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これ詞44,45
2021/02/12(Fri) これ詞44 これは、森鴎外の『山椒大夫』がベースの詞である。 山椒大夫は安寿と厨子王伝説を小説化したものであるが、 私は安寿と厨子王はよく知らないので、あくまで「『山椒大夫』がベース」と言わせてもらおう。 私は『山椒大夫』が好きなのだが、前に『野火』を詞にして あの初めて読み理解も薄い小説を詞にしたのだから、『山椒大夫』を詞にしない理由はないのではないか? と思ったのである。 私=安寿、僕=厨子王、君=安寿から見た厨子王、あなた=厨子王から見た安寿、あの人=父、あの子=小萩をはじめとした連れ去られ身売りされた同士、優しい手=母 これ詞45 ふっとサビ全てのメロディと、「桜舞う季節には」という一節が降ってきたことにより書いた詞。 何をコンセプトに書くか悩み、最初は恋愛系の詞にしようかと思ったのだが せっかくこんなご時世なので、コロナ禍を題材にさせてもらった。 まあ、少し影響度は薄いけど前々から二度目の冬、そして春になってしまうという感覚はあったし……。 正直ちょっとありきたりなものになったかもしれないが、コロナ禍を題材にしたことで、少なからず自分の中では今しか書けない特別なもの感はある。 理恵
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