってきた日々なんだよ

だから君の涙をわけてくれないか
君が一人の夜に手を握ろう
心からの笑顔に変わる日まで
一緒にいて願うよ 大丈夫




2020.11.20 涙をわけてくれないか


理恵

これは詩ではない、詞である。43
2020/11/26(Thu)

誰がそれを教えてくれますか
荒野に一人芽吹いた花に
冷たい月の光る夜に
涙を流すこともしない花

見慣れた灰色の地面に
目まぐるしく行き交う喧騒
初めて怖いと思ったの
誰の影もないこと

この肌で感じてる
声が 温度が その景色が
消えてしまうことのないよう
心からそう強く願ったの


暗い夜の星になれるなら
生きてくことも怖くはない
強がりかも見定められない
無力さを思い知った日があった

命も雨風も季節も
与えた癖にどうして
太陽は一人輝くの
空の青を抱えて

ありふれた日常が
壊れる刹那から救ってくれた手に
知った感情
触れたものがその心にあるなら

その涙を隠すのはもうやめてよ
暗い影もあっていいんだよ
ねえ 笑って

くだらない日常の
モノクロに光を差すひと
この声が聞こえますか
いつも何度も呼んでいるよ

この肌で感じてる
声が 温度が そのすべてが
消えてしまうことのないよう
私はずっとずっと願ってる

そう あなたの幸せを



2020.12.11 Answer

理恵

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