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理恵の日記

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詩人名 : 理恵
詩人ID : Sakura1ie

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これは詩ではない、詞である。27
2019/01/08(Tue)

懐かしい気持ちを抱きながら前にした
君はあの日みたいに笑って頷いた

落ちてく夕日が告げているの

これがさよならと知っていたから
その笑顔が滲んでかないよう
最後の姿目に焼き付けたくて
僕は涙をこらえていた

風が通り抜けたビルとビルの隙間も
いつもの帰り道交差点のメロディーも

すべてが二人の日々で満ちて

もっと前からこの結末を
知ってたなら今よりもずっと
この気持ちを綺麗な言葉にして
君に伝えられたのかな

ぐちゃぐちゃの心から
掬い上げたメッセージ
どれだけ伝わるの?
もっと話がしたい

いくつも会話は交わしたけど
言いたかったことは何一つ
伝えられていないと気づいたんだ
今さらだけど

これが最後と知っていたから
その言葉も姿も全部
この心のフィルムに焼き付けて
思い出になっていくんだ


不明 七花(ななか)

理恵

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