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プロフィール
詩人名 |
: 理恵 |
詩人ID |
: Sakura1ie |
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これは詩ではない、詞である。51
2021/06/10(Thu)
夏がくると思い出す 最初の風が吹いていた頃を 路肩に咲いたひまわりよりも 君のほうが輝いていた いつからだろう 君へ送るメッセージの手が 止まるようになったのは 駅前もカフェもいつもの通りも 君が隣にいる景色すべてを 太陽があつく焼きつけていく うだるほど焦がれる眩しい光で そんな時が何よりも好きでした 鼓膜を震わす蝉しぐれが 二人の間を埋めていた 滴り落ちるソーダアイスだけ 時間の流れを知っていた いつからだろう 空気の熱と体温の差が わからなくなったのは 花火を両手に騒いだ後で 橙の玉を見つめた浜辺 こんな時間が止まればいいと そう願う僕は僕に戸惑う ねえ君は何を願いますか 空に膨らむ入道雲 笑顔あとの 夕立の匂い 涙 どしゃぶり 遠くの虹 ひとつ残らず きらめきだす 流れる汗に嫌気差しながら そんな毎日を愛しく思えた 空の青より優しい瞳 そこに映る景色、温度もすべてを 1つでも溢さす感じられるよう 「ずっと僕とともにいてくれますか?」 20210730
理恵
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