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これは詩ではない、詞であるH
2016/12/19(Mon) この創作歌詞について書く。 まず前提として、これは「君」が自殺していて、それを「僕」が悔いている歌である。 【こぼれては消えて行く 一瞬の言葉 上手く聞こえないよと 返した夜明け いいの、と首を振りながら 飲み込んだの 白い息を吐きながら 代わりのように】 「君」との思い出の回想シーン。この時「君」が飲み込んだのは「死にたい」という言葉なのだが、簡単に「死にたい」と言えない風潮への皮肉でもある。死にたいと言う人に「本当に死にたい奴は黙って死ぬ」とか返してたら、サイン見逃すよ?死ななくても辛いのは事実なんだから。 【流れ星が流れるのを 涙みたいと君が言う もしそれが本当なら 涙の先に願いは叶うのかな】 流れ星が一筋の線を描いて流れる様と、流れ星に3回願いを唱えたら願いが叶うというまじないになぞらえて、今の辛さを乗り越えたら本当に笑える日が来るの?と問いかけている。 【雑踏に埋もれてく 叫び声がある 誰も信じられずに 言えないままで】 この歌は「本当に死にたいと言えない世の中でいいのか?」というのが一つのキーになっているのだけれど、それを1番より明確に著したつもりの歌詞。 【人それぞれと知りながら わからないの 苦しみはずっと前から 重ねられてく】 人それぞれ「みたいな」さ、耳触りのいい言葉はみんな言うよね。でも、いざ死にたいとか言ったら「本当に死にたい奴は〜」とか「構ってちゃんかよ」とか言うんだから、単に綺麗事言ってる人がほとんどだと思う。あと知らない人がほとんどだけど、苦しみって過去が積み重なってできることがある。それを現在の状況だけで判断して、「こんなことも耐えられないの?」と言ってることはないだろうか? 【流れ星が流れるのを 傷みたいと君が言う もしそれが本当なら 暗い記憶も輝いたりするかな】 流れ星って元々定位置で輝いてる星だよね。そうした流れ星=傷の元になる星たちがあることで夜空がこんなに綺麗に映るなら、夜空のように暗い記憶も輝けるかなっていう歌詞。 【流れ星が流れるのを 涙みたいと君が言う もしそれが本当なら 涙の先に願いは叶うの?】 1番の繰返しなので特に意味は変わらない。 【流れ星が流れたのは 昔のことと君は言った でも君が消えた空を 今のことのように 見つめる僕がいるよ】 2番Bメロの「苦しみはずっと前から重ねられてく」と同じようなこと。ずっと前に負った苦しみや悲しみを、何億光年も前に輝いて今はなき星もあるのに、今地球に届いてその輝きを見ることができる様を過去が未来に影響するという意味で書いた歌詞。 流れ星が流れたのは=傷を負ったのは昔のことだけど、 君が消えた空を今のことのように見つめる僕がいるよ=この歌の主人公にとって辛いことは君を失ったことだから、今でも君を失った瞬間を忘れられないよ、みたいな意味。 あと、ここだけ「君が言った」になってるのも、今まで現在を語ってるように書いてきたけど実は過去のことだったということを著したかった。それだけ苦しいことや悲しいことは簡単には忘れられないんだよって。 正直言って、「本当に死にたい奴は黙って死ぬ」とか「鬱や死にたいって言うのは甘え」とか言う奴が、この歌の主人公みたいにいつか後悔することになればいいのにと思ってる。そうやって突き放して、せっかくのサインを蔑ろにする結果になればいいのにっていう願望もこもってる歌。 理恵
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