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理恵の日記

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これは詩ではない、詞である。F
2016/08/08(Mon)

これの仮タイトルは「私語り(わたしがたり)」。
戦争をモチーフに、今年になって書いたものである。
書き上がった日は定かではないが、多分6月中旬ごろ。
6月12日のイベントにインスピを受けて書いたので、
一応執筆日は6/12とした。
一つ一つ、歌詞を解説していこうと思う。



【誰のための歌なのかも
わからないけれど
思い浮かべたあの日は
遠き日の出来事】

最初、体験者目線で書くか現代者目線で書くか、現代者の中でも素直に私目線で書くか迷って、
こんな歌い出しになった。
体験者目線は傲慢、しかし私に何が歌えるのか、みたいな感じ?


【傷つけ合うために出会ったんじゃない
わかってるはずなのに】

誰と誰が傷つけ合うために生まれたんじゃないかって言ったら、
国と国。
本当は、明確に戦争のために生まれたんじゃなくて、
幸せに暮らしたいっていう小さな願望から生まれた国が多いんじゃないだろうか。


【時を超えて願いは届くのでしょうか
さりげなく繋いだ手は温かくていつも
ここにいるよって言っていたのに】

アベノミクスだよね。戦争法案を可決するっていうことは、
自分の子どもや彼氏が戦争に行く可能性があるっていうこと。


【遠く見据えた海の
向こうの国では
私の知らない歴史を
語っているのでしょう】

これは、国ごとに意見が違うことを表している。
慰安婦問題もそうだけど、日本の意見が正しい、日本の見方に同意できない奴は頭がおかしい、だからこの国民は排除すべきだじゃなくて、
向こうも自分たちのやってきたことを正当化し、納得されるよう、教育されてる。
刷り込まれたことを一概に非難することはできない。もちろん私だって原爆も戦争も正しかったとは思わないし、向こうばかり民間人を狙うのも納得できない。
けれど、みんなそれぞれ自分たちの正義を守るために細工してるんだから、
全部を「非難するだけ」では何の解決にもならない。


【憎しみ合うために生まれたんじゃない
今ならわかるけれど】

基本的には1番と同じだけれど、これを書いてるときに、ある人の言葉を思い出していた。彼は戦争体験者だが、その体験を語る中で「今となっては何故そう思っていたかわからないが、あの頃は国のために命を懸けることが尊いことだと本気で思っていた」と言っていた。
何かうまく言い表せられないけど、常識が覆る感覚って凄く大切だと思う・・・。自分にとってあたり前のことは、他人にとってもあたり前とは限らないから。


【時を超えて願いは届くのでしょうか
ありきたりな言葉でしか言えない気持ち
そのくらいの傷なのに】

ありきたりな言葉でしか言えない、はよくある言い回しだけど、やはりそんなに簡単に語れることではないと思う。体験した人も、人伝に聞いた人も。


【時を超えて願いは届くのでしょうか
ありきたりな言葉に詰め込んでいたのは】

1つ前のフレーズと繋がるけど、やはりそれでも込めた気持ちというのはあるわけで。むしろ、言葉に詰めきれないものすらあるわけで。


【時を超えて願いは届くのでしょうか
さりげなく繋いだ手を離すようなことが
もう二度とないように】

今までは過去にたいして思ってきたことだけど、
最後に未来にたいして。




2016.8.10 追記

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