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夢日記
2021/04/11(Sun) 今日の夢 夢の中の私は子どものようで、街を彷徨っていた。たぶん、家が嫌だったのだと思う。 すると、私に手を差し出す人がいた。私がその人についていくと、どうやらファミリーホームを営むなど、児童養護に精通している人のようだった。 そこで自由に暮らして何年かして、姉がそのファミリーホームに入るという話があった。ファミリーホームの「母」にその話をされ、「どうする?」と問われるも、私は答えられずにいた。再度母に聞かれ、「私は嫌だよ。でも、受け入れるかどうかの母たちの意思を邪魔する権利はないと思う」と返す。ここで「私」の夢は終わる。 この考え方は、現実の私によく似ている。自分としての意見はあるものの、他人の意思も侵せない、みたいな。 途中、雨のシーンがあったがどのタイミングだったかなど、よく覚えていない。確か雨が降ってきて、みな散り散りになって、私は「これそんなに騒ぐほどの雨か?」と思いながらジャンバーを傘に他の子と同じように突然の雨に戸惑ったふりをしながらファミリーホームに戻ってきて寛ぐという場面だった。行くあてがなかったのか、とりあえず私についてきた子がいて戸惑っていたが、母もいたし雨も強くなってきたし、とりあえず滞在することを促した、というところもあったな。 ちなみにファミリーホームと言っても、普通だったらそんなところでやらないという場所にあって、外階段のある廃墟みたいな場所の最上階にあった。玄関を上がってすぐ目の前は6~8畳くらいの和室で右手に台所、そのさらに右手に廊下があって、その側面や奥に他の部屋がある、という感じだった。 廃墟っぽいので他の階は扉や窓なども壊れて中が丸見えだった。いろいろ散乱してたし。そこで雨宿りしてる人もいた。 さて、「私」の夢は終わった。しかし、夢自体には続きがあった。 次の主人公は、知らない幼い二人の姉妹。それと、母親。どうやら父親と名古屋城で待ち合わせしているらしい。 そこで「名古屋城まで案内しますよ」という人に出会う。母と姉妹は別々の車に乗って、母は念押しに「名古屋城まで行くんですよね?」と尋ねる。男の人は「もちろん」と答える。妹が助手席、姉は助手席側の後部座席だった。 だが、しばらくして母の乗っていた車は消え、姉妹の乗っている車の外の看板の様子がおかしくなっていく。風俗系の看板が多く、どうやら新宿あたりらしい。姉は母のように「名古屋城まで行くんですよね?」と尋ねる(姉は10歳くらい。妹は幼稚園〜小学校低学年くらい)。 すると男の人は「行くわけねえよなあ」と答える。ここで姉妹は本格的に誘拐されたことを自覚する。 そこで姉は持っていたスマホに母から着信が入ったことに気づく(マナーモードになっていたらしい。着信はバイブ)。だが、咄嗟に思いっきり出してしまったため、何をされるかわからないし今連絡してはいけないと思い、そのままパーカーのポケットに仕舞った。 そして姉もまだ子ども。夜は更け、睡魔に襲われて寝てしまう。もちろん妹も寝てしまう。その間も着信は来続けていた。 起きた頃には着信は妹のスマホにも行っていて、妹も母たちが心配しているのに気づいたようだ。ただ、妹は助手席のためスマホをいじるにはリスクが大きい。姉が一つのメールを開くと「どこにいますか」と書いてあった。たぶん、母は名古屋城にいて父と合流したのだろう。そしてふっと充電の残量に目を向けると9%で、誘拐犯からも「降りるぞ」との指示があった。姉は咄嗟に変換したままに、「すみません。めいじょうこうえんには 行けません」と打って送った。 姉妹は車から降りた。荷物は持っていっても車に置いていってもいいと言われたが、何があるかわからないので全部持っていくことにした。姉は前後にリュックをしょって、ジャンバーまで持って、ずいぶん大荷物だったな……。 で、階段を上っていくと突き当りの部屋に通される。以前は居酒屋の和室で、今は使われていないらしい。たぶん、ビル全体か一部が居酒屋で、ここは飲み会など大人数用の部屋なんだろう。そこで誘拐犯は寛ぎ始める。ちなみに母を送り届けた誘拐犯も戻ってきていた。彼は最後まで母たちに「姉妹は後で来ますよ」と良い人を装っていたらしい。そしてその彼は大胆に寝て、姉妹の乗る車で運転していた誘拐犯は何やら台所(カウンター?)に立っていた。 以前居酒屋だったそこには6つほどの机があり、それぞれの机の両端にコンセントがついていた。プラス、壁にもいくつか。妹が試しにスマートフォンを充電してみるが、誘拐犯は見向きもしない。どうやら誘拐犯にとっては、この犯罪がバレるかバレないかはさほど問題ではないらしい。そこで姉も机のコンセントで充電を始めた。 ここで、夢が終わる。 誘拐犯の目的が謎だが、どうやら姉妹に不自由させる気もないらしい……。 なんだかこう書き出してみると、現代版安寿と厨子王みたいだな。 理恵
金澤詩人賞
2021/04/18(Sun) どうも怒りが収まらない。 というのは、アレの2020年の総評が納得できないからだ。 言っておくが、私は2020年には参加していない。 2018年と2019年に送った気がする。 本題だが、私が2020年の総評に納得できない理由は 考えて書いた詩に「吐き気がする」と言った この一言だ。 私は評価されなくても価値があるものには価値があると考えている。 それは詩、小説、歌、絵、 アーティスティックであればあるほど、他人の感性によると思うから 自分が評価できないからと言って、価値がないと思ったことがなかった。 私はこの「吐き気がします」という一言に 怒りを覚えている。 炎上商法かと勘ぐるほどに。 私がこの気持ちをそのまま書いたら 金澤詩人賞の審査員は評価するか? たぶんしないだろう。 これは、文章に他ならないからだ。 それ以上に、自分たちに都合の悪いものでもある。 私はもしその文章を価値のあるものとしてもらえたら 審査員の人たちは評価するが その文章を評価したことに感謝したり賞賛したりしない。 こんなものを詩として全世界に晒されてたまるか。 恥でしかない。 あの人たちも、自分たちが全世界に発信していることを自覚すべきだ。 内輪だけの茶でも飲みながらの同好会ならいざ知らずだが 他人に対して「吐き気がする」なんて言葉を、公共の場で使うものじゃない。 言葉を扱えない者が言葉を語るな。 理恵
これは詩ではない、詞である。49
2021/04/20(Tue) 真っ白な光を反射して ウィンドウの宝石は輝いていた 店から出てきたふたりが眩しくて そっと背中を向けていた 高いフルコースでもないけど 今日くらいはときみは笑った ケーキの上のHappy Birthday 消えたろうそく 小さな箱の銀色のリング こんな日をいつからか ずっと待っていたのに 胸がいっぱいであふれそうだよ 薬指に光る愛 あの人の歌が好きだとか あの人の演技が最高だなんて 言い合ったかと思えばちょっとしたことで 離れる日もあった 片方の肩を濡らしながら ふたり謝り笑った帰り道 きみがいいんだと思ったんだよ ヴェールの向こう 待っている未来にくちづけしよう いつかひとりになっても きっと後悔しないから きみと出会えたことぜんぶ 抱きしめて歩きたい 目の前がくすむ日も どうか隣にいてほしい きみが暗闇にいるなら 私がその手を引くから こんなわたしがいいんだと 愛してくれてありがとう 涙 笑顔もぜんぶぜんぶ 大切な日々になる だからきみをあいしてる 2021.6.10 Precious days 理恵
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