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夢日記
2015/02/11(Wed) 深夜1時47分 全体的に怖い印象の夢を見た。 ただ、最後はなぜか 自分が小さな男の子になっていて 犬を連れたおじいさんに、 半べそで(その前に人に追われていたため) 「そいつ、こわいか?」 と聞いていた。 おじいさんは、 「こいつ、怖いけどよ、 喰うのは友人(を守るため)だからだ」 と答えた。 うん、全体的に怖かったけど おじいさんの言葉はいいと思ったからメモ。 ただ、その直前までは超怖かった。 H26.2.14 追記 たぶん、おじいさんはあたしだったんだと思う。 犬も私。 人を傷つけるのは許されることではないし、 理解されることでもない。 だからおじいさんは、「わかってやってくれ」なんて 言わなかった。 猛犬が猛犬であることにも理由があることを 知ってほしかったけど、 相手に許しを乞うまでしては、 傷つけたくせにさすがにふてぶてしい。 でも、内心言いたかったんだと思う。 むしろこの夢の中の私は他人で、 私が感じたように感じてほしかったのだろう。 友人は、友人のこと。 そこに登場しない友人。 わかる人にはわかるだろう。 そこには、いない友人のこと。 理恵
赤いみかん
2014/11/22(Sat) ぼくは、生まれたときから この色だった みんな、ぼくを 気味悪がった パパやママは、 やさしかったけど 社会に出すときは困っていた でも、みんなと行けるんだから がんばらなきゃ! 誰かの栄養に なれるように がんばらなきゃ………… やっぱりここでも ひとりぼっち みんな、ぼくを 気味悪がって ひとり、売れ残り かごのなか 「よし、競争だ!」 「待ってよ! 先にスタートするなんて ズルいぞ!」 ドンッ ――あ。 彼は、手提げが かごに当たったことなんて 気づかずに 行ってしまう。 ――落ちる。 そして 転がる 坂の上。 ころころ、ころころ、 転がっていく。 ころころ、ころころ、 止まらない。 ドンッ ――わっ! 見上げれば 白い毛並みに つぶらな瞳 突き出た鼻に ピンクの舌の 犬。 じーっと見つめる白い犬。 ただひたすらにじーっと じーっと じーっと……… がぶっ! ――!!! 「――なんだ、中身は、 ふつうのみかんじゃんか」 ぼくの赤い皮の下は オレンジ色のつぶつぶみかん 白い犬は、おいしそうに ぼくをたべた ぼくはやっと 誰かの栄養に なれたんだ 【おしまい】 ―――――――――――――― 遥か昔に作った絵本。 絵が載せられないので、 伝わるかわかりませんが 文章用に、手を加えました。 補足: パパやママ =農家の人 社会に出す =出荷する、店で売る 理恵
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