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これは詩ではない、詞である。S
2018/11/11(Sun) 笑いそうになる話とか かけがえのない時間とか 何度も何度も振り返っては 思いを馳せる遠い日 今残ってるものはなんだろう 今残せるものはなんだろう 霞んでいく記憶に焦ってる 気がついたら泣いていた 迷いに迷って置いた筆も 言葉を失った唇の奥にも まだ光るものがあるなら どうか見てほしいから 止まった時計の時間を 焼き付いたまま消えないあの日の影を 忘れられた歌があるなら 変わらない願いを刻んでよ 無言の風が吹く中に その声を聴いてよ 目を細めて語る話とか 眉間に皺を寄せた表情とか 消えゆく記憶に取り戻せない それを感じていくのだろう うだるような暑い夏の陽も 繰り返す季節は同じようで違う きっと私もそのひとり すれ違う想いは 赤い川に埋もれたのか ポッカリと穴が開いたままの心を 忘れないでいてほしいよ 変わらない願いを刻んでよ 新たな生命が宿っても その声を繋いで 止まった時計の時間を 焼き付いたまま消えないあの日の影を 赤い川に埋もれた願いを 青い川に託して 忘れられた歌があるなら 変わらない願いを刻んでよ 無言の風は問いかける 今もきっとこれからも 不確かな答えをさがして 理恵
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