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理恵の日記

2016年11月


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詩人名 : 理恵
詩人ID : Sakura1ie

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これは詩ではない、詞である。
2016/11/10(Thu)

改札口で見送ることもできなかった
君は今どんな気持ちで今日を迎えたの?

今年も大きな花が咲くよ 笑う君は
もうこの部屋にはいない 信じられないよ

人混みに消えた君の最初の頃のような
笑顔と知らない誰かと繋いだ右手

愛してると言った言葉が
嘘みたいに消えてゆくから
この夜空に散ってゆく花に全部
託して瞳閉じた


キラキラ光るガラス細工に見とれる人を
神社の石段から見てる ひとりきりの夜

あの日した約束さえも君の駒だったの?
責めることも許すこともできない哀しさが

大好きだと思い知らせる
それでももう君の心は
この夜空に煌めいてる花のように
遠くに行ってしまった

問いただしたのは本当のことを
知りたかったから 君を信じてたかった
苦しそうに笑う暗い瞳が
全ての終わりを告げていたんだ

ほら無邪気に集まる人が
私を余計 ひとりにするから

愛してると言った言葉を
思い出す度 滲んでゆく
暗い夜空に咲いている花は大きく
鮮やかで曖昧だった

愛してると言った言葉が
嘘みたいに消えてゆくから
遠い空に散ってゆく花に全部
託して涙流した

君との約束の場所

理恵

無題
2016/11/12(Sat)

近所の子がローファーを履いていた
揺れる笑顔は幼くも凛々しくて

理恵

ワンフレーズ
2016/11/28(Mon)

こぼれては消えて行く
一瞬の言葉
上手く聞こえないよと
返した夜明け

いいの、と首を振りながら
飲み込んだの
白い息を吐きながら
代わりのように

流れ星が流れるのを
涙みたいと君が言う
もしそれが本当なら
涙の先に願いは叶うのかな

雑踏に埋もれてく
叫び声がある
誰も信じられずに
言えないままで

人それぞれと知りながら
わからないの
苦しみはずっと前から
重ねられてく

流れ星が流れるのを
傷みたいと君が言う
もしそれが本当なら
暗い記憶も輝いたりするかな

流れ星が流れるのを
涙みたいと君が言う
もしそれが本当なら
涙の先に願いは叶うの?

流れ星が流れたのは
昔のことと君は言った
でも君が消えた空を
今のことのように
見つめる僕がいるよ

理恵

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